弘前の桜は日本一
今年の冬は豪雪で、きっと遅い春になるであろうとの予想とは逆に三月に入ってからの好天でみるみるうちに積雪もなくなり木々の生育も早まって全国的に早い春の訪れとなったようです。
気温の上昇とともに桜前線も北上し、ここ弘前でも桜の季節となりました。
弘前の桜の特徴
桜の木は一般的に切らないと言われていますが弘前公園の桜はりんごの剪定技術の応用で剪定管理されています。園内には約2600本の桜の木があり、「弘前方式」と言われる剪定方法などにより、一つの蕾から通常2〜4個の花が咲くのに対し、弘前公園の桜は4〜5個の花が咲いています。そのためボリューム感のある桜が楽しめます。
日本一太いソメイヨシノと最長寿のソメイヨシノ
弘前公園内には日本一幹回りが太いソメイヨシノも存在します。幹回りは537センチ、樹高は10メートル以上。植栽時期は定かではありませんが、推定樹齢は100年以上。幹回りには柵が設けられ園内の桜の中でも厳重に管理されているのが伝わります。
この木と同時期に旧藩士の菊池楯衛から1882年に寄贈された樹齢約140年。ソメイヨシノの寿命は60年ほどと言われていますが、弘前公園には100年以上の木が300本もあるのが魅力の一つです。菊池楯衛氏はりんご業界にとっても偉人の一人で「青森りんごの開祖」と言われりんご栽培技術を広めて青森県がりんご主産地になる基礎を作ったと言われています。
やっぱり夜桜がいいよね
夜桜を楽しみたいのならやはり、西濠付近がおすすめ。
春陽橋は抜群のフォトスポットとなっておりなかなか橋を渡れないということもしばしば。
撮影場所がどうなっているかというと↓
この濠の反対側からの眺めが私のお気に入り↓
最近はSNSで話題にもなったハート型↓
撮影場所にはお年頃のカップルばかりが順番待ちするほど最近は人気スポット。おじさん園主は彼らの目を気にしながら列に並び何とか撮影、、、。
運が良ければ見られる花筏
桜の花が散ったタイミングで見られるのが外濠の花筏。
花筏を見られるのは1日のみ。時間が経つにつれ花弁が変色しピンクの絨毯だったのが茶色の絨毯に、、、。
桜切るバカ、梅切らぬバカ
昔からの言い伝えで「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という言葉があるように桜の木は剪定しないということが一般的。弘前方式と呼ばれる管理方法によって剪定管理され100年以上もの木が未だ毎年満開の花を咲かせてくれます。また弘前公園には「桜守(さくらもり)」と言われる樹木医の方々の存在も忘れてはいけません。
実はコロナ禍だった年が一番だったとも
数年前から猛威振るったコロナ。全国各地でイベントが中止され弘前さくらまつりも開催中止した年がありました。公園に入る出入り口は封鎖され中の様子は遠目でしか見ることができませんでした。しかしその年の桜は今までで一番の咲き具合だったとか。。。確かに外濠の桜は花量が多く感じたように思います。今思えば、世の中先の見えない暗いムードの中、我々を元気つけるように咲いていたのかもしれません。
コロナが始まってから桜祭には行けてませんが、当農園から車で15分で弘前公園です。市内に用事があるときにはわざと期弘前公園付近を通ってみたり。4月11日今日外濠は満開となったようです。園内は2日後満開の予定。
園主が子供の頃はGWに桜が開花〜満開となっていました。昨今はずっとGW前に桜が咲いて、今年は記録的に早い開花となってしましました。りんごの生育も然り。5月に咲いていたりんごの花も今年は4月下旬には咲きそうです。
数年後、4月中旬には桜の開花、4月下旬にはりんごの開花が標準となっているのだろうか?
※写真は過去PIC。無断使用厳禁です。
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