見出し画像

シュークリームのはなし

シュークリームを考えた人って、スゴくないですか?

シュークリームは、わたしがアシスタントをしているお菓子教室でも年に一度は作りますが、シューを焼くのってすごく楽しいんです。
生地が風船のように膨らむ様が楽しくて、嬉しくなる!

はじめてのお菓子づくりは、たぶんホットケーキだったと思います。ホットケーキミックスと卵と牛乳を混ぜて焼くというもの。
次はババロアで、これは母が作る定番のおやつで、卵と牛乳とお砂糖、生クリームとゼラチンを混ぜて冷やし固める。
そうやって子どものころに小麦粉やゼラチンの特性を知ってしまったから、小麦粉と水分を混ぜて加熱したらどうなるか、液体にゼラチンを加えて冷やしたらどうなるか、は感覚的に身についたんです。
ただ、ゼラチンがなんなのかを知ったのは、だいぶ大きくなってからでしたけどね。

さて、シュークリームの作り方なんですけど。
衝撃なのは、最初の手順。

お水とバターを一緒に加熱してバターをとかす。

ん?水とバター??
水と油、絶対に混ざり合わない組み合わせですよね。
初めてシュークリームを作った人、なんでこんなことしたんだろ?と。

そして、そこへ小麦粉を投入。
小麦粉を加えて練り混ぜると、ホワイトシチューのルーを作る過程の状態と似てくる。ルーはとかしたバターに小麦粉を加えて混ぜて、少しずつ水分を加えながらさらに混ぜるというものだけども。
もしかして、ホワイトシチューのルーを作ろうとして手順を間違えた?
けど、ここまでの手順まちがいならば軌道修正してルーを作ることができそうなのに。牛乳を加えればルーになるところ、卵を加えるという…。これはもう意図的ですよね、きっと。

子どものころから趣味でお菓子を作っていて、けっこう適当な自分流レシピで創作もしていたけど、水とバターを一緒に加熱するなんて発想には至らなかったし、それだからもちろん、創作でシュークリームを作ることもできませんでした。
シュークリームのレシピを知ってからも、なぜか素直に受け入れられないというか。いろいろ不思議すぎて(笑)

それにしても、新しいレシピを生み出す人ってすごいな、と。

インターネットで調べれば、シュークリームの由来なんてすぐにわかるんでしょうけど、あーだこーだと想像してるのがおもしろいので、あえて調べずにいようかと。

ゆるーくお料理してます(*´˘`*) ときどき無性に大きなお鍋でお肉を煮込みたくなる! ときどき失敗もする…けど、大抵はなんとかなる! 一応、野菜ソムリエで、アスリートフードマイスター。 豆腐マイスターでもある。 それから、お菓子教室でアシスタント歴5年目!