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やっとシドニーに慣れた気がする


夫の地元シドニーに引っ越して2年と4ヶ月。私、やっとこっちの生活に慣れた気がする。
15年前とはいえワーキングホリデーで1年住んだことあったし、夫の地元だから何度も来たことはあったのだけど、でも引越し前は全然こっちの生活のイメージがつかなかった。引越しの際には夫の会社が出してくれたから日本からいくらでも荷物持ってこれたから、思いつくもの全て買い込んでぶち込んで持ってきた。

今日2年振りにすごく大きな片付けをしたんだよね、いらない服を片付けたり子供達の成長にともなって使わなくなったおもちゃを捨てたり。いくつか引っ越しの時の荷物が手付かずになっていたものがあってそれも開いたんだけど、「こんなもの持ってきていたのか」というものが沢山あって驚いた。

例えば靴。私好きなブランドの靴があるんだけど、その靴をいくつも新品で買い込んで持ってきていた。でも靴って気分や天候やライフスタイルにによって履きたいもの変わるよね。いはゆる「買い溜め」しにくいものの一つだと思う。そして当たり前だけどシドニーでも買える。

これって「引っ越し当時の私心配しすぎ」の一言で済ますこともできるんだけど、でも「シドニーの生活が全くイメージできていなかったから」が理由だと思うんだ。今だったらK martに行けばこれくらいの値段でこれくらいのものが買える、ちゃんとしたものが欲しければアウトレットでブランドもの買うか日本一時帰国の時に買えばいい、って思える。そしてそれは私はシドニーの生活が肌感覚でわかるようになったから、なんだよね。

食料品とかもそうで、地元のスーパーに行けばこんなものがこれくらいの金額とクオリティで手に入る、東京マートなどに行けばこんなものがこれくらいの値段で手に入る、とかもわかる。だから日本一時帰国の時にどういうものを優先的に買っていったほうがいいかもわかるし、最悪こっちで買えることがわかっているから無駄に買い込みすぎることもない。前までは、「なんでも全部日本で買ってこないと」と溜め込むことが多かったけど、「必要な時に必要なものを買う」という当たり前の生活ができるようになった。

逆に日本でしか買えないもの、こっちで買うとものすごく高くつくもの、というものもあって、典型的なのは「子供の本やドリルなどの勉強グッズ」。シドニーには紀伊國屋があるけれど子供の本の取り扱いはそこまで多くないし、金額がものすごく高い。ドリルとかは今使わなくても学年が上がったら絶対に使うようになるから、無駄にもならない。腐るものではないし、これは日本で買ってきて、自宅に保管しておくのが絶対にいいと思う。

そこらへんの緩急をつけることができたことで、自分の生活を快適にできるようになった。
そしてこの生活を支えているのは「定期的に日本一時帰国ができていること」。自分にも家族にも心地よい日本一時帰国のサイクルを持ててていることで無駄なストレスを溜めずに生活できていると思う。

外食やライフスタイルもそう。シドニーは外食が高い。そしてカフェでの朝ごはんをすごく重視するライフスタイルがある。私は外食好きで基本日本では1日1-2回は外食していたような人なんだけど、シドニーでは友人との会食とかを除いては外食は朝か昼に行くようになった。あと吉野家の牛丼的な、手軽に食べれて美味しいお店もないことはないんだけど(FIsh bowlとかケバブとかベトナムロールとか)あんまり自宅の周りにないから基本的にはあまり外食しなくなった。外食は夫と朝か昼に行くか、一人で行くか、特別な時のディナー。生活も朝型になったね。日本の居酒屋で夜まで飲むようなライフスタイルをそのまま持ち込むとシドニーではものすごく高くつくしそんな時間まであいている店も少ないしそもそも付き合ってくれる人がいない。でもこっちのライフスタイルを踏襲することで心地よい遊び方ができるようになった。

もちろんこういうのってネットでも情報は出てくる。
●オーストラリアでもダイソーはある、でも高い
●東京マートというところでカレールーとか買える
●アジグロで生鮮食品が買える
●オーストラリア人は朝型でカフェを楽しむ
でも、実際に住んでみないと、どんな感じなのか、どういうふうに付き合っていくのが自分にとって心地よいのか、わからないと思うんだよね。

と、まあ、2年と4ヶ月住んで自分がオーストラリアでの生活が心地良いと感じるようになりました、片付けで引っ越しの時の荷物を開いてふとその時に自分が当時どう感じていたかを思い出しました、って話。オーストラリアの生活、楽しいよ。

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