哲学と科学

昨日のヌース物理部でも話があったが、哲学と科学の深い溝は何とかならないだろうか。数式を見慣れた科学者にとって、難解で意味不明な哲学用語がぎっしり詰まった文字の羅列を読むのは非常に困難である。またその逆に、哲学者にとって、見慣れないギリシャ文字の数式の意味を理解するのは大変だ。どちらにも馴染みのない一般人にとっては、両方とも敷居が高いだろう。また、科学は既成事実の積み重ね(たまに飛躍もあるが)で発展していくのに対し、哲学者は、それまでの哲学を批判的に観察して、それぞれ独自の哲学を新しい言葉で築いていくことが多い。
しかし、このような違いがあるにしても、両者の統合(元々は一つだったのだが)は、われわれがどうしても果たしていかなくてはならない課題であろう。

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