狂おしくて、夏がやってくるからまた苦しくて、だいたいみんなそんなもん

ちょっともにっちもさっちもいかない
なんにもうまくいかない
誰もがそうだからお前もがんばれとか言う
そう言うお前はどうなんだよ
クソ野郎どもめ、とつばを吐く
狂っていく、狂っていく、太陽が道を照りつける、暑いんだからやめてくれよって焦げたカエルが唸る、だけどそれでも太陽は焼き尽くす、全てを無くしたいのか、無くしたい意思なんてもって

夏がくる、あの夏より死んでしまう多くの命がまわる、まわる、

くだらないとかどうでもいいとか
そんなの言い訳してないで
目をあければたぶん、うまくいくけど
こわい癖に、こわいことすら目を逸らす
なにも浮かばない、闇の中ではなにも浮かばない

自分を大事にしろとか自分を信じるとか
見えない言葉で遊んでくれるな

精神が、心が、脳が、愛が!

焼け野が原になっていく
なにもかもが無くなっていく

すべては世界を恨んでる

カエルは這いつくばって暑さに耐えしのび
進化を遂げ、太陽に合わせて生きていく

生きていくのだ