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エスコンフィールドに行ったら、横浜スタジアムでモヤモヤしていた演出の答えがあったよ。という話。
2024年5月31日(金)~6月2日(日)にかけて、交流戦 日本ハムファイターズ 対 横浜 DeNA ベイスターズがエスコンフィールドで行なわれました。週末の試合ということもあり横浜ファンが大挙して(私も)駆けつけました。
2023年の開業時には、スポーツ以外のニュースにも大きく取り上げられ、行きたい気持ちはあったのですが、やはり北海道となると気軽に行けず、2023年の日ハムとの交流戦は、横浜スタジアムでの開催というこもあり、この年の遠征はあきらめました。
そして2023年の11月、翌年の日ハムとの交流戦が週末に行なわれると発表されると、多くの横浜ファンは北海道遠征準備を始めたのではないでしょうか。かくいう私も、11月中に飛行機とホテルの支払いをしていました。
試合は金・土の2試合を観戦しました。札幌でチェックインし、カレーを食べていざエスコンフィールドへ。札幌駅から北広島は20分ちょいですかね、車内は横浜ユニを着たお客さんがたくさんで、これは後々ちょっと気になることとして引っかかってゆくことになります。
北広島駅で降りると、改札を出て右に行くとエスコンフィールドへの遊歩道。左はシャトルバス乗り場。この日はまず試合開始前に球場に着きたいとシャトルバスを利用しました。駅を出たところに長蛇の列。試合開始2時間前でこんな感じか、ただバスはどんどん来るのでほどなく乗車でき、交通系 IC カードも使えたのでスムースに行けました(片道200円)。5分ほどで到着。
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バスが着いたのはコカ・コーラゲートの前。バスにのって建屋が近づいてきたとき、ニュースでよく見た大きなガラス張りのところではないのかな、その横でしたか。
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飲食は中で買ってねということで、ビン缶はもちろんのことペットボトルも回収されて、いざ入場。そして入ってすぐ「抜け」の良さ。グラウンドからその向こうまでハッキリと見える。この「話が早い」のはすばらしいですね。観客席にいても、グラウンドを挟んで向こうの様子がわかる、回遊する人たちが見られるのは新鮮でしたね。金曜は一塁側の内野席で観たのですが、向かいにズラッと横浜ユニは壮観でしたね。どうでしょう3分の1くらいは横浜ファンだったんじゃないですかね。声もよく出ていました。
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現在アクセスがやや悪いのですが、周りにほとんど何も無いがゆえのイメージ通りの外観や池、芝があるので、これは今後どうなってゆくのかわかりませんが、もしかしたら今後周りにいろいろ建つと施設の見え方も変わってくるかもしれませんね。
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施設内には「こまっていませんか? 」のボードを持った係員さんが文字通りいたるところにいらして、私も何度か声をかけました。そんななか飲食店の場所を聞いて、グラウンドをはさんで対角線上の場所を指し示し、それがハッキリと目視できた衝撃。試合中やイニング間の演出にも感じましたが、シームレス。
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施設内コンコースの広さは驚きましたね、試合後一斉に退場するときはさすがに混みますが、それ以外はゆったりと移動できましたね。
チケットは入場時に見せるだけで、中にはいってしまうと座席に着く時もチケット確認はありませんでした。特別な席ではチケット確認はあるとは思いますけども、これはなかなかすごいですよね。
ビジョンの演出、左右にある横長画面をたっぷり使って多くのデータ出すときと、アウト取ったときやイニングの頭は大きくシンプルに使う。このメリハリ。試合前にはスタジアム DJ の方が、観客席のお客さんを映し、コミユニケーションを取っていた。イニング間もそうだけど、けっこうお客さんをピンポイントで映してダンスさせたりしていた。
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田中正義セーブ機会のビジョン演出、照明をやや落とす。ゼロヒャクではない。これハマスタのダンスコンテストの答えだわ。ハマスタのイニング間イベントでダンスコンテストがあるのですが、照明を落とすんですよ。事前のアナウンスはあるのですが、けっこう暗くなってしまい、トイレ行くにも足元が見えづらいし、ビールなどの売り子さんがいったん通路からはずれて待機するのも気になっていたんです。そしてこのエスコンの演出「照明を落としましたよ」というのがあればいいんですよ。
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きつねダンス。3回終わりくらい? 特別な前置きなく普通のイニング間イベントだった。イニング間イベントは、パッケージされたものは少なく、とにかくお客さんのテンションを下げないため、音楽流して CLAP させたり、ビジョンで抜いてお客さんにやらせる。試合中に横浜投手交代があったときも、マウンドで少し調整する間も音楽で煽っていましたよ。とにかくテンションキープしている。
土曜デイゲームが終わり、球場で1時間ほどウロウロし、もう空いているだろうとバスで北広島駅に行くとこれが入場制限。日が落ちると一気に寒くなり、かと言って動くわけにもいかず、この旅程で唯一ゾッとした瞬間でしたね。これは北海道を甘く見てました。
そのあと札幌にもどり、すすきのをウロウロすると、すれ違う人から「ベイスターズだ」「今日試合あったんだ」などと言われる。そういえばハマスタで試合があった日は、街中で横浜ユニ来ている人を見かけるけど、日ハムはそこまででもなかった。感覚として”どこまでを街中としているのか”、エスコンはその中で完結してしまうからかもしれない。
ハマスタだと、途中でコンビニ行ったり、なにか食べたりがすぐにできる。エスコンは途中で外に出ても、敷地内のお店は何件かあるけど、周辺はかなり広々していて、だから建屋全体が遠くからでも見えるわけで、これは一長一短の部分がありますね。
「エスコン=街」。「ハマスタ+横浜=街」。の違いか。ハマスタは試合が終わってみんなユニを着たまま街に繰り出す。関内、伊勢佐木町、中華街、石川町、みなとみらい、野毛など。エスコンはそれ自体が街をギュッと圧縮したもなのかもしれない。逆に横浜の街は全体で許容してくれているのかな。関内、関外という分け方もあるみたいだし。
エスコン3日目(6/2(日))は行っていないけど試合終了後、横浜ファンに向けたメッセージが表示されたそう。中日、巨人戦のあともそれぞれにあったようだ。最後にこれを引用して終わります。
横浜DeNAベイスターズファンのみなさまへ
エスコンフィールド2年目、ベイスターズとは初の交流戦にご来場ありがとうございました。
1978年開業のベイスターズ本拠地「横浜スタジアム」は、市街地の公園の中に球場を造るという世界でも斬新な発想で多くの米国設計者を魅了しました。今では「park in the park(公園の中にあるボールパーク)」と呼ばれ、多くのメジャーリーグ球場の基本コンセプトになっています。
実は、エスコンフィールドもその刺激を受けた設計者たちの協力で誕生した球場です。われわれも皆様のように世界の人々に刺激を与えられる発想やコンセプトを作り、そして横浜スタジアムのように地元の方々にも愛される場所を創っていけるよう、たゆまぬ努力を重ねて参ります。
次回、皆様がご米場の際、「ここはいつも新しいことにチャレンジしている場所」と思っていただけるよう日々精進して参りますので、今後ともよろしくお願いします。
皆様の次回のご来場、心よりお待ちしております。ご来場ありがとうございました。
球場スタッフ一同
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