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【ポケモンSV】S7最終608位 ブリムオンコントロール

はじめまして。
会社員をしながらポケモントレーナーやってるSatと申します。

シーズン7にて目標だった3桁順位を達成したので、記念に構築記事を書いてみようと思い立ちました。
取り立てて高い順位という訳ではないですが、楽しんで頂ければ幸いです。

パーティ概要・構築経緯

画像はアプリ「SVバトルメモリーズ」にて作成しました。

前シーズン、私は鉢巻パオジアン+水ロトム+ドオーのパーティを使っていました。
その中で「相手にされて嫌だったこと」を軸に据えて今回のパーティを組みました。

具体的には
・水ロトムの後攻の尻尾トリック+鬼火でこっちのパオジアンが機能停止させられた
水テラス身代わり残飯テツノカイナが倒せない
襷パオジアンが純粋に強い
の3点です。

尻尾トリック要員はそのまま水ロトムでも良かったのですが、ハイドロポンプや鬼火といった命中不安技が軸になってくるのが気がかりでした。
そこで、特性マジックミラーで相手のステロを牽制でき、後続のパオジアンの襷を温存しやすくするブリムオンが強いのではないか?と考えて試運転してみたところ、思った以上に活躍してくれたのでこちらを採用。

ブリムオン+タスキパオジアン+身代わりテツノカイナを軸に、周りのメンツを固めていきました。

個別解説

ブリムオン@こうこうのしっぽ

[努力値]:H244,B252,D12
[実数値]:163-x↓-161↑-156-125-49
[テラス]:ノーマル
[わざ]:マジカルシャイン、マジカルフレイム、あまえる、トリック
[調整]
Hは奇数最大値でB方面特化、余りをD。

補助技に対する牽制力、尻尾トリックによる妨害&起点作成能力が高く、無振でも最低限の圧をかけられる火力もあったため、予想の何倍も使いやすかったです。
仮想敵はパオジアンやソウブレイズ等の素早い物理アタッカー、ディンルーやカバルドンといったステロ要員です。
パオジアン対面では、陽気タスキ型なら氷柱をほぼ2回耐えられる上、尻尾トリックからのマジシャでワンパンできます。
氷柱の怯みは防げませんが、パオジアン同士で最速運ゲーを仕掛けるよりは分の良い勝負になるので割り切っていました。
基本的には先発で選出して、尻尾トリック→甘えるで相手の1匹を機能停止させながらテツノカイナorディンルーに繋げたり、交代やテラスを強制させる斥候役を担ってもらっていました。
技はコンセプトのトリック、物理対策の甘える、パオジアン・ディンルー・カイリュー辺りに圧をかけるマジカルシャインまでは確定。
最後の1枠はマジカルフレイムorほっぺすりすり。
シーズン中盤はほっぺすりすりを採用していましたが、尻尾トリックと役割が被っていたり、ロトムやジバコイルを繰り出されることが多く、あまり刺さっていないように感じてマジカルフレイムに変更しました。
マジカルフレイムは特殊全般に最低限の牽制こそできますが、決定打にはならず、却って不毛な読み合いを招くケースも多かったため、本当に渋々採用していました。
シーズン終盤はジバコイルを見かけなくなったので、ほっぺすりすりに戻すのもアリだったかもしれません。
ノーマルテラスはコノヨザルやハバタクカミのゴースト技を透かす意図での採用でしたが、この子にテラスを切った試合は大抵負けていたので一考の余地あり。あるいは考えるだけ無意味なのかも。
ちなみに、裏から出して設置技を反射するのはオシャレですが、オシャレなだけでそこまで強くなかったです。

パオジアン@きあいのタスキ

[努力値]:A228,B30,S252
[実数値]:155-169-104-x↓-85-205↑
[テラス]:ゴースト
[わざ]:つららおとし、ふいうち、せいなるつるぎ、こおりのつぶて
[調整]
HB:意地鉢巻カイリューのテラス神速を93%で耐える
Bに振っているのは剣舞ラム型だった名残で、普通にASぶっぱが正解です。

選出率No.1。
特に語る余地のない、最速タスキのスタンダードな型です。
準速も少し考えたのですが、一番安定したパフォーマンスを発揮してくれるのは最速だろうと結論付けました。
技はアイデンティティのつららおとし、同族&ノーマルテラスカイリュー意識の聖剣、安定の礫までは自分の中で確定。
不意打ち択が基本的に嫌いなので、残りの1枠は噛み砕くにしていました。
しかし、スカーフサーフゴー・ミミッキュ・ハバタクカミ辺りを相手にした時に、削りを入れられず負ける試合が多かったので最終的に不意打ちで落ち着きました。
テラスはカイリュー対面で安定して勝てるようにゴースト。
ブリムオンの刺さりが悪そうな時の先発要員。
ブリムオン選出時も2,3番手として選出し、タスキを盾に安定した活躍を見せてくれました。
氷柱を体感で95%当ててくれるめちゃくちゃ良い子。

ディンルー@とつげきチョッキ

[努力値]:H68,A236,B116,D44,S44
[実数値]:239-176↑-160-x↓-106-71
[テラス]:フェアリー
[わざ]:じしん、ヘビーボンバー、カタストロフィ、テラバースト
[調整]
H16n-1、A11n、Sは無振50族+1。
HB:テラス時陽気パオジアンのつららおとしを97%で2回耐える
HD:テラスなしで臆病テツノツツミのドロポンを86%で2回耐える(ドロポンの外しを考慮すれば確2になる確率は8%)

割と自慢の調整。
特に狙った調整ではなかったのですが、ブリムオンとB実数値がほぼ同じなのでダメージ感覚を流用できます。
ブリムオンで尻尾トリックをすることで行動を1ターン増やすことができ、大きなアドバンテージを稼いでくれました。
高い耐久力からそれなり以上の火力を押し付けることができ、最低限の役割を果たしてくれるため、迷いなく選出できるのが非常に有難かったです。
テラスもほとんどこの子に使っていた気がします。
技は安定打点として地震&妖テラバ、困った時のカタストロフィ、ハバタクカミ意識のヘビーボンバーですんなり確定。
テツノツツミやイーユイが見えた時には優先して選出していました。

テツノカイナ@たべのこし

[努力値]:H92,A4,B172,D212,S28
[実数値]:241-161-165↑-x↓-115-74
[テラス]:みず
[わざ]:ドレインパンチ、かみなりパンチ、つるぎのまい、みがわり
[調整]
H16n+1,Sは同族意識で+4
HB:A6振りヘイラッシャのウェーブタックルを身代わりが最高乱数以外耐える
HD:なるべく高く
余りA
調整は以下の記事を参考にさせて頂きました。

パオジアンが呼ぶヘイラッシャやキョジオーンをカモにできるのが本当に偉大でした。
ブリムオンで尻尾トリック+甘えるを入れることさえできれば鉢巻カイリューも起点にできるので、詰ませ性能を最大限に発揮することができたと思います。
他にもイルカマンやハッサムに強く出られるため、予想以上に選出機会が多くありました。
技は一致打点のドレパン&雷パン、崩しの剣舞、高い耐久を強く使える身代わり。
テラスは耐性の優秀な水で使っていましたが、地面・フェアリー・水あたりを等倍以下に抑えたいので、草やフェアリー等でも悪くないと思います。

ハバタクカミ@ブーストエナジー

[努力値]:H244,B76,C114,D20,S60
[実数値]:161-55↓-85-169-158-179↑
[テラス]:フェアリー
[わざ]:ムーンフォース、サイコショック、みがわり、めいそう
[調整]
H:4n+1,奇数の最大値
HB:みがわりが無振キョジオーンのしおづけ確定耐え、一致イカサマを79%耐え(A個体値4以下で実数値54なら98%耐え)
HD:臆病テツノツツミのハイドロポンプを97%で2発耐える
S:最速110族抜き、C余り

受けループ、ウルガモス、キョジオーン、イーユイあたりの対策。
Hに多めに振り、テツノツツミにも抗えるようにしています。
元々はチオンジェン対策も兼ねていましたが、炎テラス型はカバーできず、その炎テラスが終盤にかけて増えていたので涙目になりました。
特殊を起点に瞑想を積むのはもちろん強いですし、ブリムオンで甘えるを入れた物理ポケモンに繰り出して、相手の引き際に身代わりを合わせてから積むルートもありました。
1回でも積むことができれば鋼タイプ以外には高火力を押し付けることができるので、多少無理してでも積みに行ったほうが個人的には使いやすく感じました。

テツノドクガ@こだわりメガネ

努力値:H156,B230,C84,D4,S36
実数値:175-x↓-109-188↑-131-135
テラス:くさ
わざ:オーバーヒート、ヘドロウェーブ、エナジーボール、とんぼがえり
H:16n-1
HB:C176眼鏡ハバタクカミのサイコショックを確定耐え
C:H252水ロトムをエナジーボールで確1
S:最速70族抜き

パオジアンやディンルーを受けに出てくる、中速以下の耐久型ポケモンに圧をかけるための補完枠。
具体的には水ロトム、アーマーガア、モロバレル、ハッサムあたり。
サーフゴーにも強く、上5匹で対策できていないキラフロルにも毒菱回収から最低限抗えるので、この構築と噛み合っていると感じて採用に至りました。
仮想敵に素早いポケモンが少なく、火力面も性格補正とメガネで十分に確保できるため、努力値は耐久に回しています。
高い火力と優秀な範囲を持ち合わせているので、「相手の攻撃を一回耐えて削りを入れる」という選択肢を作ってあげるメリットが大きいと感じました。
技は高火力のオバヒ、対ロトムのエナボ、安定打点のヘドウェ、対面操作の蜻蛉。
蜻蛉の枠はサイコキネシスと炎の舞を経て今に至ります。
サイキネは打つ機会がなく、炎の舞は結局オバヒorヘドウェで十分な場面が多かったため、消去法的に蜻蛉になりました。
試合終盤の詰め要員としての活躍が主でしたが、蜻蛉があるので先発要員としても活躍できると最終日間際に気付きました。

選出

基本選出は特に定めず、相手のパーティに対して刺さりやすそうな子を優先的に選出していました。

・ブリムオン:パオジアン、ディンルー、ソウブレイズ、カイリュー
・パオジアン:カイリュー、サーフゴー、イーユイ、キノガッサ
・ディンルー:イーユイ、テツノツツミ、その他困った時
・テツノカイナ:ヘイラッシャ、キョジオーン、イルカマン、ハッサム
・ハバタクカミ:ウルガモス、テツノツツミ、キョジオーン、受けループ
・テツノドクガ:ハッサム、アーマーガア、サーフゴー、水ロトム、キノガッサ

とはいえ、大まかな傾向はあり、
・ブリムオン+パオジアン+ディンルーorテツノカイナ
・パオジアン+テツノドクガ+@1
といった選出が多かったです。

重いポケモン

ミミッキュがめちゃくちゃ重かったです。
6匹中5匹がタイプ一致で弱点を突かれる欠陥構築…
一応ばけのかわさえ剥がせれば、ディンルーのヘビーボンバーやパオジアンの氷柱で対処できますが、かなり削られるのは確かです。
テツノカイナもテラスを切れば呪い型以外には対応できます。
後は個別解説でも述べたように、炎テラスチオンジェンも苦手です。

まとめ

SVから本格的に対戦を始め、S1では20,000位スタートでした。
レギュBでは若干モチベが下がっていましたが、レギュCで再燃し、目標だった3桁順位に到達できました。
目標を達成できたという喜びは勿論ですが、自分で考えたポケモンが活躍してくれたという点が何よりも嬉しいです。
頑張ってくれてありがとうね、ブリムオン。

レギュレーションが変わってしまうので需要は少ないと思いますが、折角なのでレンタルパーティも公開します。
レンタルではパオジアンの努力値ミス修正してます。えらい。

レンタルは短くても7月いっぱいは公開の予定。
レートは1874.511

それでは、ここまでご覧頂きありがとうございました。
何かありましたらTwitter(@sat_pg1203)まで。

レギュD環境も楽しむぞー!

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