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【韓国家探し】家探しエージェントを通してソウルのワンルームを契約する方法

語学堂への入学申請などが落ち着くと、次に留学中に住む家探しを始める方も多いと思います。日本ではない海外での家探し、海外での生活が初めての方は不安なことも多いのではないでしょうか?このnoteでは、これから留学中に住む家を探す方に向けて“エージェントを通した家探し”の流れ・方法を中心にお伝えしています。私が入居するまでの実際の流れを掲載していますので、留学準備を進める際に何か少しでもお役に立てれば幸いです(^^)

💁‍♀️こんな方におすすめ

  • エージェントを通した家探しを検討している方

  • 家探しから入居までの流れを知りたい方

  • 家探しにかかる費用を知りたい方

  • 家探しの内見時に見ておくと良いポイントを知りたい方

💡このnoteでわかること 

  • エージェントへの依頼から入居までの流れ

  • エージェントへ依頼した場合の発生費用

  • 実際にどれくらい前から家探し(ワンルーム)を始めたのか

  • 家探しで使える韓国のアプリ情報

  • 内見をするときに見ておくと良いおすすめポイント

  • エージェントを通して気付いたこと

⚠️家探しで利用したエージェントは『ソウル部屋ナビ』さんです。本記事では“エージェント”という表記をしています。私は“留学エージェント”を通して入学申請などを行いましたが、本記事の“エージェント”とは別会社となります。


家タイプと保証金の簡単紹介

留学生が留学中の滞在先を探すとき、韓国の場合大きく下記五つのパターンに分かれると思っています。その他の住居形態もありますが、今回は留学生視点でピックアップしてみました!

  1. コシウォン・コシテル(ワンルームテル)

  2. ワンルーム

  3. オフィステル

  4. シェアハウス

  5. 学校の寮

それぞれの部屋の特徴についてサクッと簡単にご紹介します。

家タイプや保証金についてご存知の方は次の項目へ!
※以下エージェントに聞いた話や現地に住んだ経験のある方の情報をもとにした文章がございます。

1.コシウォン・コシテル

韓国語表記は「고시원」漢字表記は「考試院」で、元々は試験を控える人が勉強に集中するための部屋でした。部屋には必要最低限の家具(・家電)が揃えつけられています。契約期間が短期でも良い物件が多く、1年未満の留学をお考えの方はマッチ度が高いです。コシウォンに似た「고시텔(コシテル)」という形態もあり、お部屋には家具家電に加えてシャワー・トイレが備え付けられています。個人スペースはコンパクトな造りで、窓の無い部屋もあり、一般的に洗濯機やキッチンなどは他住人の方と共同利用です。※全て部屋に備わった物件もあります

2.ワンルーム

日本のワンルームと似たようなお部屋です。必要最低限の家具家電が備わっている物件が多い点は、家具家電がほぼ無い日本のワンルームと異なります。物件によって備え付けの家具家電の種類が異なるのでご注意ください。ワンルームは基本1年契約から入居が可能で、入居時に建物のオーナーに預ける“保証金”が家賃とは別に必要になります。退去時にクリーニング費用を除いて戻ってきますが、家探し中は500万ウォン以上のお金が必要になる物件を多く目にしました。基本的に日本のような備え付けの湯船はありません。

3.オフィステル

オフィスとホテルを掛け合わせた言葉で、商業施設やオフィスなどが入った複合的な建物の中にある住居です。部屋の広さは物件により様々ですが、内装や設備はワンルームと比べると新しい物件が多くあります。ワンルームが駅や大通りから離れた場所にもあるのに対し、オフィステルは駅近くや大通り沿いの物件が多く掲載されていました。
ワンルームと比較すると建物自体が大きく共有スペースも広いので、家賃とは別に支払う管理費が高く設定されており、入居時に必要な保証金や月々の家賃も高い物件が多いです。

4.シェアハウス

基本的にはシャワーやキッチンなどを同じシェアハウスのメンバーで共同利用して生活するようです。家探し中は元々男女別となっている物件を目にしました。シェアハウスの入居可能人数も幅広く、数人の物件から何十人も入居者のいる物件まで様々でした。ワンルームやオフィステルと比較すると、保証金は安く設定されています。

5.学校の寮

語学堂のある大学によって、敷地内にある大学もあれば、語学堂から徒歩で20分以上離れた場所にある大学もあります。延世大学語学堂の寮は、語学堂の建物のすぐ隣に寮があります。寮はシェアハウスの大きい版なので共同生活が好きな方や、二人部屋の場合でも問題なく生活できる方は暮らしやすいと思います!学校によっては、入寮申込が先着順で倍率が高く、即時入寮が難しくキャンセル待ちになる場合もあれば、留学エージェントを通せば優先的に入寮できる学校もあります。

部屋の設備、竣工年、保証金、家賃など自分の優先順位を考えながらお部屋を探してみてください!

保証金(보증금)とは

入居時に建物のオーナーに対して預けるお金を指します。何事もなければ退去時にクリーニング費用を除いたほとんどのお金は手元に戻ります。


家探しの方法とメリット・デメリット


韓国で家を探す時によく紹介されていて、私も実際に使用したアプリは四つあります。

  1. 직방

  2. 고방

  3. 다방

  4. 피터팬의 좋은 방 구하기

私は主にワンルーム・シェアハウス・コシウォンを探していて、アプリの使いやすさから、직방と고방をメインで使っていました!
🚨アプリ内には釣り物件もあるのでご注意ください🚨

アプリで住みたい地域や沿線、家の種類など大枠を決めた後、実際にどのように契約まで持っていけば良いのでしょうか?次に留学・海外生活初心者にとってのメリット・デメリットと合わせて記載しています!

①日本のエージェントを通して探す

韓国の部屋探しをサポートしてくれるエージェントが複数あります。家を探す前に韓国にはどんな種類の家があるのか、それぞれの特徴を詳しく教えてくれるところから、オンラインで対応してくれるので、留学初心者でも安心です!私はこの方法で家を決めました(^^)

〜メリット〜

  • 入国前に留学中の家が決まるため安心して出国できる

  • 終始日本語で対応してもらえるので、韓国語ができなくても大丈夫

  • LINEでのやり取りで連絡が簡単(レスポンスも早い)

  • 代わりに現地に行ってもらいオンライン内見が可能

  • エージェントのサイトでも物件が紹介されている

〜デメリット〜

  • 不動産仲介料とは別にエージェントのコンサルティング費用がかかる

②現地不動産に直接問い合わせる(現地で探す)

実際に現地の不動産の方と直接連絡を取って滞在先を決めます。この場合は韓国語でのやりとりが必須となります。
(韓国語ができない方も現地に協力してもらえる知り合いがいらっしゃれば、この方法を取ることができますね!) 実際にSNS上では語学堂が開講する少し前に入国して現地で家探しをしている方もいらっしゃいました。

※日本にいながらでも現地で協力してくれる人がいれば不動産と直接連絡をとり契約することができますが、ここでは直接現地に行く場合を想定しています。

〜メリット〜

  • オンライン内見では確認が難しい家の細部まで見ることができる

  • 家の周りの環境を見ることができる

  • エージェント利用時に発生するコンサルティング料が不要

〜デメリット〜

  • 希望条件を伝えたり賃貸契約を結ぶまで韓国語で行う必要がある(翻訳アプリもありますが不動産登記簿の確認など韓国語での会話・書類確認に慣れている方におすすめです)


家探しから入居までの流れ

私はシェアハウスやコシテルなど悩んだ末に、ワンルームへの入居を決めました!家探しから契約まで時系列で並べています(^^)

STEP1:エージェントと面談

🗓️私の場合:11月下旬頃(渡韓3ヶ月前)

一度9月頃に面談をしていただいたのですが、行きたい語学堂が変わったため再度11月下旬頃に30分程度の電話面談をしてもらいました。面談は無料でエージェントのコンサルティング費用が発生するのは実際に物件を予約する段階までありません。

💴エージェントのコンサルティング費用(物件予約時に支払い)
※2024年3月時点

  • コシウォン・シェアハウス・下宿の場合…30,000円(+税)

  • ワンルーム・オフィステル・アパートの場合…家賃1ヶ月分(+税)

面談で話した内容

  • 留学の期間(入居希望日)

  • 住みたい場所のエリア(学校の近くとか沿線とか〇〇に近いとかなんでもOK)

  • 韓国の家の種類

  • 地域別の家賃相場

  • 予算

  • 譲れないポイント

  • 内見方法

  • エージェントがすぐに紹介できる部屋について

  • 入居希望者(自分)の希望深掘り

まだ希望条件が固まっていない段階でも大丈夫です!面談担当の方が丁寧に聞き取りをしてくれますし、LINEでやり取りをするので簡単です。エージェントとの面談で自分が何を決めなければいけないのかわかりました!

STEP2:アプリを使って物件を見始める

🗓️私の場合:11月下旬頃(渡韓3ヶ月前)

エージェントと電話面談をしてから家探しアプリを使って希望エリアの物件を見始めます。毎日ではありませんが暇な時に、どんな家がどのくらいの値段で掲載されているのかを確認し、自分の中の予算を決めたり住みたいエリアを決めたり、希望項目を詰めていきました。エージェントの公式サイトにも物件が紹介されていたので参考にしていました。

(ワンルームを探したいなら직방、コシウォンやシェアハウスを探したいなら고방という形で分けて探しました!)

STEP3:エージェントへ物件の空き状況確認をしはじめる

🗓️私の場合:12月上旬頃(渡韓3ヶ月〜2ヶ月半前)

自分の希望詳細を決めてエージェントに連絡をします。
エージェントが推奨していた家探しスケジュールは以下になります。

家を探し始めるタイミング
ワンルーム:1〜2ヶ月前
コシウォン・シャアハウス:1週間前〜2週間前

上記スケジュールからすると、私が空き状況を確認しはじめたタイミングは早いです。家探しのアプリでも1月末か2月初旬から入居可能な物件が出始めた頃で、私の入国予定日よりは前でした。

でも、ソウル市の春学期は家探し争奪戦と聞いていたので「できれば年内に決めたい」と思っていました。
自分の住みたい物件の現入居者の退去時期と自分の入居希望時期があえば賃貸契約できます。推奨されているスケジュールより少し早くても、気になる物件があれば一度聞いてみてください!早めに動くのが吉です!

(この段階でもまだワンルーム1本に絞っていませんでした!シェアハウス等の空き状況を聞きましたが、入居希望日の1ヶ月前(1月下旬)になったら確認可能だったので、「それならワンルーム1本に絞って年内に決めよう」と思うようになりました。)

👍いいねポイント👍
11月の面談からわからないことがあるたびに、LINEでエージェントの担当者に質問をしていました。返信は営業時間内であればその日のうちにすぐ返信が来ることがほとんどです。(営業時間ギリギリだと翌営業日の場合もあります)疑問点をすぐに解消してもらえたので安心でした。

STEP4:身分証明書の登録をする

🗓️私の場合:12月中旬頃(渡韓2ヶ月半前)

家の空き状況を確認してもらう作業と並行して、自分の身分証明書の登録を行いました。
エージェントを通して家を契約する時、エージェントが賃貸人に居住予定者の申告を行う必要があるため、事前に自分の身分証明書登録を行う必要があります。パスポート情報の登録で、LINEで連絡をもらい簡単に登録できます。

(ここで事前に情報登録をしないと良い物件に出会い契約したい時に時間がかかってしまいます。)

STEP5:物件のオンライン内見依頼

🗓️私の場合:12月27日(渡韓2ヶ月前)

12月下旬になると2月中旬から入居できる物件が少しずつ出てきました。この頃には自分の希望条件が決まっていたので、家探しアプリで条件を絞って検索し、希望に近い物件を見つけたのでオンライン内見依頼をしました。

オンライン内見方法

  • 実際にリアルタイムで通話をしながら物件の中をみせてもらえる

  • エージェントが動画で撮影したものをLINEで送ってもらう

(私はどうしても仕事が抜けられそうになかったので、動画を送ってもらうことにしました。事前に気になる部分を伝えれば撮影してもらえます。)

⚠️
お仕事中の方は特に業務時間に抜けられない場合もあると思います。内見は1つの物件だけだと30分程度と言われていますが物件数が増えるとさらに時間がかかります。さらに内見後にすぐ契約をしたい場合は、エージェントとのLINEのやりとりに時間がかかるのでご注意ください。

📝
実は、オンライン内見は12月29日に決まっていたのですが、27日のうちに内見希望の物件の入居者が決まってしまいました…。なので別の候補物件の内見依頼をして、スケジュールを調整して28日にオンライン内見となりました。

STEP6:物件のオンライン内見当日

🗓️私の場合:12月28日(渡韓2ヶ月前)

🚨
他の人に契約されるのが不安で、内見前に契約したくなる気持ちわかります!(私がそう)でも内見は本当にしたほうが良いです!

内見当日の流れ
14時:エージェントから動画が送られる→確認
15時:入居日の交渉を代わりにしてもらう・支払い方法や流れを説明してもらう
15時半:請求書送られる→ネットで送金(反映が早いのでおすすめです)
16時:予約金の入金が確認でき部屋の仮契約完了
※請求金額=保証金の10%(予約金)+エージェントコンサルティング費用

お金のやりとりが発生したのはこの日が初めてです。入居希望の物件を予約することが確定するまで、エージェントに対するコンサルティング費用は発生していません。

⚠️
もし予約した後にキャンセルをする場合は、予約金(保証金の10%)とエージェントコンサルティング費用の半額(税抜)は戻ってきません。予約時はご注意ください。

オンライン内見時に確認した・すればよかったと思うこと

  1. 日当たり

  2. 物件の中の匂い(室内タバコNGですが念のため他の匂いなど)

  3. 風通しのよさ

  4. 家具がどこまでオプションか(アプリ記載内容と異なる場合があります)

  5. 玄関周りの広さ

  6. 壁紙が大きく剥がれてないか、剥がれていたら入居までになんとかしてもらえるか

  7. 部屋以外の共用部の様子

  8. 部屋とは別に建物の入り口に鍵があるか

  9. エアコンが外と繋がっているところの壁の処理

  10. コンセントの場所

  11. 部屋の収納力

  12. シャワーやキッチンの水圧

⚠️
語学堂の卒業時期を事前に確認して退去日を決めましょう。ワンルームの場合基本入居日から1年契約なので語学堂の卒業より早い退去とならないように注意してください。私はオーナーさんに交渉し、語学堂卒業から引っ越し期間をしっかり確保できるように退去日を設定してもらいました。

🚨
内見してすぐに支払わなきゃ!と焦る気持ちはとってもわかりますが、後で後悔しないために一つ一つ疑問点は潰していき納得のいった時点で契約するのが良いです!

STEP7:保証金残金と初月家賃の支払い→本契約完了

🗓️私の場合:2月中旬頃(留学1〜2週間前)

入居日の1週間前に保証金残金と初月の家賃を支払います。
エージェントから振り込み依頼の連絡が来るので指定の方法で振り込みとなります。
外貨で送金することもできますし、日本円でエージェントに振り込むこともできます。日本円の場合は、その時の為替レートにより金額が前後しますのでご注意ください。

STEP8:入居日当日

入居日当日は入居物件でエージェントの方と待ち合わせです。
物件到着後、設備や建物のルールなどたくさん説明していただきました!韓国生活のアドバイスも聞けて、これから1年間もサポートしてくださるとのことだったので、とても安心しました😭

📝
入居日前に、入居日から電気ガス水道は問題なく使えるか念のため確認しました!(問題なく使えるとのこと)


賃貸契約までにかかった費用

賃貸契約までにかかった費用

  • エージェントコンサルティング費用:家賃1ヶ月分

  • 保証金

  • 1ヶ月分の家賃と管理費

⚠️
エージェントコンサルティング費用の中に、不動産へ支払う仲介手数料が含まれています。私が契約したワンルーム物件の場合、最大でも30万ウォンまでしか不動産は仲介手数料を請求できません(韓国の法律で決まっています)。不動産の仲介手数料を差し引くと、エージェントのコンサルティング費用は25万〜30万ウォン程度になると思います。

〜エージェントが必要かな?と迷ったら〜

  • LINEでいつでも対応してもらえる

  • 全て日本語対応

  • オンライン内見対応

  • オーナーとの代理交渉

  • 契約書の代理確認と契約

  • 海外口座への代理送金

  • 留学中もサポートしてもらえる

上記を考えると、海外生活初めての私は「コンサルティング費用むしろ安い方では?」と思いました。入居までではなく退去日までサポートしてもらえるのが良いなと感じます。


エージェント利用の際は事前にしっかり確認しよう

エージェントを利用する際に、私が疑問に思ったことは以下の二つです。事前に把握しておくと安心です!

Q:賃貸借契約書は誰がサインするの?
A:エージェントが仮契約の段階で代わりに内容を確認し、不自然な点などが無く条件に相違なければ契約書に代理でサインをします。そのため保証金を払ってから契約書の内容が書き換えられる等はありません。契約書を確認したかったのでエージェントに連絡しデータを送ってもらいました。

Q:エージェントとは何か契約書を交わすことがあるの?
A:入居日の立ち会いまでありません。入居日にエージェントとの同意書を作成するまでは別途サインが必要な場面はありませんでした。

家を契約するまでは、不安なことが多く焦ってしまうこともあるかもしれません。内見時も気になることは全て確認し、契約時の条件も焦らずしっかり確認し、大きなお金を振り込む際は振込先をもう一度確認して、一つ一つ確実に進めていきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました!
読んでくださった方にとって何か役に立っていれば幸いです。
ではまた次の記事でお会いしましょう!

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