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30年が数十秒で

連日の好天気で春も近いのか?雪解けも進んできた園地です。雪の反射で目や顔が焼けちゃう、、、、この時期になり買い物に行くとサングラス型の日焼けしたおじさんたちが多く、一目でりんご農家とわかります。

育てるのに数十年

今日もいつものように剪定していました。りんご栽培は苗を植えてからしっかりと管理すれば100年以上もの木も現存します。今日剪定した木も樹齢50年以上ありそうな大きな木でした。私のおじいちゃんが植えた木で、父親へと受け継がれ、そして私が管理するようになった木です。大きな木を剪定する時には特に気を使い時間も要します。

大きな決断

そんな大きな木の太い枝を一本切っちゃいました。直径30センチほど、枝齢30年ほどではないでしょうか。木の周りをぐるぐると何周も周り、切るという決断に至りました。育てるのに30年、切るのに数十秒、、、。

もちろん、技術的な理由が大きくこの枝を切ったからこそ、これからまた何十年も生産してくれる木になるようにとの判断です。大きな枝を切ることで枝が伸びすぎてしまったり、逆に一気に弱ってしまったりすることもありますが、全ては私の責任。きっと良い方向に向かってくれるでしょう。


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