2016年2月の記事一覧
無数の希望的観測が
また今夜も彼の起こす波に揺さぶられてる
私が一人称を失って
振り向いた瞬間に時が止まるなら
燃えるような奇跡がそこにある
希望的観測は外れるって決まっている
理想でなくて奇跡を求めている
その時には言葉以外の方法で教えて
すり減ってゆくきみの価値には
まったく興味が失せてくる
きみが手中におさめているのはただの氷
選ばずに染まれば
きみが大人になれば
あたしたちが我に返れば
きみが美しいうちは
まだ早すぎるよ
時折スマートフォンの中に
閉じ込められたような気分になる
ニュースアプリが伝える以上のことを私は知り得ない
生きるほど世界が小さくなることには
もう気づいてしまった
優しい人に出会うたび
これは君だろうかと少し考える
たった一人で混み合う交差点をうまく渡るよ
五感で覚えた春の陽
髪を光に透けさせながら走ろう
大丈夫まだ、笑って済むことだらけ
若いってだけで許される
若いってことが疎まれる
的を射ない答えに一番苛ついてるのは私
地雷だらけのフロアで時々スキップしたくなるの!
何もかも正しくない、
融通の名のもとに横行する不正
嘘つき。
きっと白昼夢をみていた
この街は不思議の街
あの時あたしは
夢をみていることに気づいて
立ち止まるべきだった
自由でいたい
自由でいたい
自由でいたい
まじなうように唱える
誰もあたしを傷つけられない
誰かのせいで泣いたりしない
涙から不純という不純を取り除けば毒になる
汚れなきその甘いにおいに騙されろ
黒いものを吐き出し始めた方が負け
うるさいよ
まったくもう
星が逃げてしまうじゃない
批判されるものを受け止める器に酔ってるより
正しい判断が下せるほうがうわて
あんたのつまんない話に付き合えるほど
機嫌がよくないの、あたし