職人さんにリスペクト
りんごの品質を大きく左右するという剪定。その剪定鋸を目立てしてくれる職人さんが激減中です。大量生産の鋸が流通する現在、農家でも9割の農家は大量生産の鋸を使用しているのではないでしょうか。
私の使用してる鋸を目立てしてくれる職人さん
現在私は約10本ほど職人さんに目立てしてもらっています。もうかれこれ15年以上のお付き合いになります。15年前は市内に数件あった目立て屋さんも今ではここの鋸屋さんのみとなりました。私は近所という事もあり色々と沢山のことを教えていただきました。
看板すらない鋸屋さん
その鋸屋さんは看板すらありません。青森のりんご農家ならピンときてる方も多いはず。他県の農家からも沢山の鋸が送られてきます。それだけ職人さんの鋸の目立てがいいという証拠。
そして、常連さんには剪定で使用する鋏も研いでくれます。これがまた抜群に切れるということで噂になりした。挟んだ瞬間「キュッ」と鳴きのはいる鋏。
鋸から鋏屋へ?
最近、思うことがあります。ここにくる人はもともと鋸屋さんというのは誰もが知っている事実。なのに鋏だけ研いでと持ってくる人が多すぎる。本来ならそこで鋸を買って目立てをしてもらって、そのついでに鋏もお願いするというのが常識ではないでしょうか。
冗談まじりに「いつから鋏屋さんになったの?」と言ったこともあります。もちろん鋏を研ぐのも仕事として料金は発生していますがなんだか腑に落ちません。強面ではあるものの気さくな方なので軽く見られがちなのもなんだか嫌。
日産かトヨタか
最近では、鋸屋さんが一軒となってしまった事もあり、他の鋸屋さんの鋸も依頼されることが多くなってきてるようです。いつも日産の車を買って、トヨタに修理依頼するようなもんです。トヨタ側は面白くないと思います。それでも職人さんは文句も言わず目立てしてくれます。しかしながら職人さん同士でもその人の癖というのがあるようで一回の目立てではなかなか上手くいかないようです。日産の車とトヨタの車、、、違いますもんね。
という話を、職人さんが話してくれました。
まとめ
もう少し職人さんにリスペクトを持って接してほしいということ。
言葉使いひとつ。
「お願いします」の一言。
「ありがとう」の一言。
当たり前のように目立てしてくれてることに感謝してほしい。
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