次世代Nintendo Switchはどれぐらいの性能になるのかを考える

始めに

次世代Nintendo Switchについて、どれぐらいの性能になるか考えてみます。

結論から言いますと「SSDとCPUの性能は低いが、GPUとメモリ容量についてはXbox Series Sを超える可能性はそれなりに高い」です。

なお、すでにスイッチのGPUやCPUのアーキテクチャはすでに情報が洩れていると言われていますが、そんなものは一切無視するとします。


1.すでに次世代Nintendo Switchに使われると思われるアーキテクチャは公開されている

さて、この記事で述べたようにすでに次世代Nintendo Switchに使われると思われるアーキテクチャである次世代版Tegraはすでに公開されています。

今のNnitendo Switchで使われているTegraはX1という型番なのです、その次世代版にあたるTegraはX2、Xavier、Orinなど様々な種類があります。

このTegraの型番についてはnVidiaの公式サイトおよびwikipediaの記事に詳しくまとめられています。(正直wikipediaの方が見やすいです)

このうち、Tegraの一番新しい型番はOrinなのですが、これもすでに発表から4年以上が経過しています。なので、普通に考えた場合、次世代版Nintendo SwitchではこのOrinが使われると思います。おそらくコストの問題は解決されているでしょう。

さて、wikiepdiaの書いてあることを信じてこのOrinの性能を見てみますとGPUの性能にはこう書いてあります。
単精度 0.64 – 5.32 TFLOPS」と

「TFLOPSって何だ?」という方について簡単に説明するとCPUでいうHz数と一緒で、GPUの性能をほぼそのまま素直に表す指標です。
例えばPS4のGPUのTFLOPSは1.5TFLOPS、XBOX Series SのTFLOPSは4TFLOPSです。
そう、実際にはバッテリー性能など様々なところが絡むので一概には言えませんが、この記述をそのまま素直に信じる限りでは、GPUの性能は確実にPS4どころかXbox Series Sをも超えます。

2.メモリ容量もXBOX Series Sを超えるか


メモリの容量もXBOX Series Sと同等か超える可能性が十分高いです。
というよりも、そもそもXBOXはコストの関係かどうもSeries Xを含めメモリ容量を削っているようなのです。

XBOX Series Xのメモリは16GB程度です。普通の家庭用ノートPCでもメモリ16GBはそれほど高くありません。Sに至っては10GBです。
つまり、XBOXはメモリの容量を削った分別の部分の性能を重視しているわけです。

なので、スイッチのメモリはXBOXを超えると思います。Orinの対応できるメモリの最大容量が16GBぐらいのようので10GBから16GBの間になると思います。ただ、8GBになる可能性も捨てきれません(多分ないと思いますが)

3.次世代スイッチではSSDとCPU性能が弱点となる


GPUとメモリ容量はXBOX Series Sを超えるのは予想しましたが、おそらくSSDとCPU性能は超えることができず、ここが性能面における次世代スイッチの弱点となるでしょう。CPUはARM製なのでx64のAMD製CPUを超えるとは到底考えづらく、SSDもコスト面と省電力性の問題でXBOX以上の性能は非常に難しいと思われます。

特にSSDは弱点となりえる大きなネックになると思います。というのも、XBOXとPS5は「我々のハードは超高速にローディングできるSSDを積んでいることが最大の特徴である」と宣伝していたぐらいで、更に言えばHDDからSSDの移行期に「今、パソコンを買うのなら一番重要なのはCPUよりもメモリよりもSSDを搭載しているかどうかだ」と言われていたぐらいです。おそらく、ここが最大の弱点となるのないでしょうか?

(けど、もしGPUとメモリ容量が仮にXBOX Series Sを超えるとすればMSは赤っ恥ではないだろうか・・・)

追記:SSDの性能を追求するのは危険であり、低性能のSSDにすることが却って長所になることが分かりました。詳しくはこの記事をご覧ください


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