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台湾で米軍と合同訓練(40年ぶり)

今回はこちらの動画を文字化した方がいいのではと思って、少しずつ文字起こししています。
なんで新聞&テレビではやらないねん!
という事で、一月万冊さんでの烏賀陽さんの解説を載せます。

https://youtu.be/rMKDZcFMMTU

ソース元はこちらの記事

https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/world/2020/11/40-32.php?page=1


(8:44〜)
本土中国北京政府は、台湾を今も自分の国の1部だと主張している。つまり中国共産党政府にとっては台湾というのは内戦の結果的、敵であった蒋介石の政府が逃げて勝手に占拠した不法占拠の島だということになっている。今でも北京政府は台湾の解放、いわゆる統一というものをあきらめないと言っている。
国家分裂防止法※1という法律をこの間作ったのだが、そこに台湾の独立という1つの国として台湾が行動するようなことを許さないと言う宣言が書いてある。
という事は、台湾で米軍が演習してるという事は中国政府に断りなしに勝手に米軍が入ってきてそこで軍隊の練習をやったということである。
しかも、米軍がなぜ台湾軍と一緒に演習したのかと言うと中国北京政府が台湾に上陸して占領しちゃうぞと言ってるから。つまりどういうことかというと、米軍はこれで事実上台湾への武力行使を行えば米軍も参戦すると宣言している。
もう一つは、間接的にはアメリカは台湾を独立国だと言っている。要するに、北京政府の許可を取らなくても台湾で一緒に軍事演習をやろうと言って台湾の総督がやりましょうと言ったら、皆で暴れたわけ。
という事は、台湾内での外国軍つまりアメリカ軍の行動に北京政府の許可いらないと言ってるわけ、米軍は。
という事は、事実上台湾を独立国として認めていることになる。
1972年にニクソンが北京を訪問して、いわゆる米中正常化つまり台湾じゃなくて北京を正当な中国政府として認めると言ってからはじめての展開。40年ぶり。
※1
反国家分裂法(国家分裂防止法)について
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/zt/www12/t187198.htm

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