ウィルスとは

いま、ニュースなどで話題になっている、新型ウィルスだが、私はそれを二極性(二元性)統合のシンボルとして考えたい。
量子力学は、古典物理学によってそれぞれ完成された、モノを扱う領域(力学)と空間を扱う領域(電磁気学)の両者を統合するために生まれた。分離してしまった物質と精神の統合という言い方もできるだろう。しかし、科学者はその意味を正しく理解することなく、逆に人間のエゴに利用されることになり、人類史上最も悲惨な結果(人災)を生むことになった。
ウィルスは、生命と非生命の中間的存在である。それは、生命とは何か、物質(非生命)との違いは何か、について考え、両者を統合させるきっかけを与えてくれているのではないだろうか。もし人類がその意味を全く理解することなく単に物質的な存在として扱ったならば、量子力学の時のように、人類にとって生産的な結果を生み出すことはないと思われる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?