ラブレタリング

きみの属する文化が終焉をむかえるとき
この国に一体どんな変化がもたらされると思う?
私は少女として生き残りたいなどと
ダサい戯言を言うのに毎日必死になるばかりで
きみの凋落の可能性については
考えたことがなかった、今まで

悪夢を繰り返すようになってはじめて
恋の効用を痛感するけれどそんなもの
そんなものは、ぐしゃぐしゃぽいだ

きみの属する文化が終焉をむかえるとき
まだ存在しない言葉できみになにか伝えたいの
ほかの誰が余った暦をきみのために捧げようとも
私はいつか、
きみだけが解る言葉を思いつくから