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最近のSong of Echo

はじめに

皆様、楽しいTCGライフをお送りでしょうか。
わたしは先日久しぶりに参加した第62回お家でレガシーで初の3-0
その後海外の配信者様がこのデッキを使ってレガシーリーグを5-0したことが自分のことのように嬉しかったため、記録のために記事を書いておこうと思いました。
デッキリストは昨年の11月に参加したEternalWeekendからほぼ変わっていませんが、改めて簡単な解説を。
レガシーリーグの方はわたしが回したわけではありませんが、動画があるのでその感想を書いていこうと思います。

リストについて

最近の環境の認識

最近のメタゲームは、基本的には白系のイニシアチブデッキとURの2強は変わらず。個人的に気になるのは赤単ペインターがその2つと戦えそうとか言われていたり、Legacy Showcase Challenge - 2023/1/15でストームデッキが入賞していて、こんな環境でも勝てるのかと感心しています。

このデッキにとっては、
URはメイン有利、サイド後は相手の対策カードからいかに軸をずらして戦えるかどうかがキーです。最近は狂乱の呪詛を全く見かけず紅蓮破と溶融の2種類が最も警戒するカードです。
イニシアチブは、ヘイトベア多め型殴り型の2つに勝手に分類しているのですが、ヘイトベア型はだいたい不利マッチ、殴り型はメイン有利でサイド後の噛み合い次第という認識です。

デッキリスト

以下がデッキリストです。

デッキの勝ち筋

改めて、このデッキの勝ち筋は以下の3つになります。初手でゲームプランの方向性が決まります。

・創造の歌ストームルート
・ナーセットエコールート
・サーガビートダウンルート

創造の歌ストームルートは、マナファクトを引いた枚数でキルターンが決定すると言っても過言ではありません。妨害を持たない相手であれば、最も早く楽に勝てるルートです。相手の盤面でリーサルが出ていても、創造の歌をトップして適当な0マナカードがあれば逆転できるのが最大の強みです。

ナーセットエコールートは、盤面を形成しない(もしくは形成するのが遅い)デッキに最も効果的です。反面、展開力の早いイニシアチブなどには効果が薄い場合があります。永劫のこだまから創造の歌を探しに行くこともよくあるので、創造の歌ストームルートをバックアップするギミックでもあります。永劫のこだまは墓地対策にもなります。

サーガビートダウンルートは、マナアーティファクトをばらまいてトークンを2体生成するだけでイージーウィンできるルートです。ただしGame1をこれで勝利すると、Game2以降はアーティファクトへのキツい対策カードに注意が必要です。

これらのすべての動きは、マナアーティファクトによる加速力と展開力によって支えられています。また、その展開力は電位式リレーによるアドバンテージを大きく稼ぐ動きにも貢献します。1:1交換を繰り返すUR系のデッキやコントロールデッキのGame1は、電位式リレーを経由して手数で攻めればだいたい勝てます。
引き次第ですが、早いキルターンで攻めることができたり、ナーセットや撤廃で相手を妨害して展開を遅らせながら創造の歌を設置するなど、意外と選択肢がありそこそこの対応力も見せてくれるデッキです。

マナファクトへの依存度が高いためこのデッキの対策としては、マナファクトを機能不全に追い込めば何もできなくなります。

サイドボードが少し古いので、ハーキルの召喚術と紅蓮地獄を抜いて、四肢切断と虚空の杯を1枚づつ入れたほうが今は良いでしょう。

第62回おうちでレガシーでのマッチアップと所感など

(おうち2回目の参加&前回から1ヶ月くらい空けていたので、画面のライフの操作を忘れてしまい見づらくてすみませんでした…)

この回は参加人数が最多の18人ということでした(すごい)。
マッチアップ的にはレガシーらしいマッチアップという印象で、イニシアチブに当たらなかったことだけはラッキーだったと言えるかもしれません。

R1 リアニメイト 2-1 LWW

Round1Game1Turn1先行、相手の情報がなにもないところで、初手でLEDエコーが揃っているシチュエーションに遭遇しました。ここでは相手のデッキがわからないためぶっぱはせずセットランドのみで終了(LEDを置きたくなかったのは余計な情報を与えないためと、虹色の終焉での追放を一応ケアしたため。カウンターのない相手なら2ターン目にブッパすれば良いと思っていたら…)。返しのターンで暴露、相手のデッキをリアニメイトと特定するも、LEDを落とされてプラン崩壊…ケアが裏目に…
これ、そもそも最近コントロールが死滅しているなら虹終ケアとか考える必要なかったですよね。変に考えすぎるのも良くないですね。

R2 エスパー石鍛冶 2-1 LWW

このマッチアップは無慈悲にナーセットエコーがよく決まって勝てました。

R3 URデルバー 2-0 WW

デルバー相手にGame2でサーガで押し切れたので、勝ち方としてはめずらしいです。通常、このマッチアップのGame2後手は、相手のドロソ連打からWill構えの不毛→溶融で詰むパターンが多いためです。こちらがサーガを引こうが引くまいが、不毛でデッキに10枚しか入っていない土地を潰された上にマナファクトまで一掃されると、LEDエコーが通らない限りほぼほぼ立て直し不可ですからね(PunishingWaterfalls氏のUR ShredderとのGame2は、このアーキタイプのサイド戦でのまさに典型的な負けパターンです)。

PunishingWaterfalls氏Legacy Leagueの配信の感想

おうちで3-0した後、どこかにリストが載ったのか、PunishingWaterfalls氏が早速回してくださり、LegacyLeagueで5-0したようです!
リーグの模様も動画で上げてくださっているのですが、回し方をほぼ理解していてすごいなぁと思いました(小並感)。

https://twitter.com/PunishingMTGO/status/1615169463489290240

以下、PunishingWaterfalls氏の動画と各ゲームの感想を。

R1 UR Shredder 2-1

Game1
電位式リレー→電位式リレーから帳、LED、ナーセット、創造の歌、永劫のこだまがすべて揃って勝ち。対URに対する理想の展開です。
土地譲渡のコストで電位式リレーが見えたら、3マナ目を潰すために土地譲渡をカウンターすることも重要です。
Game2
溶融で盤面崩壊して負け。まあよくあることです笑
Game3
T1サーガ設置からのサーガビートでほぼ4キル。ウルザの物語つえ~!
この土地はデッキ構成との噛み合いが半端ないんです。

R2 W Initiative 2-0

Game1
後手T1に創造の歌設置、エンドのディスカードで永劫のこだまを墓地へ仕込みつつ、ウルザの物語で上天の呪文爆弾サーチ、相手のサリアを戻してストーム稼いで勝ち。ヘイトベアが一枚だけなら全然問題なし。
Game2
相手先手T1チャリスX=1、後手T1手札に四肢切断を残してすべて展開ナーセットキャスト、相手イニシアチブ生物を展開するも、四肢切断と残響する真実で時間を稼ぎ、地下街踏破で出てきたサリアを撤廃、創造の歌をトップしてストームして勝ち。
相手がチャリスX=0で来ていたら確実に負けていたゲーム。チャリスX=1はこちらが仕掛けるアクションでもあるので、ほぼ意味ないです。創造の歌をトップする右手の強さもありましたけど、見事2-0。

R3 Red Stompy 2-1

Game1
ラブルを2体展開されるが、一体はサーガトークンと相打ち、トップしたナーセットからエコーを掘り当て、場に出ていたLED起動してエコーキャスト、その後はサーガを置いて、構築物ビートで勝ち。
Game2
相手先手T1無のロッドで負け。
Game3
先手、LEDエコーが揃っていたが相手黒力線設置、サーガセット。返しにチャリス0置くも、構築物ビートしつつ創造の歌置いて相手が投了。

無のロッドをカウンターできなければ投了です。

R4 Doomsday 2-1

Game1
強迫からドゥームズデイで負け。
Game2
先手、チャリスX=1、サーガセット、ナーセット着地で相手投了。
Game3
後手、相手T1暗黒の儀式からドゥームズデイ、返しのターンでペタルペタルLED思考停止で勝ち。

デッキに1枚しか入っていない思考停止をペタルと一緒に引く右手力笑
思考停止フィニッシュを採用してるのはドゥームズデイに強く出れるからです。

R5 Doomsday 2-1

Game1
ダブルマリガンから電位式リレーX=4するも返しにドゥームズデイ、その後有効牌を引けずに負け。
Game2
先手T1ナーセットを否定の力される。その後思考停止を強迫で落とされるが、創造の歌をトップして勝ち。
Game3
初手にLEDエコーが揃っていたが、相手先手T1に強迫で永劫のこだまを落とす。これに困惑して様子見、T3にエコーを墓地からキャストするが否定の力されるも、LED起動して通常ドローで引いていたエコーを墓地に落としてキャスト。7枚引き直してこちらのナーセットキャストに対応した否定の力をWillで消し、返しのターンで創造の歌を置いて勝ち。

5-0おめでとう!!

おわりに

露骨なストーム対策がなければ、イニシアチブが流行ってもまだまだ戦えそうだという所感です。リストに色々動きが見られる今、ストームが付け入るスキができているように感じました。

これまではイニシアチブがストーム系を狩っていた(はず)ので、URとイニシアチブの2大巨頭の環境だと喧伝しておくとストームを握る人が減った。その後URは狂乱の呪詛をサイドにも採用しなくなり、そして当のイニシアチブは最近は何故かチャリスもサリアもアルコンも入っていないタイプもリストに載るようになっていたりするので、これからはマッチアップしたイニシアチブが必ずしもストーム殺すマンではない可能性もあるのです。LEDエコーを絡めたキルターンの早い純正ストームはむしろイニシアチブに対してはそこまで不利ではないのでは?とさえ感じます。

そんなこんなで私自身は今の環境には特に絶望感はないですね。
むしろデスタクが消えて嬉しいまであります(80デスタクにルンママ、サリア、迷宮の霊魂をメインからやられるたびに発狂していました笑)。白イニシアチブの脅威度は赤単プリズンとほぼ同じくらいと考えていて、これは今に始まったことではないですからね(紅蓮破の事を考えなくて良いのでこっちのほうが楽まである)。

ここまで読んでいただいてありがとうごさいます!
2023年は幸先の良いスタートを切ることができたと思います。

今年はどんなカードが出てこのデッキを強化してくれるのかが楽しみです。
皆様に良い構築のアイディアが降ってきますように。
それではまた。

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