[転ドラ体験談] 市場価格を知り憧れの企業に内定をいただくまで

はじめに

今回、転職ドラフト経由での転職に成功しましたため体験談を投稿します。

こちらの記事は転職ドラフト体験談投稿キャンペーンに参加しています。

簡易経歴

年齢は 30 代前半です。四捨五入したら 30 なので前半と言い切ってます。エンジニア歴は 7 年目になります。全くエンジニアリングと関係ない派遣業務に明け暮れる中、ただただ流れる日々に不安を覚え元々興味のあったエンジニアとしてキャリアをスタートしました。経歴としては、組み込み → モバイルゲームバックエンド → コンテンツ配信プラットフォーム → next と幅広い経験をさせていただいてます。

転職ドラフトに登録したきっかけ

エンジニア歴が 5 年ほどの時、ちょうどモバイルゲームのバックエンドとして一通りの経験(リリース前の機能開発、デバッグツール開発、管理画面開発、KPI用クエリ作成、インフラ構築 ...... etc)を得た頃でした。とあるカンファレンスが近場で開催され所属していた会社の役員がそのカンファレンスの実行委員会だった縁もあって、初めてカンファレンスを見に行きました。それが刺激となって一度「東京へ行って揉まれたい。」そう思ったときにチラッと Twitter か何かの広告経由で知ったのがきっかけです。最初は自分の年収も知れて面白そうだなぐらいの感覚だったと思います。

登録する前にレジュメを整形して提出する必要があるんですが、「どう書けば企業に伝わりやすくなるのか?」といった観点でのレビューが適切でめちゃめちゃためになったのを覚えています。転職活動において「自身がしたことを伝わるようにアピールする。」能力は必須で、そこは通常業務でも生きてくるものであり、そういった点からも少し辛めなレビューが今思い返すとありがたかったなと思います。

転職ドラフトでの指名状況

最初に登録したときは提示年収としては 560 万円で 1 件の指名をいただくことが出来ました。当時は年収としては 300 万ほどだったので、こんなに跳ね上がるものなのかと喜んだことを覚えています。当初の目的は今の自身の市場価値を知ることであり、東京に挑戦するにあたっての下準備のようなものでした。後は個人的に本当にこの価格で雇って貰えるのか?という漠然とした不安もあり最初の指名はお断りさせていただきました。あの頃多少運営さんへも問い合わせしたりしていてとても丁寧に対応いただいたのを覚えています。あの節はありがとうございました!その後、自己推薦など他機能を利用させていただく中、何件かマッチングした企業さんはありました。しかし、アピール不足やミスマッチなどにより結果に繋がらなかったという中、別の転職サイト経由での転職が決まり、一旦は転職ドラフトと離れることになりました。

その後、半年ほどは怒涛のコミットの日々でした。それから転職ドラフトを再開しようとした経緯はあるにはあるんですが今回は割愛しておきます。経験としてはとても貴重な比較的モダンな技術スタックの開発/運用経験を積ませていただくことが出来ました。「モダン」と一口に言っても人それぞれ定義が異なるかなとは思います。実際経験出来たスタックを羅列しておくと golang/k8s/マイクロサービス/EKS(AWS)/Datadog/terraform/Docker/gRPC/GitOps 辺りを経験しました。またチームリーダーとして上流層の領域も経験させていただけました。そんな経験が評価されたからか、ありがたいことに前よりもたくさんの企業さんに指名いただけました。色々とお話を伺う中では「マイクロサービスの経験」や「インフラ知見のあるサーバーサイドエンジニア」といった人材が不足気味で市場価値が高くなる傾向があるようで、指名に関しても同様にそこら辺が強く評価されていたパターンが多かったです。中にはマッチングして選考に進んでという企業さんもありましたが、そもそも求められる人物像と異なるみたいなものもあったり、中々ご縁にはなれませんでした。

そんな中転機だったのが、今回ご縁のあった憧れの企業からの指名でした。この企業さんは転職活動のきっかけとなったカンファレンスのスポンサーともなっていて、その企業さん含むセッションに刺激を受けたという背景です。何よりも嬉しかったのは、僕自身が個人でアウトプットしていた中でも結構埋もれてしまうようなものを見つけて下さって、企業とのマッチ度みたいなものを提示いただいた指名文がとても魅力的でした。あぁこの企業はちゃんと自分を見てくれてるんだなと、そう感じたのも大きくて最初の面談に望みました。また最初の面談で割と具体的な案件について伺うことが出来て、それがとても自分のコミットしてみたい事業領域で魅力的で夢が詰まっていました。本心から言うと、その場で返答して選考に進ませていただきたかったんですが、正直自分の中で「現職でやり残したこと」がちょうど出てきたような時期でふわふわとした気持ちでは選考をパスすることは出来ないだろうと、結論を先送りにしていました。

面接で感じたこと

「現職でやり残したこと」に一区切りがついた頃、もう前に進むしかないと言う思いで中断させていただいた選考を進ませていただきました。正直に言うと、僕は中卒でいわゆる大手には書類選考の時点で即切りされてしまうケースが少なくありませんでした。長くなるので学歴に関しても今回は割愛します。

いくら指名をいただけたといっても面接の中で高得点が取れなければ選考に残ることは出来ないだろうなというのは、経験則からも明らかでした。面接の中で振り返って良かったなと思う点は、どのような話の流れでもとりあえず、無理やりにでも「自分がこれまで出来たこと」に繋げてみるといったことが出来たのが良かったのかなと思ってます。「あ、このまま喋ってると自分が担当してたとこと違う話になる!軌道修正しないと!」とか考えながら話すのは本当に頭を使いましたし、中には厳しく追求されて言葉に詰まったところも何箇所かありました。そんな中でも「こういうことは出来なかったけど、こういうことはやった」とか「こういう風に考えてああいう感じにした。」みたいな具体例を交えつつやったことベースでアピール出来たかことが伝わって次に繋がったのかなと思ってます。

もちろん現時点で内定いただけたというだけで、ここはゴールでもなんでもなくまだスタート地点に立っただけだと感じています。いずれにせよ、自分に出来ることを出来る範囲で一つ一つコミットしていくしかないのかなと思っています。

転職ドラフトを使ったことがない方へのメッセージ

正直、僕はモバイルゲームのバックエンドとして所属していた組織の中ではいいとこ中レベルのエンジニアです。特別な武器を身に付けているわけでもないです。ただエンジニアリングが好きでその道を歩きたいと考えているだけのどこにでもいる普通の人です。そんな僕でも転職ドラフトを通して挑戦することで当時は考えられなかった企業へ内定いただくことが出来ました。

後は今の自分が強いてメッセージを残せるとしたら、「モダンな技術スタックには釣られないで」というのは伝えたいかなとは思います。僕個人がカンファレンスで抱いた感想として「新しい技術で新しい価値を提供してる集団は技術力が高い集団の集まり」という先入観から「モダンな技術スタックを採用してる技術集団はレベルが高い」という思い込みがありました。新しい技術を使って新しい価値を提供している集団がレベルが高いことには変わりないのですが、それはモダンな技術を採用してる集団がイコールレベルが高いとはなりません。現にモバイルゲームのバックエンドを担っていた組織は現職よりも遥かに技術力の高い人の集まりでした。良いように捉えると「組織として風通しが良い」とか「チャレンジ精神が豊富」とかになってくるので捉えようかなとは思いますが、一概にそういった思い込みから現場選択を行うのは危険という点については伝えておきます。まぁ自分の場合は今回は今回で良い経験だったなとは思ってます。(ここについても割愛です。)

転職ドラフトを通さなかったら自分の市場価値へ疑問を抱くこともありませんでしたし、別世界だと諦めていたかもしれません。現時点で何か満足できてないことがあるという人や少しでも現状を変えたいけど変え方が分からない。といった人は一度登録して自分の市場価値を知ってみるのも一考なのかなと思います。そこには努力に見合った出会いが待っているはずです。

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