5.16年秋 優しすぎる最初の主治医と検査卒業

「あなたはね検査のたびに覚悟を決めてやってくる.たった数ミリの小さなオデキのために神経すり減らすよりもね,日々を楽しむことの方が大事だと思うんだ」

わたしがイメージしていた大学病院は,人間味のない無機質な空間でした.人と人の関わりが希薄なイメージ.そんなイメージは見事に覆されました.最初の主治医は,ちびまる子ちゃんのお父さんみたいなイメージの先生で.とにかく優しかったです.

冒頭の言葉は,最初の主治医に頂いた言葉です.内視鏡の後,半年に一度のMRI検査を継続して受けました.半年毎の検査の度に待合室でお会いすると,ちゃんと名前で呼んでくれて.「久しぶりだね.少し痩せた?」とか「少しふっくらしたね」とか声を掛けていただいていました.

ご高齢の女性患者さんの車椅子をその先生が押してらっしゃったのですが,その患者さんから「先生,名前は何?優しすぎて惚れちゃうよー」って言われてらっしゃったこともありました笑

16年秋のMRI検査終了後,「もう検査を終わらせよう!そのかわり何かあったら直ぐ来てね」ってお言葉を頂きました.凄く凄く嬉しかったです!あの大音量のMRIからも,毎回ドキドキしながら聞きに行く検査結果からも卒業できることが!

ただ,痛みは継続したままでした.薬膳料理とか膵炎用のレシピ本を買ったりとか.脂を極力減らす食事を継続していました.検査卒業記念っていって,同僚達と飲みに行きましたが,ビール一口で激しく痛みが出ちゃって,,,

取引先との会食も烏龍茶やソフトドリンクで対応する日々が続きました.お酒を飲まない飲み会って,身体がとても楽なのです♪おうちに帰ってからと翌日の疲れ具合が全くもって楽で,,,

オデキに対しては,「この先どうなるかだなんて分からない.そうなったらその時に考えれば良い」って自分自身に言い聞かせていました.