次世代Nintendo SwitchのSSDについて考察する

次世代Nintendo SwitchのSSDとそれと伴うローディングの高速化について考察します。
これについては・・・非常に、非常に予測が難しいです。正直前に記事にした値段以上に難しいと感じます。
(おかしいな、ゲームハードの予測では値段が一番難しいはずなんですが・・・)

一体何故難しいのか

一体何故難しいかと申しますと、値段とマーケティングと利便性、これら三つの要素が複雑に絡んでくるからです。

まず、PS5とXBOXはカスタムSSDを搭載、ローディングの速さをアピールしました。しかし、現状このカスタムSSDを搭載したローディングの高速化戦略はPS5もXBOXも残念ながら事実上大失敗に終わっている。

申し訳ないですがPS5の売れ行きの酷さは多くの方が御存知の通り、XBOXも日本はおろか海外でもPS5と同じぐらい全く人気が出ていない状況です。

更には一つ一つのゲームの容量が100GBを超えるのが普通になってしまい、両方とも1TBほどのサイズがありながらSSDの容量の少なさで叩かれる羽目になってしまっています。(特に512GBしかないXBOX Series S)。

これはゲーム業界において非常に衝撃的な事実ではないでしょうか?
何しろ、ローディング時間の高速化は任天堂も率先して進めていました。
つまり、極論ですがローディング時間を高速化すれば売れる、というのが一種の定説だったのです。その戦略が全く通用しなくなった。

更に言うと果たして「ゲームの容量が100GBを超えるのを許す環境」は正しいのでしょうか?何しろそれだけあるとネットからダウンロードする時間はかかるし、インストールする時間もかかるし、ユーザーにとって不便極まりません。これはゲーム会社にとって一種の甘えであり、任天堂はそれを許すべきなのかどうか?何とか「これ以上容量を使ってはならない」と規制をかけるべきではないか?(しかし今のスイッチでも事実上の容量の規制があり、桜井政博氏がそのせいで音楽を詰め込むことに苦労していたと語っていたのも事実です。)

つまり、ローディングを高速化するカスタムSSDを搭載することは100GBを越える容量を許してしまい、コストが高くつくだけでユーザーは利便性を事実上全く感じられず、売り上げに一切貢献しない悪手中の悪手になりかねないのです。(他のハードとアピールポイントが被るので猶更。)

しかし、SSDがあればローディング速度をある程度維持しつつ、ゲームの容量を低くすることが可能ではあるのも事実でしょう。だがPS5とXBOXで100GB越えが目立つ現状、SSD搭載でそれがどれだけできるのか疑問があります。

更に言うとSSDと同じぐらい高速のMicroSDも徐々に実用化されており、果たしてわざわざPS5とXBOXと同じぐらいの速度のSSDを積む必要があるかどうか・・・。

うーん、今のNintendo Switchと同じくゲーム一個分ができるとして128GBから256GBでローディング時間を今と同じかそれ以上に長くなり、足りない部分はNintendo Switchと同じくMicroSDで補う、と予想を建てておきます。
さて、当たるかどうか。

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