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新フォーチュン・クエストⅡ6巻

フォーチュン・クエストの感想、Ⅱの6巻選択しました。前の5巻がシロちゃんの人間の少年姿が話題になっていましたが、そのシロちゃんはニセモノかもしれないところでお話が始まります。


シロちゃんの目がモンスター現れても緑色に光らなかったのは、人間の姿になったから反応が鈍ったんじゃないかって初めは思っていました。ウサギ狩りをしていたシーンの文章を読むまでは。


赤い光の目、これ絶対ニセモノのシロちゃんでパステルたちの宿敵である謎の行商人だって、びくびくしながら読んでおりました。


夜な夜なニセモノシロちゃんのあとを1人でつけていたパステル、見つかるんじゃないかってヒヤヒヤしましたが、実はもう1人こっそりあとをつけていたトラップがナイスフォローでした。


新フォーチュン・クエストⅡの6巻を読んで意外だったことが、ギアとダンシング・シミターの再会です。何となくパステルの仲間の男性陣たちの空気が変わった気がしました。特にトラップ。何度か不機嫌になってるのが気になりました。


ジョーイムゥはダンシング・シミターに惚れてきて、レディ・グレイスはノルのことがやっぱり好きですか。ニヤニヤってことも考えつつ、謎の行商人のせいで冥界の穴、フォーチュン・クエストの世界のアチコチに出現しているお話のこと、思い出しました。ずっと前の巻でパステルが冥界の穴に落ちて大変でしたし、パステルの他に被害に遭ってるフォーチュンキャラがいなかったか気掛かりになりました。


ホンモノのシロちゃんは冥界との狭間の場所で発見されて弱っていて、発見がさらに遅れていたら生命危ないところでした。ホンモノのシロちゃんが発見されたシーンを読んだとき、私も胸が込み上がってきました。


あと、フォーチュン・クエストⅡの6巻を読んで思ったことが、ギアは前から何となくパステルの悩みに気付いていて気を遣っているところがあるんじゃないかって感じました。ずっと前にパステルはパーティーのお荷物かもしれないってかなり悩んでいた描写があって、そんなことないぞってギアはパステルにクロスボウで敵を引きつけることを今回任せていました。ここが良かったって思いました。自分、頼りなくても何か頼ってくれる方がいると嬉しくなりますし、フォーチュン読んでいて胸が高鳴ってきました。


そして、フォーチュンご飯のシーン、フリフォ荘の朝食美味しそうで挿し絵を見てお腹空くのがフォーチュンの魅力とも思いました。食欲の秋にもなる1冊です。


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