（6）商いの道、人間の美しさ　／第一部「産みの母」

商業指導家、岡田徹氏の言葉で

「商人の道、人間の美しさ」

というのがあります。とても好きな言葉です。

私の周りにも、その言葉を思い出させてくれる人がいます

『大東サンメイツ』

大東市民なら誰でも知っている商業ビル

JR住道駅を降りると真っ先に目に飛び込んでくる住道のシンボルです

しかし、現在は少し寂しい状況になってます

数年前にメインテナントのイズミヤが撤退し、現在は一階と二階の専門店街だけとなりました

その専門店街もシャッターを閉じているテナントも多く、残りはほぼ個人店が軒を連ねています

その大東サンメイツで40年以上前からブティック「羊屋」を営んでいるのが「ハツミさん」です

「大東サンメイツ」と「住道の商店街」

お互いに憂いているという共通点もあり、すぐに親しくなりました

ハツミさんの凄さは「地域のとって良いこと」には惜しみなく手を差し伸べる行動力

今や住道駅前デッキに欠かせなくなったイベント「だいとう夢の市」の立ち上げ時

インターネットラジオ局 だいとうFMの番組制作などなど

「地域にとって良いこと」と思ったら、見える事、見えない事、関係なく手伝ってくれます

私が思いつきで「あれやりたい」「これもやりたい」と言っても

「何でも手伝いますよ」

「とりあえずやってみたらどうです？」

と、どんなチャレンジでも応援してくれます

一方、私が弱きになったり、泣き言を言い出したら

「何ゆーてんねん」

「諦めるにはまだまだ早い」

「もうちょっと頑張りましょう」

「とにかく今辞めたらあかん」

いつでも、どんな時でも、サポートしてくれる有難い先輩

のちに私が「まちゼミ」に再チャレンジ出来たのは、まぎれもなく彼女の存在があったから

３年半に渡って7回も継続してきたイベント「大東ええトコ倶楽部」

まちゼミの本質も掴めないまま、ただの「お店の合同チラシ」に成り下がり、もはや集客イベントとしては「風前の灯」でした

そんな時、私の耳に思いがけないニュースが飛び込んできました

（つづく）