『世界に通じるリズム感をつける』
はい桐沢 暁です🤘
2020年、世界を襲ったパンデミックの始まる少し前から、ここロサンゼルスから日本に向け
『世界に通じるリズム感をつける』
とまあ、、、なんとも大きく振りかぶったリズムのオンラインレッスンをはじめました。
ここ半年くらいは長らく止まっていた演奏仕事も徐々に増え、加えて本気なリズム感の本
『僕らは本当にリズム感が悪いのか?』 発売日未定
この本にほぼ全ての時間を割いていましたが、やっと書き終わったためリズムのオンラインレッスンを再開します。
本当のリズムってなんだ?
僕は2018年からYouTubeで『本当のリズムってこうじゃね?』と自分の専門であるドラムセットを一切使わず、少し異色なリズムの発信を続けています。
そのおかげもあって現時点で約180名の方に受講していただいたのですが、内訳はドラマーではない方がほとんど。
ダンサー、ヴォーカリスト、ピアニスト、ギターリスト、ベーシスト、大学教授、はたまたIT会社の社長さんまで、なんともバラエティに富んでいますが、相手が誰であろうとレッスンの内容は全て同じです。
なぜドラマーの僕がこのようなことを出来るか?
それはリズムという共通言語を話しているからです。
最近ではボーカリストであるショコさんがレッスンの感想をツイートしてくださいました。
『アメリカの音楽教育には重大な欠陥がある』
僕はLAでプロとして活動するドラマーです。
アメリカ国内でのライブの回数は2000回を超え、いわゆる日本人が似つかわしくない場所や仕事をアメリカ人の中で多くこなしてきました。
アメリカでのプロドラマーとしてのキャリアは15年目に入り、お金持ちにはなっていませんが、昔のように『来た仕事は寝なくても行く』という場数をこなす事は極力抑え、仕事を選び『本当のリズムとは?』との自分の好奇心を追求する事を生活の軸にして生きています。
(この事は僕のYouTubeやTwitterでのオタク発信から皆さんご存知かと)
詳しい方が見れば目玉が飛び出るくらいバグった、僕の🇺🇸でのプロフィールがこちらにあります。
今では一流のアメリカ人ミュージシャンの中で楽しく(ココ重要)演奏していますが、2007年にアメリカの音楽学校を卒業した後は、
一体なにが『リズム感』で
なにが『テンポ』で
なにが『タイム』で
なにが『フィール』で
なにが『グルーヴ』
なのかが全くわからず、アメリカ人の中でチグハグな演奏を続け、苦しみました。
この時期を自分で『グルーヴ難民』と自分で名付けています。
その中で出会ったある大学教授の言葉
『アメリカの音楽教育には重大な欠陥がある』
この言葉に出会った時は、僕はもうアメリカの音楽教育を終えて4年も経っていました。
全財産と人生と賭けたアメリカ留学を根底から揺るがすこの言葉、僕は言葉にできないくらいの絶望にも似た衝撃を受けた事を覚えています。
しかしこの言葉こそが僕を『グルーヴ難民』から救い出し、今でもアメリカで日本人の僕がリズムを使いドラマーとして生きていける大きなきっかけとなった事は間違いありません。
僕のレッスンは全てこの経験から出来ている物で、「日本で言われている事と大きく違う」どころではなく『アメリカの音楽教育でも足らない』事に軸を置いています。
楽器からの切り口では真実に届かない
YouTube動画を見て頂いた方はもうとっくにご存知かもしれませんが、僕はドラマーのクセに一切リズムをドラムで説明していません。
理由は色々とあるのですが、1番の理由はこれまでリズムの話になるとドラマー中心の楽器から導き出された考えが多いのですが、そこでこんな疑問生まれます。
ドラマーが扱うリズムは歌のリズムとは違うのか?
歌とギターのリズムは違うのか?
楽器演奏とダンスのリズムは別々なのか?
ダンスのリズムがあるなら歩くには?
さらにさらに、、、、
リズムというとドラマーの専売特許と思われ、ドラマーがリズムをドラムセットで説明するものは日本に限らず世界にもありますが、
(これはおそらく楽器ごとに別のリズム理論が存在している)
リズムは決してドラマーだけが扱っているものではなく、音楽(以外ももちろん)に関係する人、全てに共通する言葉です。
ドラマーがドラムセットでリズムを説明、解析した理論は、果たしてバイオリニストに通じるのか?
楽器ごとに違う話があるのであれば、同じステージの上で全く違うリズムというものを扱っているのか?
さらに言うと、同じリズムを共有するダンサーにはドラムセットや楽器の演奏方法から導き出したリズム理論が同じように当てはまるのか?
少なくとも
歌う
踊る
演奏する
これらのリズムは共通言語のはず。
リズムを説明できる!と言うのであれば、最低でもリズムという言葉を上にあげた、ピアノ、ギター、ドラムなどの楽器演奏、歌、ダンスに共通して通じる言葉、共通言語と理解し全員に通じる言葉で説明しなくてはいけません。
残念ながら現状では、そうは簡単にいかないでしょう。
DWニコルズというメジャーバンドのギターリスト、鈴木健太さんがこのようなツイートをしてくれました。
曖昧なリズム感の定義
『リズム感』という言葉は時には暴力的に使われる事もあります。
レッスンの中で僕が毎回尋ねること。
『あなたのリズム感が良いという定義はなんですか?』
これには、さまざまな答えが返ってきます。
例えば
歌に寄り添える
自然に流れに乗れる
周りと合わせられる
言葉は違いますが、最終的には次のようなことが皆さんのリズム感の良い定義となります。
テンポが速くならない
テンポが遅くならない
メトロノーム・クリックとピタリと合う
どれも間違っているとは思いません。
しかし皆さんが挙げてくれた答えは、おそらくそのまま皆さんのリズムへの悩みであることは間違いないでしょう。
しかしリズムに関わる人が全員同じ『リズム感』という認識を持っているとは言いづらく、
残念ながら『リズム感』には良い悪いを明確に定義するものがないのにもかかわらず、『リズム感』という言葉を使い、悩み、時には人を傷つけています。
今まで何回『お前はリズム感が悪いなぁ』と無責任に言われてきたのでしょうか?
明確な定義もなく一方的に断定する。
その言葉を発した人と、受け取った側のリズム感の認識すら同じである可能性は低いはずなのに、言われた側には多くの心理的ダメージを与えます。
リズム感というあまりにも曖昧なものにもかかわらず、ダメージはでかい。
ここからリズム感の定義も見定めないまま自称『リズム感が悪い』人が生まれます。
果たしてこれはあるべき姿なのか?
リズム感を良くしたかったら
こんなハウツー本のような言葉で気が進まないのですが、この答えは
『リズムに興味を持つ』
これに尽きると思います。 まずリズム感という言葉に含まれる『リズム』とは一体なんなんだ?
ここに立つ事が全てを変えると言っても過言ではありません。
プロの打楽器奏者でもある松尾さんがこんなツイートをしてくれました。
これまでのリズム話に疑問を持つ
僕のレッスンは決して相手のレベルに合わせ進んで行くものではありません。全ての方に同じ事を同じ流れでお伝えしています。
プロであろうが、アマチュアであろうが、ベーシスト、シンガー、ドラマー、男性であろうが、お子さんを持つお母さん、、、etc だろうが
プロの方もアマチュアの方にも全て同じレッスンをしています
プロのベーシストとして活動する絲井さんがレッスン直後にこんなツイートをしてくれました
僕のレッスンは決して相手のレベルに合わせ進んで行くものではありません。全ての方に同じ事を同じ流れでお伝えしています。
一方エンジニアでアマチュアドラマーとして活動していらっしゃるTom-hatさんは
強調しておきたいのは、プロの方でもフォーカスしてこなかった事があると言う事です。それは楽器のレベルにあまり関係ありません。
僕らが『もう知っている』の中に見直すべき所があり、それが『アメリカの音楽教育には重大な欠陥がある』なんです。
絲井さんのツイートにもありますが、『30歳で知れて良かった』と
これは僕も全く同じ事を思います。もし2007年に学校を出た直後に日本に帰国していたら、アメリカで苦しむ事もなく『アメリカの音楽教育には重大な欠陥がある』にも出会う事は出来なかったでしょう。
この「アメリカ音楽教育でも届かない所」これがレッスンのキモです。
レッスンの流れ
レッスンを3段階に分け順を追って進めていきます。
1 今のご自身のリズム感は?
2 アメリカでのリズム感とは?
3 どうやってリズム感と向き合うか?
レッスンの3段階目 ではどうやってリズム感と向き合うか?
ここではお互いに意見を出し合います。
この時はお互いに「リズム感とは?』が前の2段階を経てじっくり話し合っているため、何が大事かが分かっています。
では「リズム感」を鍛えるのは?
これには一つの答えしかない!などではなく、その『リズム感』というものにどう切り込んで行くかをデスカッションします!
時には僕の方が生徒の方からアイデアをいただきYouTubeの台本に使わせて頂く事もあります(笑)
ここでレッスンの全てが繋がり鳥肌が立つ事もしばしば
興味を引き出し、それを自信で支えて行く
教える立場に身を置くと、どうしても自分の方が物を知っている!というスタンスになりがちですが、生徒は教える立場である僕らの知らない事もたくさん知っているのです。
生徒は教える立場が思うより、多くの経験と疑問とも言えない『もやっ』とした物を持っています。
それらとレッスンの内容がリンクするポイントを見つけ、疑問を興味に変え、さらに具現化していく。
人は何かが繋がった! とのアハ体験をすることによって脳が爽快になり、物事への理解が格段に進みます。
興味から生まれる好奇心は人間を動かす感情でもっとも強い物です。
従来のダメな所を指摘するのではなく、良いところを伸ばす事で結果的に問題が解決する。
『生徒の可能性を引き出すには?』にトコトン重きを置く
これが僕のレッスンの目的です。
なぜならば生徒はレッスンを受けた後で「伸びる」か「伸びないか」が決まるのです。
こちらは歌う美容師、ふくはらさんの感想です。
レッスンに興味を持っていただいた方へ
僕はアメリカ・ロサンゼルスにいますので時差の関係と演奏仕事との折り合いのため、日本時間の平日12時、13時のスタートのみになります。
お互いの都合が良い時間を合わせましょう。
ご用意して頂くもの
・スマートフォンやipadなど2台
ご自身を撮影して頂くので、会話用とは別に一台あるとスムーズです。
・アプリ Skype・Zoom Cloud Meetingか iPhoneのFaceTime
事前にどれかをダウンロードして下さい
・譜面
事前に一枚簡単な譜面を送ります。PDFですのでプリントアウトして頂けるとスムーズです。
レッスン料
1回目 4分音符 リズムの生まれた姿 120分
2回目 身体とリズムをつなげる 120分
計2回で2万円となっています。(1回目と2回目は1ヶ月あけます)
事前に銀行振込をお願いします(振込手数料は御負担ください、高校生までの方は学割を考えています。)
レッスンご希望の方はツイッターからメッセージ
もしくは
satoshi.africa@gmail.com
まで『レッスン希望』と連絡をください!
それでは楽器を使わない『世界に通じるリズム感をつける』レッスンで
みなさんとお話しできることを楽しみにしています!
桐沢でした!