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【藍の円盤 クリア後感想】ゼロの秘宝の正体は、スグリとの○○(ネタバレ有り)


本日12月14日、配信開始となったポケモンsvの追加コンテンツ「藍の円盤」。

一応、エンディングまで辿り着いたので備忘録として、僭越ながら感想を書いていきたいと思います。

当方、対戦ライト勢のため、内定ポケモンがどうだの、新規追加された技がどうだの、新しいテラスタイプの仕様などについては、まともに語れないため、その辺を知りたい方はポケ徹などのサイトをご覧ください💦

あくまで本記事では、ストーリーの感想をメインで語らせていただきます🙇‍♂️


(以下、、、ネタバレ有り)

可愛いスグリくん(前編のあらすじ)


本作の感想、一言で言えば「スグリぐん、、、よがっだねぇぇ(';ω;`)
この一言に尽きると思います。

追加コンテンツの前編から引き続き登場しているキタカミ姉弟の弟、スグリくん。
キタカミの里というクソ田舎が地元の、引っ込み思案なクソ可愛い少年です。

前編で主人公は林間学校でキタカミの里へ訪れ、そこでスグリくん(とその姉、ゼイユちゃん)と出会うわけなのですが、、、

まあ彼の可愛いこと、可愛いこと。

この子がスグリきゅん

前作剣盾のオニオンくんに続く、気弱なショタキャラ枠なのかなというのが彼の第一印象でした。

都会から来た主人公の姿をみて「かっこいい」だの、
けっぱれ」という東北訛りの応援をしてくれるだの
姉に怒鳴られシュンとしちゃうだの
主人公と自分が「友達」と言う関係であると言われ、照れ笑いしちゃうだの、
一緒にいった夏祭りで、自分のお小遣いからリンゴ飴を奢ってくれるだの、、、

もういちいち可愛いんですよね。プレイしていて彼に庇護欲掻き立てられまくりで、、、
終始ニヤニヤが止まらないんです!!

2人でペアになり、看板巡り
主人公に見せてくれる、かわいい純粋な笑顔
あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~


そんなこんなで、このクソ田舎でこのクソ可愛い少年と(ついでにその姉と)、ひと夏の思い出を作ろうじゃねーか✋( ˆ̑‵̮ˆ̑ )と意気込んでいたのも束の間、事件は起こるんですね。

夏祭りの夜、ゼイユと主人公はあるポケモンと出会うんです。

それがスグリくんが「鬼さま」と昔からずっと憧れていた(←かわいい)オーガポン。オーガポンは2人を見るなり、すぐに山奥へ逃げてしまう。スグリくんにオーガポンと出会ったことを教えてあげようとする主人公ですが、ゼイユはスグリくんがオーガポンを追いかけ夜の山に行ってしまうことを懸念して、2人だけの秘密にしようとします。

しかし、翌日2人がオーガポンに会ったという話を立ち聞きして知ってしまったスグリくん。これ以降、彼と主人公の間には距離ができてしまう。

スグリくんにとって初めて出来た友達である、主人公がなぜその事を自分に教えてくれないのか。
なぜ姉と2人だけで、自分を除け者にするのか。
自分を2人で馬鹿にしているのではないのか。
友達だと信じていたのに。。。

画像引用: https://w.atwiki.jp/kitakami_pokemonsv/pages/16.html

そんな疑念が湧き上がり、深く傷ついたスグリくんは、ここから狂い出していくんですね。

思春期という精神の不安定さ・未熟さに加え、今まで対人経験が希薄であったであろうスグリくん。。。自己肯定感の低さから、自分が除け者にされて、友達だと信じていた主人公に裏切られたと思い込んでしまうのは、正直仕方ないのかと思います。

最終的に、主人公はオーガポンと絆を結びゲットすることになるのですが、
それにちょっと待ったと異議を唱えるスグリくん。オーガポンを賭けて、2人はポケモンバトルをすることになる。
その時のスグリくんの手持ちはガチ構成。初めて戦った時は、その辺の野生ポケモンに毛が生えた程度の弱い手持ちから、この短期間でここまで育て上げるとはとビビりました。。。

とは言え、現実というのは残酷です。クソ田舎の少年が付け焼き刃で育てたポケモンでは、パルデアチャンピオンの主人公に勝てるわけもありません。
敗北後、スグリくんは主人公と別れの際も顔を出さず、、、

事実上喧嘩別れのような切ない最後となりました😢

前編が配信されてから、今日までの3ヶ月間は
ずっとスグリくんのことが気がかりで、ずっとスグリくんに早く会って仲直りしたいと思っていました。

スグリとの再開…

そして追加コンテンツ後編で、主人公はスグリくんとゼイユの通ってる学校、ブルーベリー学園に留学することになるんですね。

「後編・藍の円盤」では、主人公はアカデミーの姉妹校である「ブルーベリー学園」へ交換留学をしに行きます。長い歴史を持つアカデミーとは異なり、ブルーベリー学園は近年新設された学校で、特にポケモンバトルの教育に力を入れています。驚くべきことに学校の大部分は実は海の中にあります。主人公は授業に参加したり、現地の学生たちと交流したり、一風変わった学校での生活を体験します。

https://www.pokemon.co.jp/ex/sv_dlc/ja/story02/

留学早々、校長先生と生徒のタロちゃんに連れられ学内を案内してもらいました。この学校は、第5世代BWの舞台となったイッシュ地方にあるみたいです。
そのためか、今作のBGMはBWのアレンジが多く、第5世代を遊んだファンにとってニヤリとする場面も多々あるのではないでしょうか。タロちゃんのお父さんも恐らく、あの人…。

私がガチ対戦をしていたのが丁度、第5世代であったため...このファンサービスは嬉しかったです。

かつてのイッシュ地方での冒険に思いを馳せながら、、、
ゆっくりとプレイ……………

なんて出来るはずもなく!!!!


早くスグリに会いたい、スグリに会いたい(´;ω;`)
一心不乱に叫びながら、ストーリーを爆速で進めていました。

思い出に浸る暇があるなら一刻も早くスグリに会いたいと思ってました😢



さて、進めていくと久しぶりにゼイユと再開しました。

聞けばブルーベリー学園に留学することになったのも、彼女が主人公の事を推薦してくれたからだそうです。ゼイユとの再開はもちろん嬉しいし、推薦してくれた感謝の気持ちもあるのですが、そんなことより
おめーじゃなくて、はよ弟のスグリきゅんに会わせろや( º言º)!!」という気持ちが強すぎて、まともに会話の内容が入ってこない。。。

そんな風に思っていたのも束の間…なにやらゼイユの様子がおかしい。
スグリくんについて聞くと、彼女は言葉を濁します。

すると近くで声が聞こえる。
陰からその声の方を見てみると。。。


は??

誰だこいつ!?

まさかの変わり果てた姿のスグリくんが、同じ部活の子にキレ散らかしてたんですねぇ。。。

まぁぶっちゃけ、last trailerでスグリくんのビジュアルの変化については予習済みだったので多少スグリくんの変貌は覚悟していたのですが、、、
こんなに性格まで歪み、口調も荒く(あの可愛い訛りもない😢)、自分より弱そうな部員に当たり散らしてるその姿は想像していなかった。

リアルにこのシーンで、吐き気を催しましたね。

ゲームのシーンで、、、ましてやポケモンという全年齢対象のゲームで、ここまで感情をぐちゃぐちゃにされるとは思ってもみなかったです。

あの可愛い笑顔の、引っ込み思案で気弱だけど優しくて、純粋だったスグリくんはもういない。そして彼をこんなにも、変わらせてしまった原因の一端は自分にあるんだ。。。。

そんな罪悪感と焦燥にかられ、しばらく私はAボタンを押せなかった。。。


その後、カキツバタくんに連れられリーグ部の部室に連れていかれる。

聞けばこのカキツバタくんと冒頭に会ったタロちゃんは、ブルベリーグ四天王とかいうものらしく、、、その四天王とチャンピオンを今部室に招集しているとのこと。

ブルーベリー学園には「ブルベリーグ」という、生徒同士でポケモンバトルの強さをランク付けする制度が存在します。ブルベリーグでトップレベルに強い4人はブルベリーグ四天王と呼ばれ、生徒たちの憧れの存在です。
ブルベリーグ四天王の一人「カキツバタ」の誘いを受けブルベリーグに参加した主人公は、テラリウムドームの4つのエリアを拠点としているブルベリーグ四天王に挑むことになります。

https://www.pokemon.co.jp/ex/sv_dlc/ja/features/230808_04/

そして、ここで彼と再会するんですね。

なんでは、こっちのセリフだよ😢なんでそんなになっちゃったんや😭


スグリはこのブルベリーグなるもののチャンピオン。つまり学園内最強の座を手にしていました。

キタカミから帰ってきた後、スグリは人が変わったように強さを追い求め、リーグに挑み、ついにはその地位にまで登り詰めていたのです。

スグリがトップになった後、リーグ部は以前のような和気あいあいとした雰囲気は消え、実力至上主義の殺伐としたものになってしまった。
そのため、カキツバタくんはチャンピオンのスグリの暴走を止めるべく、主人公をブルベリーグに参加させようと計らったのです。


結果的に主人公はブルベリーグに参加することとなり、打倒スグリをめざすことになります。

ブルベリーグ四天王

チャンピオンのスグリと戦うには、ブルベリーグ四天王を倒す必要があります。
四天王といっても、ポケモンリーグの連戦みたいな感じで戦うのではなく、本編のジムチャレンジと要領は同じです。

ブルベリーグ四天王
左からカキツバタ・アカマツ・タロ・ネリネ

各地で待ち構えている四天王のもとへ行き、四天王チャレンジなる余興をクリアしてバトルをするといった感じ。

四天王の4人はそれぞれ個性が強く、みんな魅力的なキャラクターでした。
チャレンジの内容も、
「素材を部員たちから手に入れて、激辛のサンドイッチをつくれ」や
「ブルーベリー学園内でゲットしたポケモン3匹を使って、3人のトレーナーを倒せ」などといったユニークなものばかりでした。

まぁ、正直一刻も早く、スグリのもとへ行って、どうにか元の可愛いスグリくんに戻したいと考えている私にとって、この四天王チャレンジは全然楽しめず

「サンドイッチなんか作ってる場合じゃねぇ!!スグリだっ!早くスグリに会わせろ!!」
「この日の為に用意した100Lv禁伝使えないとかふざけんな!!お前らモブトレーナーなんか、さっきその辺で捕まえたランクルスに飴ぶち込んで100Lvにして、まとめてぶちのめしてやっからな!!」

などと叫びながら、血眼になってプレイしていましたね、はい。

四天王を倒すごとに、わざわざ憎まれ口叩きに足を運んでくれるスグリの可愛さを糧に、
四天王チャレンジは無事終えることが出来ました。


あの純粋な笑顔を返して…😢😢😢

チャンピオン戦

四天王4人を撃破し、遂にスグリ本人との直接対決です。

本人の言う通り、キタカミの時とは比べ物にならないくらい強くなっております。
(まぁ、今回はダブルバトルだから、シングルバトルの前回と純粋な比較は出来ませんが。。。)

ここカッコいい✨
「吐くほど 勉強して
ポケモン 強くして」
「四天王 蹴散らして
チャンピオンに なって……」
「それも 全部 全部 全部!!」
「今ここで ○○○に 勝つため!!」

ここでのスグリはマルスケカイリューや、いかくガオガエンといった
ガチ対戦でも使われるようなポケモン(しかも性格・個体値・努力値もバッチリ)を駆使してきます。ストーリー上で戦うトレーナーの中で、歴代でもトップクラスの強敵と言えるでしょう。

とは言え 、私は禁伝Lv100つかったのでそれほど苦戦はしませんでした。
向こうの手持ちはLv80当たりが平均でした。
流石にこっちも同じくらいのレベルで努力値もしっかり振ってなかったら相当苦戦する相手ではあったと思うのですが、、、。

え?え?
分からせ完了✌️


ちなみにこのバトルでオーガポンを出すと、特殊演出が入るそうなので
スグリの心をさらに抉りたいという、スグ虐派の人はやってみて下さい。
自分には心が痛すぎて、流石に出来ませんでした。

エリアゼロへ

スグリ戦後、一息付く間もなくブライア先生(林間学校の時、引率してくれたブルーベリー学園の先生)から呼び出しをくらいます。エリアゼロへの探索の許可がオモダカさんからおりたから、主人公たちが前回行った時よりも更に深層にいき、伝説のポケモン・テラパゴスを探しに今から行くぞ、着いてこい!との事でした。

ブライア先生

こちとら、スグリともまだゆっくり話せてもいないのにそんなことしてる場合じゃねぇよ…と思っていたら
スグリはその伝説のポケモンというワードに反応し、自分もエリアゼロへ行くと言い出す始末。

まぁ、想像通り伝説のポケモンを自分が捕まえれば、今度こそ主人公に勝てると考えてるわけですね。やはり、チャンピオン戦で勝ったところでスグリは戻ってくれない😢😢😢

結局、再びあの大穴へ行くことになります。主人公とブライア先生とキタカミ姉弟の4人で。

ここでの選択肢、「友達と!」を選ぶ
切ない…

ただ、少しではありますが、エリアゼロの冒険の中で
ここからチラホラと昔のスグリの面影が見えてきます。

エリアゼロという異常な光景を垣間見て、「わやじゃ」と驚いたり

ゼロラボへ入るとき、タッチパネルを操作する必要があると話を聞いて⬇️

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙、わや めんこい スグリきゅん
機械が喋ってびっくりしちゃう、スグリきゅん

スグリの口から、「わや」と聞けただけで泣けてくる。
他にも、スクショし損なってましたが、どこかのシーンでブライア先生の傍に立ってるスグリに話しかけると、「先生は傍で見てないと危なっかしい(意訳)」と話してくれるシーンがあります。(だから傍で見守ってあげてるんだね、優しい)

力を求め、冷酷になろうとつとめている反面
本質的な優しさだったりスグリのかわいい部分は、やっぱり消えていない。
少しずつ安心してきました。

今回のゼイユはほんとにしっかりお姉ちゃんしている。
きゃわわ

そしてついに辿り着いたエリアゼロの最深層。
ゼロの秘宝ことテラパゴスと思わしきブツを見つけます。
そこへ我先にと、かけて行くスグリ(とブライア先生)。

ここでスグリの主人公への思いがぶちまけられます。

そんなことない😢
何読んでんねん、ブライア。目の前の生徒の心のケアをしっかりと、したらんかい!

もう見ていて切なくなってきます。
スグリのこの感情をひとつの言葉で表すことは不可能でしょう。
ただこれは主人公に対する、ルサンチマンでは決してないのです。

スグリは何故、強さを追い求めだしたのか。


初めてスグリに出来た友達、、、それが主人公。
スグリは初めて出会ったときから、ずっと主人公に対して強い憧れを抱いていた。

自分とは違って誰とでも仲良くなれて、バトルも強くて、自分には無いものを沢山持っていたから。

しかし友達という対等な関係になって初めて、憧れは次第に劣等感や嫉妬に変わる。

そして友達であるはずの自分が、内心見下されているのではないか、こんな自分をいつかは見放してしまうのでは無いかという不安に襲われる。実際スグリは主人公から、オーガポンの事を隠され、姉といつの間にか仲良くなってて、自分が除け者にされたと思いこむ。

今まで友達がいなくても平気だったスグリ。
孤独が当たり前の生活をそれまでは送っていたから。
でも今は違う。
友達という存在の温かさを知ってしまったから。
今までの孤独よりもずっと辛いと感じることになる。(ましてや自分を守ってくれていた姉も、心の支えであった鬼さまという存在も、信じられなくなってしまったし。)

孤独を貫き1人でも生きていくために、自分が誰からも見下されないように、そして主人公に自分の事を認めさせるため、スグリは強さを追い求め、主人公を越えようとしたのだと思います。

VS テラパゴス

スグリの引っこ抜いた結晶、それがやはりテラパゴスでした。
しかし残酷なことに、このポケモンもスグリの方なんか見向きもせず、主人公の方に笑顔で歩み寄っていきます。(ゲーフリはスグリの心を、どんだけ抉りたいのよ…😢)
それを見て焦ったスグリはテラパゴスにマスターボール(恐らくチャンピオンになった時貰った賞品)を投げ捕獲します。

テラパゴスがどんな力を持ってるのか試すため、スグリと戦うことになります。
しかし実際に戦ってみると表紙抜けの弱さ。真の力を発揮させるために、テラパゴスをテラスタルするスグリでしたが…

画面越しでも眩しいくらいに、輝くテラパゴス

力が溢れだしたテラパゴスは、暴走してしまう。スグリが急いでボールに戻そうとするも、まさかのボール破壊という荒業をしてしまうテラパゴス。
そしてテラパゴスの攻撃が、スグリめがけて飛んでくる!!

スグリ、、、危ない!?
身を呈して護ってくれたのは、頼れる相棒 ミライドン
ここの主人公くん、カッコよすぎる

そして暴走しているテラパゴスを止めるために、最後の戦いが始まります。
ゼイユと共に、テラパゴスに立ち向かうのですが向こうはこちらのテラスタルを強制解除させシールドを貼るということをやってのけ苦戦します。
ゼイユはスグリにも協力を仰ぎますが

ヘタレsgr

自責の念と自分の無力さに苛まれ、完全に戦意喪失してしまってます。
ゼイユの最後の手持ちヤバソチャも敗れ、主人公大ピンチ。

「スグリ!一緒に!」
拳をギュッ


主人公の呼び掛けに対し、スグリは立ち上がる。

ずっと消えていた瞳のハイライトが、再び輝き出す
この3ヶ月間、ずっと見たかった光景😢

泣けちゃいましたね。このシーン。

思えばキタカミの里でもゼイユと何度も共闘することはあったけど、
スグリと2人で戦うのは今回が初めて。

2人でテラパゴスを追い詰めていき、ついにテラパゴスの捕獲チャンスが来ます。

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ 可゛愛゛い゛ぃ゛い゛イィィィィィィィ

もうスグリはテラパゴスを自分のモノにしようとなんてしません。
ただ、主人公のことを「けっぱれ!」と応援してくれるだけ。

この辺は泣きつつもスグリの可愛さに悶え、笑いながらプレイしていて、情緒がバグっていましたね。

大団円 ~2人が見つけた宝物~

無事にテラパゴスの捕獲に成功した主人公。ここでスグリから。。。

今回の件を通して、自分の無力さと、主人公との力の差を目の当たりにしたスグリ。

そして、自分が主人公よりも強くなくたって、主人公は変わらず自分のことを友達として見てくれているし、見放すことなく助けてくれるし、困った時は自分を頼ってくれるのだということを理解した。

だからやっと、あきらめがついた。

自分はダメだというスグリに対して
「そんなことない!スグリはカッコよかった」と伝える主人公

ここで泣き出してしまうゼイユがすごく好きです。

今回の件で、いちばん苦しんでいたのは恐らく彼女だったと思うんです。

ずっと自分の後ろに隠れていたような可愛い弟が、林間学校の一件で急に変わってしまい自分から離れていった。
強さへ執着し吐くほど努力して苦しんでいる弟の姿を見ても、姉として何もしてあげられない。

そんな弟の変化を、思春期や反抗期という言葉で頭では理解しようとしたけれど、きっと出来なかった。

そりゃそうですよ。

スグリが産まれた時からずっと傍にいたゼイユにとって、
めちゃくちゃ可愛い弟が自分から離れていったらめちゃくちゃ寂しいし
めちゃくちゃ可愛い弟が苦しんでる姿を見たら、めちゃくちゃ辛いに決まっています!

「放課後のブレス」4話のワンシーン
学園内でも一緒にいる可愛いキタカミ姉弟


だからゼイユは主人公を推薦して、交換留学生としてブルーベリー学園に呼んだんです。大好きな弟を、救ってくれることを信じて。

あ〰️、この姉弟最高かよ、、、

溢れる2人の涙から、溢れる2人の素直な気持ち。

こちらも涙腺ボロボロになりながらプレイしていました。。。

2人の尊さの余韻に浸っていると
ブライア先生から一言。

いや、何お前が絞めとんねんっ!!

ブライア先生の何がやばいって、⬆️の発言の前に
「そんなに泣くほど洞窟が怖かったのねぇ」とか言ってて
2人の涙の理由を全く理解していない。。。
お前今までの、感動の友情と姉弟愛のやり取りを一切見ていなかったんかい!!

配信されるまでネットでは、この人が黒幕なんじゃないかという説が流れてたけど
蓋を開けてみれば、決して悪人では無いけど、まともな人でもなかったという。。。
(自身の研究意欲に夢中になるあまり、生徒を危険な目に合わせてしまったり、
生徒の気持ちに寄り添えなかったりしてる点から、少なくとも教師になっちゃいけない人だと思います。)

折角のヘザー博士の子孫という美味しい設定があるので、
もう少し彼女のキャラクターを掘り下げても良かったのかなとも思いましたね。



そしてエリアゼロからの帰り道。

スグリくんは主人公のもとに寄ってきて言うのです。

「ゼロからまた俺と⋯⋯ 友達に⋯⋯ なってくれる?」

この「ゼロ」という単語で私はふと思いました。
このDLCの主題である、ゼロの秘宝とは何を意味しているのかと。

まぁ、素直に考えれば、
作中で何度も言われている通り
ゼロの秘宝=テラパゴスという事なのでしょう。

しかしテラパゴスは、副題である「藍の円盤」が表している。
テラパゴスが登場しない前編の題名にまで、わざわざ
ゼロの秘宝 前編  碧の仮面」と付ける必要も無いはず。

そこで先程のスグリのセリフで気づいたんです。

そうか!!!!主題のゼロの秘宝が表しているものは、
エリアゼロに隠された財宝でもテラパゴスのことでもないんだ!!!

ゼロの秘宝とは、前編後編を通してやっと2人が手に入れた
ゼロからまた育む、「スグリと主人公の友情」の事だったんだ!!!!
つまり今作はスグリが、
友達というかけがえのない宝物を見つけるまでを描いた物語だったんだ!!!!!!


(すみません、考察と呼ぶのも烏滸がましいレベルの私の妄想でした。。。)



キタカミの里で初めて、主人公と出会ったときのスグリは、
本当は主人公とバトルしたいのに、その思いを伝える勇気がなくて、
それを見兼ねたゼイユに、代わりに伝えて貰っていたような少年でした。

それが今はどうでしょう。
強さへの執着を捨てたスグリは初めて
自分の弱さと自分の気持ちと向き合い、
大好きな主人公に
「友達になって欲しい」というスグリの本当の気持ちを、
自分の口から伝えられる、本当の強さを手に入れたのです。

そんなスグリの気持ちを、誰が拒めると言うのでしょう。

スグリの「友達になってくれる?」という言葉に
嬉しそうに優しく頷く主人公。


この2人に芽生えた友情はどんな財宝よりも価値があり
テラパゴスに負けないくらい輝いているものであると言うことを、私は信じています。


総評

ストーリーに関してですが、私のようなスグリファンにとってはこの上なく楽しめる内容になっていると思います。前編・後編を通して、スグリの感情を主軸に物語は展開されていきます。逆に言えば、スグリというキャラクターが苦手な人にとっては、これ以上ないくらい苦痛になると思います。如何にスグリというキャラクターを好きになれるかが、今回のシナリオを楽しめるかに関わってくることでしょう。
また今回の物語、スグリにフィーチャーしすぎている為か、それ以外のキャラクターの掘り下げが疎かになっている気が少ししました。⬆️でも述べた通り、ブライア先生であったり、今回の目玉であるはずの伝説のポケモン、テラパゴスについても結局こいつは何だったんだという感じであっさり終わってしまいます。DLC前半のオーガポンは大きく存在感を放っていたのに対し、後半のテラパゴスはキャラクターが弱いのかなと少し気になったところです。(まぁ、テラパゴスはアニメの方で先行登場しているレギュラーキャラのため、そっちで掘り下げられていくのかな?)後、ホームウェイ組の出番が今回一切なかったことも少し残念でした。

ストーリー以外の点に関しては、学園最強大会のNPCが強化されたことにより、ニンフィアでの金策周回が出来なくなったこと・今回出現する禁止伝説が色違い厳選が出来ないこと・BP集めがクソだるいことなどが、Twitterで燃えてるみたいです。個人的には、その辺のことはそんなに気になっていなくて。。。それよりも何よりも、クリア後にスグリやゼイユと会うことが出来ないということ、これが最大の不満点です!!!折角、友達にまたなれたのに。。。スグリきゅんにもう二度と会えないなんて、私は今まで何のために頑張ってきたんだと泣けてきます。
スグリという今までのポケモンでは類を見ない、素晴らしいキャラクターを生み出して下さったゲーフリには、わや感謝しておりますが、、、、、、
その反面、こんだけスグリきゅんにガチ恋させておいて、クリア後はスグリきゅんと離れ離れにさせるなんて、、、、、、

ゲーフリは鬼か!!!
オーガポンの何億倍も鬼のような所業をしやがって!!!!
スグリきゅんの部屋に入れさせろ!!!!!!
スグリきゅんと一緒に住ませろ!!!!!!!!
スグリきゅんと、結婚させろ!!!!!!!!!!!!
とブチ切れたい気持ちでいっぱいです。。。

スグリロスが辛すぎる。。。😢😢😢

これから何かしらのアップデートで、またスグリくんと会える事を切実に祈っております。



(追記:12月21日)

なんて思っていたら、公式から嬉しいお知らせが!!
思いのほか、早かった追加アップデート!

PVでは一瞬も映ってなかったけど、、、
キタカミの里が舞台ってことは、きっとスグリくん出してくれるんだよなぁ!?
今度こそスグリくんとずっと一緒に居られるんだよなぁっ!!??

信じてますぞ、ゲームフリーク!!!


最後の最後に、スグリが救われて本当によかった

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