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りんごの保存方法

冷蔵技術の発達とともに通年スーパーなどで販売されているりんごですが、果物の中でも驚異的に日持ちする果物がりんごではないでしょうか?

我々、生産者は収穫したりんごは産地市場やJAなどに出荷し、それぞれの冷蔵施設で保管され選別され全国各地へと出荷されるわけです。そうすることで販売時期を少しずつずらし通年販売が可能となっています。

冷蔵保管が基本

いくら日持ちのいい果物だからといってそのまま室内に置いておくのはNG。

りんごはポリ袋に入れて密閉し、野菜室で保存する。これが基本です。

さらに手を加えれるならば、一個一個新聞紙でくるみ、市販の鮮度保持袋に入れ冷蔵保管がベスト。箱買いし大量にある場合は、できるだけ冷蔵保管し入り切らない分はなるべく気温の低い冷暗所に置いておき、こちらのりんごから消費していくといいでしょう。

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品種にも注意

りんご=日持ちする というのは少し違います。

品種によっては、保存に不向きな品種もあります。簡単に説明すると、早生品種(8〜9月収穫)は日持ちしません。収穫直後のリンゴを食べるのが一番美味しくいただけます。逆に日持ちするりんごは10月下旬から11月中旬頃に収穫される、いわゆる晩生種といわれる品種で「ふじ」なんかが有名です。

みなさん大好き「蜜入りんご」は保存中に蜜部分が褐変することもあり、長期保存には不向きとされています。

生産者としては、旬の品種を旬のうちに食べてほしいですね。

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