用意したい契約書関係20190413のコピー

トラブルにならないよう用意したい 契約書関係の準備

2019/04/10に、ツイッターで

「デザイナーの言う、「修正費」ってだいたい「人件費」とニアリ―やと思うんやけど、なんでこんなに普通に「修正」が「無料」と思ってる人多いんやろ。バイト雇って「給料は出さんけど」とか言わんと思う。こういう時、「クリエター声あげていこうぜ」って気持ちになる。」

というグチをこぼしたところ、あれよあれよと2500人以上の共感を頂いて、辛さがわかり合えたような気がしたり、「こんなにたくさんの方が経験あるんや!!」と驚いたり。。。今まで10人くらい「いいね」してくれたらいい感じだったので、ただただ驚くばかりでした。

コメントをくださった中には、「契約書」や「見積もりの精度」のお話しをされる方もいて、(すみません、引用の入れ方、わからなくて💦)本当に痛感しました。

今まで比較的いいお客様に当たりが良くて、時々「契約書いるよねー」と思いながら、ずるずる対応しておらず。。。な状態でした。身から出た錆。。。ですね。

まだ、「契約書」までは、対応できていないんですが、「いいね」くださった方は、少なからず、そう言う辛い想いの経験者かと思い、取り急ぎ、契約書関係を準備しようと集めたものをシェア致します。

今回、いろいろ調べてわかったんですが、やっぱりつらい目に合ってるデザイナーが多く、いろんなところがそれを対策するべく動いてくれていました。



☆日本弁理士会意匠委員会と公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会職能委員会 

がまとめてくださっている「デザイナーにとってのデザイン契約」というPDF。

ここでは、契約書がないことによるトラブルとして、下記の例がバッチリ上がっていました。
・予算が曖昧で仕事のクォリティーが落ちる
・対価の対象となる作業が不明確(プレゼン費用、予算以上の要求など)
・なかなか支払われない。作業後の値引き要請
・追加費用の発生が認められない
・撮影費、サンプル購入、出張費などの実費、コンセプトの変更
・作業の一方的な中止(確認への回答がない、ペンディング)
・知的財産の帰属
・他の用途への転用

デザイナーから「契約書」を持ちかけることが難しい場合は、「見積書」でもいいとのこと。これはハードルが下がって勇気づけられます。

こちらがJIDAがまとめたもの。文字ばっかりで少し難しく感じてしまいます。

https://www.jida.or.jp/site/design_profession/contract.html


☆近畿経済産業局 知的財産室 

がまとめてくださっている 「デザイナー・中小企業の為のデザイン契約ポイント」というPDF。

製作工程や、様々なプロセスが書かれていて、とてもわかりやすいです。今まで説明しにくかったところはこれをベースに書類化しておけばよさそう。


☆クラウドワークス

「フリーランスが知っておきたい契約書の書き方&テンプレート」では、かみくだいた契約に必要な項目の説明と、テンプレートがありました。


☆東京都と東京都中小企業振興公社

デザイナーの使い方を中小企業に向けて指南したPDFですが、契約の項目もありましたので、デザイナー側の目線ではない契約の考え方の説明がわかります。

http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/shien/design/guide.html


☆自社サイト 「制作の流れ」ページ

まず、今回の「修正」に対するすぐできる対策として、今まで紙ベースで説明書は作っていた、「制作の流れ」のページをサイトに足しました。そこに「キャンセルポリシー」についても触れました。もう少し調べて改善が必要ですが、ないよりましなので、取り急ぎの対応で。

今回の件で、いろいろ凹みましたが、立場や価値観の違う人に、きちんと説明できず、自分の説明のいたらなさから、招いた事態であることも事実。しっかり書類を用意して、同意の元進めるのが、一番保身になると思います。「いいね」くださった方々も、これ以上痛い目に合わずにすみますように。。。自分の身は自分で守ってゆきましょう!

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