映画『彼女がその名を知らない鳥たち』感想

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王様のブランチかなんかで「登場人物、みんな嫌なやつなのに、最後めちゃくちゃ泣いてしまう」っていう前評判を聞いてずっと気になってた作品。Netfixで配信してたので見た。


製作者の期待どおり、泣かせて頂いたけど、まぁ嗚咽を漏らすほどじゃない(嗚咽漏らすほど泣いてまうのは私にとっては「仄暗い水の底から」のラストエピソードが鉄板)。あと感動して泣いたわけじゃなくて、こういう報われない系が単純に今の私にとっては辛かったっていうのがある。なんでこんな貧乏くじひかにゃならんのよ…。可哀想過ぎる。これって愛?か?


こういう観点で泣いちゃうあたりが歳をとった感半端ない。


登場人物共感ゼロ!ってのがウリっぽかったけど、十和子の気持ちはまぁわからんでもない…というか友人にこういうタイプいたよなぁ…と思い返す。なので、この登場人物のような人たちが確かにいるとは理解できるし、いてもその存在は割と許しちゃいますかね。巻き込まれたくはないけど。


ちなみに陣治と十和子のスイートアパートはとても散らかってたけど、あれは完全にその場で作られた散らかり様だなって気づいてしまった。 あんな散らかり様なのに、キッチンに油汚れがないのですよね(完全主婦目線)


彼女がその名を知らない鳥たち 特別版 [Blu-ray]


この蒼井優がいまや、山ちゃんの奥様とは……。


彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)


すでにネタバレちゃってるわけだけど、本も読んでみたいかも。


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