絵柄が決まらない人に伝えたい記事

今から、人生における最も重要な難題を投げかけます。
絵柄を決めるのって鬼ヤバ難しくないですか?

この世はでっかい宝島なので、少しネットを見れば魅力的なイラストがゴロゴロ、描きたいものば〜っかり。
これが自分の持ち味かな?というものがぼんやりと見つかっても、バズってるイラストを見るとついついマネしてみたくなったり…。

たぶんこの歳になってまだ絵柄決まってないの私だけだと思うんですけど、もし、万が一同じように悩んでる方がいたら少しでも道標になればな〜と思いこの記事を書いています。


そもそも絵柄って決めなきゃダメ?

そもそも絵柄って一つに決めてしまわなければいけないものなのでしょうか。

結論から言うと、

決めなくてもいい!

です。
やったね!

ですが、実はこれは私が導き出した訳ではなく
完全に受け売りです。
私はこのことについて悩みに悩んだ結果、自分で答えを出すことができず、尊敬する先生に相談をしたことがあるのです。

その際先生はきっぱり、「絞らなくていい!」とおっしゃいました。

理由としては、
①武器が幾つもあるということなので無理にひとつに絞ることはない
②ひとつの絵柄で勝負して、もしブームが去った時
他にも絵柄があると強い

とのことでした。

この解答をもらえた時、私は背中を押されたような気持ちになりました。
絵柄が決まらないのって、ダメなことじゃないんだ…!と許されたような感じがしたのです。

じゃあもう絵柄決めなくていいじゃん!この記事終わり!

…とは行かないんです。(まだ帰らないでね)



当時は、それじゃあ胸を張っていろんな絵柄で描くぞ!と意気込んでいましたが、すぐ次の問題に直面しました。

色々な絵柄を片っ端から描きたいように描いていた結果、何が「自分の絵」なのかがわからなくなってしまったのです。

今ならわかりますが、私は先生の言葉を履き違えていたのです。

「武器が複数ある」のと、「なんでもかんでも描く」は違いますよね。

そりゃそうだ…。

2、3個の武器を磨いて使いこなすのと、
拘りもなくあれもこれも描くのでは全く意味が違います。
私はそれを履き違えたまま突っ走り、結果かなり迷走してしまいました。

ギャルゲで全ヒロインにいい顔してたら結果全員にフラれるみたいな感じです。多分。

そして、これも少し考えればわかることですが、すごく魅力的な絵柄を磨き続けた人の作品に対抗するには、た〜くさんある絵柄の一つでは叶わないのです。

私がカイリキーだったら腕が人の倍あるのでいけるかもですが、残念ながら私の腕は2本。精度を上げられる画風の数には限界があります。

このことから、私が先生の言葉も踏まえつつ
自分で導き出した答えは…

絵柄は「無理して一つに絞らなくてもいい」
ただし、

「使いこなせる数には絞るべき」

ということです!


(自分が満足するためだけの落書きであれば、もちろん自由に描いていいと思います!



絵柄を決めよう!

こんな長々と偉そうな記事を書いておきながら、
実はなんと!私は未だに絵柄を決めかねています。
ですが、あと少しのところまで来ています。

同じく絵柄に悩める子羊たちのために、
ここまで絞る基準にした事柄を、簡単に書いていきます。
私(猿)でもわかるように書いているだけで、皆さんを馬鹿にしているわけではないので悪しからず…。

①売り方

自分が目指す方針を見つめ直そう!
・作家として絵自体を買ってもらいたい
→個性を出す!
・イラストレーターとして誰かに使ってもらいたい
→使いやすい絵柄に

②誰に見てほしいか

見てほしいターゲットを考えよう!
(例)若い女性→かわいい、ポップ、おしゃれなど

③どのように感じてほしいか

自分の絵を見てどうなってもらいたいかを考えよう!
(例)癒されてほしい→激しい色使いは避ける

以上のことを考えながら絵柄を探っています。

そして気をつけていることは、

モチーフに頼らないこと!

これも受け売りですが…。
モチーフの魅力は絵柄の魅力とは少し違いますよね。何を描いてもその人の絵になる、というのが理想です。


おわりに

ここまで書いといてなんだという感じですが、
絵柄が完全に決まる事ってないと思っています。きっと大体の方向性が決まっても、この先も試行錯誤を続けてよりよいイラストを模索していくんだと思います。

絵を描いているとこういったこと以外にも悩みは尽きません。ですが、裏でたくさん試行錯誤して、考え抜かれたものこそ、素敵な作品になると思います。

最後に、迷走しまくった私の絵柄遍歴を添付しますので、見て笑ってください。

ポップアートみたいなのに憧れてた


良く仕事来るのはこの絵柄
現在


一緒にお絵描き頑張りましょう!


※この記事はあくまで私の経験に基づいて書いたものですので深く捉えずに読んでください。
同じことで悩んでる人のちょっとした足がかりになればなと思います。

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