ファイナルファンタジー13クリアしました
公開日:2010-01-03 @WordPress
まず、買うにいたった経緯ですが、完全にこのトレーラーにしてやられました。
http://www.youtube.com/watch?v=9BfpWU_Jx0o
これを見るたびにやばい買ってしまう…と思ってたんですが結局買ってしまった。 いや、ほんとこのトレーラーの出来はいいです。ゲームやり終えた後でもグッとくるものがある。編集、死ぬほどいいです。
で、wktkしながらゲームをしてたわけですが…正直言えば、ストーリーはあんまり深みないですよね。戦闘のシステムはスピード感があって楽しめました。そしてやはりグラフィックと音楽の完成度は高い。 というわけで、それぞれ五つ星でいうと
ストーリー:★★☆☆☆
戦闘システム:★★★★☆
グラフィック:★★★★★
音楽:★★★★☆
という感じでしょうか。
出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
発売日: 2009/12/17
メディア: Video Game
購入: 62人 クリック: 1,283回
ストーリー
やらされてる感の強いFFですが、今回は本当に寄り道とかほとんど出来ない。下界(パルス)に降りるまでムービーを見るためにゲームを進めてる感じ。
それでもストーリーがいいなら全然いいんですケド。ぶっちゃけストーリーないでしょ?これ。
世界観をなかなかつかめないのはまぁ、FFにはよくあることだから別にいいんですよでも物語の展開が…なんかこう情緒面で腑に落ちない展開が多い。
論理的に筋が通らないことは100歩譲って見過ごそうじゃないですか。例えば、しょっぱなで、ライトニングが「すまなかった」とか言って、扉開けちゃうところとか、その後の説明皆無でも許します。
気になるのは、キャラクターの感情の起伏にプレイヤー(自身)がまったく付いていけない事。今回、声優の仕事がとても良いのですが、演技がよければよいほど、プレイヤーである私の方はなんとなくポカンとしてしまった。
ライトニングにせよ、ホープにせよ、まず、何がきっかけで、心境が変化したのかとにかくよく分からない。
ホープが「僕が前を行きます」とか言っちゃって、ライトニングが「前だけ見てろ。後ろは私が守る」とか言うんだけど、ちょ、おま、ホープどうしてそんな決意したくなったww。みたいな。しかもぶっちゃけ、その後でも、精神面での成長してると思えないしな。それに、お父さんさんざん毛嫌いしてたけど、会ってみたら意外といい人だし。
ヴァニラははじめの印象がDQN過ぎて、シリアス場面でもその印象を払拭できなかった。ホープがルシにされてるのは明らかにヴァニラが振り回したせいだし…。おまいはセラとかドッジのこと本当に反省してるのか。つーか、しっかりセラに謝れ。ファングにばっかりやらせてるんじゃない!
サッズは息子のことあっさりしすぎじゃねぇの?つーか、お前自害を誰かにとめられたんじゃなくて、自分でやめちゃったんか!
とかいろいろ思っちゃう。
彼らが勝手に盛り上がってる割に私は置いてきぼり。そんな感じです。
唯一分かりやすくて、まだ感情移入できたのはスノウとファングだった気がします。
スノウちゃんとセラの使命の勘違いを知ったとき凹んでたもんね。
ファングは「仲間がシ骸になるよりはマシだ」というのがとても素直な感じがした。これが普通の人間の心情だろう。それに、ファングの最終ダンジョン中の死亡フラグの立て方はすっごく分かりやすかった。
あ、そっか、なんかよう分からんうちにコクーンを守るとかいう話になってるのがよく分からんかったのかな。
プレイしてると、ムービーが異様に浮く。ムービーの出来がよいだけに、何盛り上がっちゃってるの?急にどうしたwみたいな。なんかかっこいいこと言いたいだけの、中二病患者向けのストーリーに見えてしまうのが悲しいね。
全然話変わるけど、今回、RPGにおいて「村とか町に立ち寄る」という行為がどんなに大切か痛感しました。パルスに降りてから、ムラムラ!!と、ヲルバ郷を目指してみれば…崩壊済みかよorz。泣きそうになりましたよ。(ところで、なんであの時、ヴァニラとファングは冷静だったんだよ!プレイヤーのこっちが泣きそうになってるっつーのに)
そんな感じでストーリーの紡ぎ方はいまいち。
あ、でもクリアした後に、タイトルバックの意味が分かるっていいですね。新鮮でした。
あと、ファイナルトレーラーの出来はいい。ほんとこれはいい。ゲームやり終わって中身スカスカって分かってるのにワクワクする。これはすごい。
戦闘システム
エンカウント形式なんだ…と思ってちょっとしょぼんでした。FF12のノーエンカウントがすごい新鮮だったので。でもアレだけの戦闘シーンを展開するには、普通のフィールド画面上で再現するのは難しかったんだろうね。戦闘のスピード感はとにかくすばらしいから。
DQと似たようなAIシステムなんだけど、全然違う。ライブラかけた後の仲間のおりこうさんな行動には舌を巻きます(若干エンハンサーの動きが微妙でしたが)。ちなみに、私の中での鉄板はフェニックスなんです。ラスボスで割合ダメージの攻撃された時に、フェニックスに切り替えた瞬間、瀕死からの立ち上がりはすごい快感。一瞬で回復。そして攻撃に転じる。かっこいい。
戦闘面でのゲームバランスはよいほうじゃないでしょうか。いわゆるレベル貯めやギルためしなくても普通にクリアできました。その分、オプティマはそうとういじりましたが…。
私の中でのRPGの座右の銘は「そこそこのRPGなら、レベル貯めなんかしなくても、普通にプレイしてる最中のレベルで、十分にストーリーを進められるもんである。勝てない場合は、大抵戦術が悪い。」なので。
でも、中にはすっごい苦労した敵もいます。というわけで、その宿敵との思い出をここで。
コクーン内の敵はわりとサクサク薦められたね。もたついたのはサッズの召喚獣戦ぐらいかな。問題は下界(パルス)ですよ。
キングベヒーモス
はじめは普通に戦える?とか思うんだけど、ベヒーモスが立ち上がった瞬間、瞬殺されること多数。そのあとはひたすら逃げるようになりました。 ただ、終盤、再度コクーンに上がってから強制的にキングベヒーモスとかアダマンとの戦いになって、超ドキドキしたんですが意外とあっさり勝てたな。ま、ランクはあんまりよくなかったけど。
スパルタンとロボット3匹
下界の坑道途中の橋で通せんぼする「スパルタン」とかいう敵とロボット3匹。これ絶対避けられない戦闘。すっげぇきつかったです。まず、「スパルタン」がロボット3体を強化するわけです。あー怖いって、がんばって先にロボット3体を倒しても、結局「スパルタン」が増援とかしちゃうわけ。じゃ「スパルタン」倒さなくちゃといっても、モタモタしてると、強化されたロボットに一気に殺される。確か10戦以上チャレンジしてましたね…。 どうやって倒したかな…。その時は、ディフェンダーおとりにして、ヒーラーで常に回復させて、アタッカーかブラスターで地道にダメージ与えてた気がする。そいでブレイクでラッシュ。でも気を抜くと、やっぱりロボットに殺されてましたが。
ヴァニラの召喚獣
召喚獣戦、結構全部きついですよ…。ストレートで勝ったのホープのアレキサンダーくらいじゃないかな。ヴァニラは本当に何回もタイムリミットで死にました。でも何回もチャレンジしたおかげでリベンジモードの時には物理攻撃すべからず…で、それ専用にオプティマ変えたりして倒したな。
あ、でもそれくらいか…苦労したのは。 再びコクーンに上がってからは、ボス戦ではほぼ無敗でした。
バトルメンバーの面子は、ライトニング、ファング、ホープ。
はじめはライトニング、スノウ、ヴァニラだったんですが、エンハンサーがいないときついことに気づき、サッズかホープ君どちらにするか…だったんですが、サッズの能力値がイマイチ中途半端で(武器レベルも最高にしてるのに、なぜか物理攻撃、魔法攻撃ともに800前後だった…なぜ?)、HP低いけど、魔法攻撃力が異様に強いホープ君に採用決定。そしてジャマーのロールのためにファング投入。 アタッカーとブラスターはどうでもいいんですが、ヒーラー二人とディフェンダー、ジャマー、エンハンサーが必要となるとこの組み合わせしかないんです。
余談ですが、途中でキャラクターごとにロールの規制がなくなるじゃないですか?あれ、正直うえぇって思ったんですよ。キャラクターの特長がなくなるやんけ!みたいなこと思って(FF6みたいなのあんまり好きじゃないの)。でも、あれデフォルト以外のロール成長には倍近くクリスタルポイントが必要なんですよね。なるほど、開発者わかってるなーと思いました。
なお、クリア時記録は以下の通り。
ゲームクリア時の記録
プレイ時間:53時間30分
メンバー:ライトニング ファング ホープ
■ライトニング HP:7080
物理攻撃:1253
魔法攻撃:1143
マグナムブレイズLV23
虹のアンクレットLV1
ファイターリストLV1
流水の指輪LV1
■ファング HP:7485 物理攻撃:1481 魔法攻撃:894 ブレードランスLV★ プラチナバングルLV1 ゴールドバングルLV1 流水の指輪LV1
■ホープ HP:4965 物理攻撃:739 魔法攻撃:1573 ホークアイLV★ シャーマンサインLV1 水の指輪LV1
ちなみに水の指輪をしてるのは、最終ダンジョン内で出てくる水妖対策です。ザッパーンって連続でウォタガしてきやがって。シ骸2匹と水妖4匹の避けられない戦闘になった時はコントローラー投げ出しそうになったわ!このゲーム、ラスボスより雑魚の方がやっかいです。
グラフィック・音楽
ムービーの完成度は高いです。髪の表現とか表情とか進歩したなぁと思います。 FF13のゲームプレイに付き合ってもらった相方が「今回は光の加減がすごい」と言っていましたが、なるほどと思いました。戦闘シーンとか、魔法による光線の反射がちゃんと計算されてる。サンダーを唱えたときの稲妻の光がちゃんと近くの人物や物にも写ってるんですもの。
あと、下界に下りたあとの自然界の表現は見事。スケール感とかよく出すよなぁ。映画『アバター』に負けてないんじゃない?フィールド歩くのが気持ちよかったです。
音楽は、今回植松さんじゃないんですね…。けどかなり好きです。戦闘の曲とか、森の中で流れる曲とかすごくいいです。あんまり主張したり、聞き入るような曲じゃないんだけど、自然に溶け込んでる感じ。この世界観にすごくあってる。
この戦闘曲は1分以降が特に熱いですよね。戦闘長引いてるのに、なんかテンションあがるんだ。これが。
バックサウンドに唄がこうも溶け込むとはね…ナイスリミックス。うっとり。
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初回限定版値段はるなー。でも買いそうになる私がいる。
そんな感じで長くなりましたが、感想終わり。
尚、私のFF略歴を申し上げると、
FFプレイ略歴
FF1
FC版でいちおうやろうとしたが、パワーアップ後のグラフィックがかわいくないことを知って止める。PSPにて、PS版を現在やってる、死ぬほど難易度タケェ。
FF2
FC版は途中でセーブデータが何回も消えたので断念。リメイクされたWS(ワンダースワン)版にてクリア。
FF3
FC版はラストダンジョンまで行くものの、なんか怖くて、兄にやってもらう。私のデータなのに兄にクリアしてもらう。DS版をやろうとするが、なぜか通信した後にデータが吹っ飛んでいたため、キレてそれ以降手を出していない。
FF4
SFC版にて、セーブデータの消滅の悲劇に何回かあいながらもめげずにチャレンジ。クリア。移植版のPS版もやる。そしてDS版は最終ダンジョン、ラスボス手前で止まってる。DS版の難易度の高さにばビビッたが、ほどよい刺激で楽しめました。一番思い出深いFF。リディア最愛で、小学生のころ、召喚獣とどうやって友達になれるか、どうやったら幻獣界にいけるのか真剣に悩んでいた気がする。
バツレナ派なんだけど、本編は明らかにバツファリ進行で幼心にショックを受けていた。確か当時兄とケンカして、「お前にはFF5やらせん」とか言われて、自身のお小遣いからこっそり買ってプレイしていたという切ないエピソードがある。というわけで、我が家にFF5のソフトは2つある。あと、FFやるために学校ずる休みしようとしたら、その日親に監視されて、結局一時間もプレイできなかったという甘酸っぱいエピソードもある。ちゃんとクリアしてる。
ロクティナ派(なのに本編はロクセリという)。クリア後、やりこみしようとしたけど、いろいろ断念。2回くらいプレイしてるはずなんだけど、あんまり覚えてない。
高校受験を控えてたにもかかわらず平気でプレイ。クラエア派。エアリスが死なないルートとかのうわさに振り回された。普通にクリア。二回目プレイでは、エアリスが死んでからはなんかやる気をなくしてそのまま放置した。
リノアのドキュンぷりに辟易。どのキャラクターも愛せなくて、最終ダンジョンまでいったけど、結局クリアせずに放置しました。
白鳥恵美子の唄の威力がすごい。ストーリーも好きだった。システムも好きでした。 魔術師はどこまでいっても魔術師なのがいい。普通にプレイしてたんだけど、クリアはなぜか友達にされてた気がする。たまたま。(なぜ、そう何度も他の人にクリアを譲るんだ。)
なんかあまりにもキャラクターのデザインセンスがなくて、全然やる気が起こらなかったが、友達にやれやれと熱心に誘われて無理やりやる…がものの5時間程度で放置。さらに兄にオチをネタバレされ、さらにやる気が萎える。でも、割と高評価を出してる人も多いので、今度やってみようと思う。
オンゲーには手を出していない。
序盤の途中で、とある方にセーブデータを消されて(事故)やる気が一気に萎える。再度がんばってみる。
こうやって思い返すと意外とクリアしてないシリーズ多いww 13をやった今、10や12をできるのか激しく不安だけど…今度やってみます。
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