手術後の宿命に「下痢,痛み,胆管炎」があります.しゃーない,しゃーないの精神.いろいろ切った貼ったしているお腹だから防ぎようがない部分が大きくて.

常備薬を毎回ちゃんと飲むこと,便秘避けること,ゆっくり食べること,暴飲暴食避けることくらい.便秘避けるのも難しい時だってあるし,食べたくなっていっぱい食べちゃう時もあるから毎日厳守は難しいです.


胆管炎は,腸と接合されてる胆管に菌が逆流しちゃって一瞬8度超えの熱が出るのが主な症状.その他は頭痛に寒気と怠さで風邪と同じです.あとは鳩尾から右側の部分が非常に痛む.

去年の6月,コロナ禍中に胆管炎発症しました.出社した日の晩に高熱.あっという間に38度超えて一人で寝てるのが怖かった.体温計るのも怖くて.でも,喉の痛みも咳も味覚障害も何も出てないことにほんの少し希望を持てて.

今ほど市中感染も進んでなくてワクチンも無かったころ.熱よりも何よりも嫌だったのは,周囲に広げてしまったらっていう恐怖感と罪悪感が湧き出たことです.コロナだったらどうしよう!感染させてしまって広げていたらどうしようって!気が気じゃなかったです.翌朝,接触した人たちに謝りと発熱報告のメールと電話.

確定したかのようなコメントを受けても,しんどくて症状説明する気にもなれずひたすら黙って聞きました.熱でぼーっとしながらの対応に,身体も心も正直凄く辛かったです.

朝一主治医に診てもらったら「胆管炎だねー」って.CTと血液検査の結果からPCRは必要無いってなって,抗生剤もらって帰宅.熱は下がっても,右腹の激しい痛みと倦怠感が1週間近く続きました.この時ばかりは,普段は嬉しくない痛みが嬉しかったです.痛むってことはコロナじゃないってことだから!風邪症状も一切無くて.

そこから2週間自宅待機.出社して暫くは,人と接するのが怖くて接触を避けていました.発熱直後の対応が懲り懲りだったから.やたらと物理的にも距離を保って.

コロナって人間の心の中の色々を剥き出しにしていくって実感します.普段は覆い被されている部分が見事に露呈する感じ.

攻撃,自己嫌悪,罪悪感,自分勝手,自分さへ良ければいい,自分は大丈夫っていう過信,あいつがこう言うから,あいつもそうやっているからっていう類の責任転嫁,どうして自分だけが我慢を?の犠牲心とかとか.

今は自粛を頑張ります.周りに流されない強さを.「自分自身の命を守ることが他の命を守ることに繋がる」って.