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撃沈からの復活・懲り懲りシャンペトル・ブーケ:ブーケレッスンのこと

こんばんは。
咲凛さとです。

定期的に私自身もブーケレッスンを受け続けています。先生であるジャルダン先生のレッスン備忘録です。

「思考を捨てて」をコンセプトの一つにブーケ・セラピーを開催しているにも拘らず… 私自身、「思考の沼」にどハマりしてしまいました笑笑。

今回は、特大シャンペトル・ブーケのレッスンです。大きなシャンペトルを束ねるのは、半年ぶりです。

シャンペトル・ブーケは、田園風景を再現したブーケのこと。フランス発祥です。

フランスで修行されたジャルダン先生が、神楽坂でお店を開いたきっかけの一つが、シャンペトル・ブーケを広めることだったそうです。

ジャルダン先生の住処です♪

私はここ最近、レモン型や栗型とか卵型とかのブーケを束ねていたからでしょうか。

今日は束ねている途中に、台形ブーケになってしまって半泣きでした。ボールが転げ落ちるブーケ笑笑。未だかつて見たことがありません!

何をやってんだか訳わかんなくなって迷走していました。考えすぎると、マインドフルネス瞑想では無く迷走しちゃいます。

台形のブーケ


去年のスペシャル・シャンペトル・ブーケレッスンの時に綴ったレッスンノート。ここにちゃんと書いてあるのに、全然実行できていなかったことが幾つかあります。

(ばかばかばかー!って叫びます。)

反省点

初っ端、クネっとした大きな立派なグミの木からスタートしました。

先端を出すか、ベースとして使うか迷いました。迷いながらブーケを束ね出すと、必ず壁にぶち当たるようです…

✔︎考え過ぎ!煩悩の塊

良い作品を束ねたい欲が全面に出てしまい、ブーケを一点凝視していました。全体を引いて見ることができてませんでした涙。

✔︎支点(左手のブーケを握る箇所)が上がってる!

一点凝視すると力が入り、支点が上に上になっちゃう… 支点が上に行くとブーケが横に広がり、さらに一点凝視して1箇所集中的に花が盛られていく。そうすることで、ブーケの中心軸がブレる。その結果「台形」ブーケになっていたようです。

✔︎「感じる心」を置き去り!!

次のブログにてたっぷり綴ります。

✔︎回し足りない!

今回、全然ブーケを回せてなかったです。一点凝視してしまっていたから。

ここからは、言い訳です。
今日は、いつもと違う「隅っこの花の小部屋」の席で束ねていました。あっちゃこっちゃに自由に動けなかった。動きながらの方が、特大ブーケは回しやすいみたい。

✔︎ぺんぺん草の枝分け少ない

ぺんぺん草を大きな塊のまま使ってました。枝分けが甘かったみたいです。結果、クッション材不足に陥りました。

できていた点

『できている点』を褒めることが大事だよ
byジャルダン先生

ということで、できていた点もリストアップします。

💮スパイラル注意

左手のちょっとした違和感に凄く注意を払いました。束ねながら、支点すぐ上の枝や葉を外したりもしました。

💮気合いで復活

ブーケが台形になったのに気づいた瞬間、最初からやり直したくなりました。「最初からやり直したいー!」と声を上げちゃいました。

ジャルダン先生は、「いいよー」って仰ってくださったのですが。時計を見たら18時すぎ。閉店19時までの1時間で束ね直して完成させる自信もなく、そのまま束ね続けることにしました。

台形の滑り台になってる部分を、ざっくりと外して。ちゃかちゃかと、横顔均等になるように盛り付けていきました。考えずに、ぱっぱかちゃかちゃか。

やはり、考えない方がうまくいきました♪ なんとか均等に近いブーケの形を取り戻しました。

考えすぎの沼にハマった時に抜け出すコツ

✔︎一旦その場を離れて息抜きを入れる。
✔︎時間制限を設ける。

今回、「閉店まであと1時間!」と時間制限を意識したことが、直感感覚を取り戻すのに功を奏したようです。

💮支点をぐいっと下げる

支点が上に上がっていたが故に、ブーケが横に広がって高さが出ていませんでした。ブーケが重くて、無意識のうちに左手支点を上げていました。

下の図、黄色矢印の箇所で握っていました。手に感じる反発も大きくなり、余計に左手に力が入ってしまいます。

高さのあるブーケにしたくて、支点をぐいっと下げました。下げると、スパイラルがスーッと細い箇所で握ることができました♪下の図、緑矢印の箇所です。ブーケにも高さが出てきました。

支点を下げたらブーケがぐらつくようで不安に思いますが、意外とぐらつくことはありません。大丈夫なのです。

完成形

「もうお腹いっぱい、もう充分、もう要らない」ってブツブツ言いながら、花材を最後まで入れていきました笑笑

スイーツ先生は花瓶の間から、「隅っこ花の小部屋」で苦しむ私を見ては、ケタケタと笑ってらっしゃいました。そのお姿は、まるで「家政婦はミタ」のようでした。「スイーツ先生はミタ」

アウトラインのぺんぺん草は、ポキポキ折れて垂れ下がっていました… エゴン・シーレの描く指のように。「象徴主義」がテーマならば、私の折れた心が表現できて良いのですが。

今日のテーマは、「ロマンチックなシャンペトル・ブーケ」。折れたぺんぺん草は、姿を消して頂きました。


今日も学び多い充実の時間を、ありがとうございました!

今まで束ねたブーケの中でダントツにハードで、凄く苦労したけれど

やっぱり、このシャンペトルが1番好きです!凄く凄く大好きです🤍

今度こそは、迷走せず、我欲を捨て
花の声にひたすら耳を傾けて
感覚直感に従って束ねたい…

あ… この時点で「欲」が出ているな笑笑

今日のお言葉

良い作品束ねようって狙うと力が入って、うまく行かないことが多いよ。みんなの前でお喋りしながら束ねている方が、良いものができるんだ。

ジャルダン先生