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道具の手入れ

今日は甥っ子とキャッチャーミットを買いに出かけた。中学野球を始めて、内野手から、キャッチャーに転向した甥っ子は、なんとなく内野手に未練をもっていた。3月ころ、話をしていたら、キャッチャー一本に絞って野球をやるとのことで、それならば新しいミットを買おうということになった。

まずは、スポーツ店へ行って、ミット選び。いくつかあるミットメーカーから、本人はミズノプロを意識していたけれど、実際に見てみると、ゼットプロステージも良かった。店員さんが、それ、小林誠司モデルですよーと教えてくれる。キャッチャーミットをどういう風に使うか(ボールをどのようなカタチの手で捕るのか)など、話ながら、ゼットプロステージに決める。買うのは4月ねーと約束した。

野球をやる者にとって、道具は大切なものだ。イチロー選手や清原選手など、道具を大切にしている選手の話も良く耳にする。

ぼくも高校生のころ、自分のミットを買うために、何度も何度もスポーツ店に足を運んだ。自分の手にはめ、情報収集し(当時はいまのようにネットで情報を仕入れる時代ではなく、専門誌を読み漁り、専門家の話を聞いてどのようなミットがいいのか少ない情報の中から選んだ)、ミズノかスラッガーかと迷っていたら、当時、東芝府中の選手と食事する機会があり、「玉澤」というメーカーの存在を知った。「ミットなら玉澤がいい」と教えてもらい、玉澤のミットを扱っているスポーツ店を紹介してもらった。以来、ぼくが使うキャッチャーミットは「玉澤」だ。今使っているのが、4代目になる。

甥っ子のミットを買うのに、一ヵ月の期間を設けたのには理由がある。ミットを手に入れるまでのワクワク感を楽しんでもらいたかったし、いろいろな情報を集めて欲しかった。昨日、甥っ子からLINEがあり、明日何時に行く?とワクワク感が伝わるLINE。そして、朝、店に行くまでに「ゼットにする」との発言があった。店に入り、ミットのコーナーを見ていると、店員さんが寄ってきて、「それだね」って、声をかけてくれた。甥っ子はあれから何度か店に行ってミットを手にとっていたらしい。

購入したら、さあ型づけだ。これがまた楽しい。ぼくらの頃は、まず、紐を外してミットを分解して紐の調整をしてからグラブを叩いた。今は湯揉みもあるし、店で使えるまで柔らかくしてくれる。今回は自分でやってごらんと、YouTubeでミットの型づけ動画を見ながらトントン叩いていた。1.2ヵ月はかかるけれど、丁度、練習も自粛の時期だし、いい時間がある。甥っ子は中学2年。来年、勝負の年にいいミットが出来上がるのが楽しみだ。

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