野球連載 2 「2番打者最強論」

こんにちは!satoshiです🐿

本日は野球連載の第2回目です。よろしくおねがいします☺️

前回は本当に基礎の思考について触れました。

得点を増やし、失点を減らす。

この原則にのっとって「戦術」があるという考えでした。

今回は予告通り、「戦術」の中でも「2番打者最強論」というものにフォーカスしていきます👓

〇2番打者最強論の前提と狙い

「2番打者最強論」は打順に関連する戦術ですので「得点を増やす」ことが目的にされた戦術であるというのは言うまでもありません!

ですが、この戦術はそもそも「MLBからの輸入品」であるということが非常に重要です。MLBでの需要にあわせて編み出された戦術ということになります。

どういった需要かと言うと、、、

長いペナントレースで良い打者に多く打席に立たせ、シーズン通しての得点数が向上させる。

という、100何十試合を戦って、勝率云々で順位を決めるペナントレースという前提があっての狙いです。「シーズンのチーム得点数が向上した」≒「1試合平均の得点期待値が向上しているはずだ」≒「勝率も向上しているはずだ」という論理です。つまり、週末に1試合の草野球、トーナメント1発勝負の高校野球とはわけが違うのです。

また、「なぜ1番ではないのか」という問いに対しては

・初回の先頭打者の場合は確実に、また下位から帰ってきたときなど、走者がいる場面での打席数が他の打順に比べて少ないことが予測される。

だから2番なんですね。「2番じゃだめなんですか」じゃなく、「2番じゃなきゃダメ」なんです。(鼻で笑ってください)

〇アマチュア野球での実際

さて、この戦術が、野球競技人口の大多数を占めるアマチュアの一般人の皆さんにとってはどのような意味を持つものでしょう???

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「猫に小判」と言わざるを得ないでしょう🐈

例えば中学生。1学年10人程度のチームとします。いわゆる「エースで4番」タイプの何でもできるスター選手がいて、他は打率2割に満たない選手がほとんどという、よく見る一般的なチーム構成です。

この時、「2番打者最強論」に則って、エースで4番君を2番に、次に長打力のある選手(2割そこそこ)を4番に置いたとします。さて、初回の攻撃はどうなるでしょう。

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1番の子が出塁しなければ、2番徹底マークor勝負回避、3番併殺(よくて凡打とします)、4番に回っても打率2割では得点期待値は打率+相手のミス程度と極めて低くなります。少なくとも1点は取らなければ勝てないのにこれではあんまりです。

ソフトバンクのような打力があるチームのようにはいきません🦅

要は、「2番打者最強論」の前提にある「ペナントレース」ではないということと、しいて言うならば良い打者の前に「走者がいる」状況、この二つを作り出せていないため、この打順はうまく機能しないのです😭

特に初見短期決戦のトーナメントが多い学生野球では目の前の勝利が何よりも価値があるので、「何十試合を通して・・・」などと言っている余裕はないので「2番打者最強論」を採用する理由は何処にもありません

では先ほどの中学校のチームではどうするべきだったのか🤔

ひとつはエースで4番君を1番に置く方法(攻撃時の疲労が投球に影響する可能性を排除する)。

理想は1番ツーベース(単打四球で出塁後盗塁)、2番バントや進塁打で1アウト3塁、3番でスクイズ、エンドラン(或いはタッチアップも?)でヒットでなくても1点をもぎ取る。

このようなモデルもあります、僕が所属していた大学軟式野球リーグではこのような「1番最強論」が主流でした。

まあ、なかなかうまくいかないんですけどね🙄

とは言え、はまれば確実に1点入るという形があるだけでチームの方向も定まりますし、何をすればいいか認識のズレが起きなくなるので、そういった意図で打順を組んでいるんだよ、とチームで共有することは非常に大きな意味があると僕は考えます。

また、高校野球や大学野球、社会人野球、草野球など、取り巻く環境によって打順の設定の仕方は様々でしょう。

高校野球では選手の長所を生かした役割も中学の頃より明確になってきますし、総じて打者有利だと思うので(これもいつか書こうかな?)オプションは増えます。

まあ言ってしまえば所属する枠組みの環境・レベルとチーム状況による!

という一言ですね😏

雑で申し訳ありません😁

〇次回予告

上ではあえて「送りバントや進塁打」「スクイズやエンドラン」と表記しましたが・・・

バント不要論」について考えていきたいと思います!

いかがでしたか?

もちろん反論はあるでしょうからコメント下されば幸いです。

ではまた来週!

#4 20.11.26

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