人間関係の基本は1対1だ。互いに観察し、観察される関係である。しかし、マスメディアなどによって、両者の関係が非対称な場ができると、そこに観察者と対象の固定化(対化)が発生する。その結果、観察者に「対象化したい」つまり有名になりたいとか、注文されたいとかいう欲が発生する。それにより、お金の動きも発生する。全ての人間関係が本来の状態なら、貧富の差など生じるはずはないのである。

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