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当てはまるから"絶対"ではなかったりする

お嬢が生まれた時の話。
ママ一年生になった私はマジで右も左もわからず、出産後48時間で退院した。

海外って日本みたいに沐浴クラスとかオムツの変え方とか特に教わらないまま出産する。知りたければ多分有料クラスでやってて、基本何とかなるだろうって思ってたから、戸惑いはいっぱいだった。

インターネット見れば情報は手に入るし。

何がって、1番大変だったのはおっぱい問題。
こればっかりはさ、いろいろあった。
最大のおっぱいトラブルからのメンタルトラブルは別の回で書くとして、オカン乳首痛くなるの話。
初めての手探りママはインターネットで調べる

授乳 乳首 痛い

みたいな、日本人だからさ、日本語で理解したいのよ。やっぱり。英語を読み理解するパワーなど産後にはなく、するとさ、まあいろいろ方法が出てくるのね。

今は更新されてるかもしれんのだけど当時1番多かったのはとにかく保湿する!だった。
授乳前後清潔にしてローションを塗る、ラップで密着させるとより良い!
おっぱいトラブル続きのわたしは自分の痛みが減るなら、良くなるならと、medelaの専用ローションを塗ってついでにラップして次の授乳でラップを剥がしてを繰り返してた。

でもまーったく一向に良くもならんし、むしろ日に日に痛い。パッて乳首見たら白いできものすら出てた。

なんじゃこれ?とまたインターネットで調べたら、白斑というやつで母乳の栓が詰まっとるという。げ!新たなやつでてきた!

白斑 治し方

とにかく吸ってもらって白斑を破る!はぁ、、ため息。このころお嬢もおっぱいを嫌がるというかすぐ飲まなくなったり、泣いて飲まないこともあったり、色々あっただけに、次はなんだよぉ😭😭😭って気持ち。
ある時お嬢の舌が白っぽくなってて、ん?って思った私はまたインターネットで調べる

乳児 舌が白い

ミルクを飲むからミルクのカスがついてる。気になる場合はガーゼなどで優しく拭いてもいい。と書かれてた。

都合よく解釈するからさ、そうなんだ!とガーゼで拭いてみたけど、カッテージチーズみたいなもんが、さしてよくなった感じもないけど、そうなってると思い込む。

がしかし、乳首ラップしてもよくならないし、白斑は大きくなってる気がするし、乳首というかもはやおっぱい全体に刺さる痛みも。お嬢と私のチームワークは悪循環だし、飲む回数も増やしてるのに母乳あげながらくる痛み。白斑の痛みだ!ってまだ思いこむ。

がしかし、母乳悪循環が続くのはまずい、胸いたし、と悩んだ私は行きたくはなかった病院のラクテーションカウンセラーの予約を取った。

で、乳首を見てもらって、悪循環の現状を説明し、あー白斑ね!って言われ、旦那がローション塗ってラップでカバーしてるんだけど良いの?って聞いた途端、目つきが変わり、子供の口の中を見た。

そして言われた

あなたの痛みって刺さるような痛みでしょ。
これトラッシュじゃない!!
すぐに小児の先生に薬をもらわないと。

つまりカッテージチーズはカビだった!
当時ハワイにいたからハワイは気温も高くて温度差はほとんどない。ましてやラップを巻いたら湿気が生まれやすい。湿気が生まれたまま2.3時間ラップをすることで通気性がないために菌が繁殖。それを吸っとるもんだから舌にカビができ、いくら清潔にしたといえどその舌でまた吸うから私の乳首にもまた戻ってくる。そしてラップすることでまた菌を増やす。お互いカビを与え合い、ほんとの悪循環を自らしてた。

すぐにやめなさい。飲まない理由はこれよ。おそらく痛かったのよ。何してるの!ママ!

このカウンセラーにはメンタルやられまくりやったな😂

診察時間ギリギリだったから、そのカウンセラーがたまたま近くを通りかかった小児の先生に理由を説明して、Trust me!と放ち、処方箋を出してもらうっていう奇跡もありました😅

困った時にすぐ探せるのはネット、でもネットの情報が必ずしも全員に当てはまるものではない。置かれている環境や状況によって結果が違うこともある。あくまでも参考。まるでそれが正解!と思ってしまうけれども、やってみてよくならなかったら違うんだよを認める。

わたしは何かが違っているのにもうネットに書かれてる症状が当てはまるからと“ただの白斑"メジャーなトラブルになっててちょって治りが遅いだけと思い込もうとしてた。全然よくなってないのに。

子育て教本、こうやったらこういう子になるよ、とか世の中には溢れてて、読んでしまうし、がっつり当てはまるから、トライしてみたり私かもって疑ってみたりする。スムーズにできる人もいりゃあ、そうじゃない人もいて。うまくいけば取り入れたらいい。でも頑張って頑張り続けなきゃならない人もいる。簡単じゃないのよ、でもなんとかしたいとすがる思いで見つけたものからいい結果も出なくて自分や相手を責めたりもする。ましてや周りにすぐ聞ける親や親族もいなくて、母乳についてはアメリカの仕組みはマッサージとか手を貸して助けるではなく、カウンセリングするというものだから、頼れない!よくならない!助けてくれない!って思ってたから自分で解決法を見つけなきゃと必死だったのよね、当時。

こちらも思考の悪循環で😂

だけど、"絶対"はネットにはないんだなって。ネットは参考にみるもので、一つ当てはまった!正解!絶対これだ!はないと今なら思う。いうならば“疑いがある"が正しいね。

みんな生き方が違うんだからさ。

今だってネットにはお世話になってるし、情報の中で踊ってるけども、この経験が、踊ってもいいけどあくまでも参考、自分には違うこともあるよ!って思えるようになった気がしてる。

目の前に起きてることが必ずしもネットに答えがあるとは限らない、違ったら経験。そういうことよね。




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