常に姿勢を問われている


3日間SNSの更新がないと超心配される佐藤です。どうも。。。
※noteは更新しきれずすみません!

先週の金曜日の議会(保健福祉委員会)で、ものすごく恥ずかしい格好悪い情けない事なのですが、涙してしまいました。
ご心配をおかけして申し訳ありません。

40歳にもなって、しかも公共の場で大勢の議員や一般傍聴者や職員さんの居る中で涙するなんて思ってもいなかったし、その後も5時間くらいずっと泣いてたんで、その後のものすごい激しい頭痛で大変でした。

議会の議事録には佐藤が泣いたなんて残りません。
ただ、事実なので投稿に残しておきます。

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議案97号
さいたま市介護老人保健施設・老人福祉施設グリーンヒルうらわについての議案

施設の老朽化に伴い、多額の修繕費がかかるのと、民間施設が整ってきたことから、公共のこの施設を廃止する・・・と。
介護保険制度が始まる前、約30年前に日本全国で先駆けて作られた施設であり、さいたま市立病院に隣接し、自然も豊かな場所。
今でも70名ほどの方が利用しています。

30年前に掲げた「高齢福祉をしっかりとやっていく」という行政の姿勢は、
超高齢社会において、さいたま市はこれからも守っていくべきと思うし、
今後民間事業者だけに頼ってしまっても大丈夫なのだろうか?
公が担う事をやめてしまって本当にいいの?と、さまざまな疑問がありました。
施設の修繕費は4年間で約20億円。
その他、毎年維持費として2.2億円のほか、事業者は毎年8,000万円の赤字。
※ちなみにさいたま市は全体で約1兆2000億円の予算規模

自分なりに調べたり、関係者に話を聞いたりして、考えました。
・・・その結果
私は反対討論を準備していましたが、
それは出さずに賛成することにしました。

なぜならば、『附帯決議の案』が出てきたからです。
(※附帯決議[ふたいけつぎ]:可決された議案に対し、事業執行する上での要望や留意事項をまとめて提出するもの)

附帯決議の内容は、ざっくりいうと、
「廃止に伴う対応について、現在の利用者さんへの最大限の配慮を要望すること」
私は、大変悩みましたが、それが今の最良の選択であると導き出しました。
議案自体に反対したら、附帯決議に賛成すると整合性がなくなり、それは避けたい。
※ちなみに会派の縛りがあったとかではないです。私が自ら選んだ結果です。

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しかし、いざ委員会で各会派の討論を聞いていたら、
いつの間にか涙が込み上げてきていました。
各会派の賛成討論は、反対意見を述べながらも賛成をするといった苦しい内容が多くあったように感じました。
討論をした各議員も相当に悩んだのではないかと思います。
※討論内容は後日議事録で見ることができますので、是非見てみてください。

そんな中、私は、
「本当にこの施設がなくなってしまっていいのか?」
「反対討論もせず、発言もせずに静かに賛成起立し、何やってんだよ自分」
「なんのために私は議員になったの?」

悔しさと虚しさ情けなさと、色々な感情が混じり合い、
気づいたら歯を食いしばって泣いてました。

議員や一般傍聴者や職員さんも見ている。
泣いたら泣いたで、めちゃくちゃ面倒なのもわかっていたのに。

でも、自分が選んだ結果が全てです。
議員として選んだ責任は自分にあります。
結果は覆りませんし、言い訳もしません。
この投稿が「根性なしのただのお気持ち表明だ」とか馬鹿にされても仕方ないとも思ってます。
私を選んでくださった皆様には、今の私がどう映っているのかわかりませんが、
これからも誠心誠意を持って、一生懸命活動していきたいと思います。

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委員会内では議案は賛成多数で可決
附帯決議は全会一致で可決しました。

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この議案は
6/27本会議で委員会報告・質疑(委員長が委員会内で審議した内容を報告し、それに対して委員会に所属していない議員が質問できる)
6/28本会議で最終的な討論・採決(委員会での結果を元に、討論と賛成反対の採決をする)が行われます。

▶︎インターネット生中継もありますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。

#無所属新人議員日誌
#高齢者福祉
#公共が担うとは

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