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君は出来るかな!?

どうも、syugarです。
無駄な前置きはいらないので本題へ。

ワンダフル・ウィズバン
復活おめでとう!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!

ワンダフルからデッキルカーナへ
ワンダフル・デッキから実験デッキへ


長かった。マジで長かった…4年ぐらい待ったぞ!

メカメカ大作戦で実装され、効果の意味不明さから瞬く間に話題になり、上振れ下振れの激しさにすぐ見向きもされなくなった4マナイエティスタッツのレジェンドことワンダフル・ウィズバン。
皆、最初は物珍しさに使ったりして楽しんでいたようだが、2日目には恐らく魔素に変わっていたことだろう。この裏切り者どもが!!!

そんな中、私はこのカードに1人で勝手に狂い、取り憑かれ、崇拝するようになった。
私は元々闘技場ばかりやっており、スタンダードは適当に触れる程度のプレイヤーである。好きなデッキも無く、強いて言うならばコントロール系という性格の悪い人間だ。

新拡張の度に、カードはちゃんと集めるが眺めたり軽くデッキを組むだけできちんと運用することはしない。対戦する時も携帯で動画を見ながらやり、思考時間もほぼ無く手癖でプレイするような適当ぶりだ。

そして、今回もそんな感じであろうと黄色い鳥さんのTwitter(当時、現在X)を見ているとハースストーン恒例のテキストだけではわからない効果のレジェンドが発表された。

弟にツーダフル、スリーダフル、フォーダフルがいる。


そう、コイツだ。なんだよ、ワンダフル・デッキって!私はすぐさま調べた。すると、サンプルデッキのことをワンダフル・デッキと呼び、それをコイツはランダムに使わせてくれるらしいということがわかった。そう、サンプルデッキだ。

サンプルデッキはご飯屋さんの食品模型と同じで、客にこれはこういうものだということを知らしめるものだ。マネキンの着てる服という例えの方がわかりやすいかも。これはこう使う。これはこれと組み合わせる。それをわかりやすく教えてくれるものでしかない。

そんなワンダフル・デッキで戦うなんて馬鹿げている。発表当時の私はそう思った。Twitterではどう呟いたか忘れた。もしかしたら絶賛してたかも?静観してたかも。まあ、そこはどうでもいい。

そして、実際にパックを剥くと確かコイツがいきなりゴールデンで出た……気がする。
いや、ノーマルだったかも。詳しく覚えてないがゲットしたことは確かだ。

早速実戦で使ってみようとランクに潜った。カジュアルなんかやる必要がないものだ。ネタだろうが、ガチだろうが、練習だろうと本番だろうとランク。それはどのゲームでも私は同じ考えでやっている。

すると、確かに事前に仕入れていたサンプルデッキ、ワンダフル・デッキで対戦が始まった。指定しているスキンもなく、ただ無機質なワンダフル・デッキでの試合。
相手は至って普通の爆弾ウォリだった。何を使わされたかは忘れたが、その試合に辛くも勝利したのははっきりと覚えている。そして、Xに貼り付けられていたデッキと同じ爆弾ウォリ、要は実績のあるデッキを食品模型のようなワンダフル・デッキで圧勝ではないものの勝利したという事実。

それは私を狂わせるには充分すぎた。

以来、私はデッキリストにウィズバンしかいない状態が長らく続いた。稀に友人と遊ぶ為に変なデッキを作る程度のものだった。
そして取り憑かれたようにランクにウィズバンで潜り続けた。気がつくと、影マント・ザイルという邪悪なウィズバンも出ていたが、そいつはその拡張でのみ使える程度。以降はアプデされることなく順当に魔素扱いになった。砕いてません。

今シーズンの注目ブランドは、「悪党同盟」!

何時間も何日も何ヶ月も。このお手本デッキで、お強いデッキに、プレイングで、運で、人読みで、勝つのが堪らなく好きになっていた。

そして、ある時気がついた。

これ、レジェンド行けるわ。


そう気がついてから、私は更にランクにのめり込んだ。デッキの傾向を読み、流行りのデッキの弱点を覚え、ワンダフル・デッキのリストを覚え、強い動きを叩きつけるように動く。そしてひたすらに回数をこなす。そうこうしている内に…

レジェンドになっていた。
影マント・ザイルも使用したが、最初だけで途中からはウィズバン一本だった。ザイル弱いんだもん。アプデしろ。戦績は覚えていない。


誰も出来ない、というかやろうとしない。そりゃそうだ。自分だけのデッキを作るのがカードゲームの醍醐味なのに、運営が用意したデッキなんて使うわけがない。しかも、そこまで強くないときた。ナーフによって起動しなくなる公爵とかもそのままだったし。
そんな荒唐無稽で愚の骨頂な挑戦であったが、私は成し遂げた。そして、それと同時にウィズバンが魔境送りになることを恐れた。こんな面白いカードなのに、私だけが使っているなんてもったいない。そう思えど、普通の人が使うはずはない。

時は流れ、ウィズバンが実装されてから凡そ2年後の2020年。またこのネジが外れた人間は正気のない頭で考えた。
ウィズバンのwild落ちはほぼ確定である。ならば、最後にまた何か恩返しではないが、何かしでかしてやりたい。このカードは魔素ではなく、ちゃんと運用すれば強い…とは言えないが、勝つことだって可能なのだと知らしめたくなった。ならば、どうするべきか。そんなこと、考えるまでもなくわかっていた。

恐らく予想できると思うが、私は行動を起こした。

2020/2/6
ニコニコ動画にて、ウィズバンを使用し続けてEUサーバーにてレジェンドを目指す動画を投稿した。投稿当時はランク25。資産はウィズバン(ゴールデン)のみ。挑戦開始は2/1、編集はほぼカットとボイスロイドの軽い解説しか挟まない為に時間は余りかからない。ランク休憩として一日休みで、編集をしていた。

2020/2/11
パート2。ランク20からの動画。まだ調子よく勝てている。適当にやっても勝てるご褒美タイム。今思えば、この時が1番楽しかった。

2020/2/14
パート3。ランク15から。まだストレスフリー。デッキは強くとも中身はそうでもない人が多く、パワーカードさえ処理してしまえばこっちのもの。もしくは押しつければ勝ちということが多々ある。

2020/2/18
パート4。ランク10から。睡眠時間が削れ始めるが、プレイが洗練され、より負けにくくなる。しかし、相手も洗練され始めており負けにくいが勝ちにくい。ランク上げの速度がゆっくりになっていく。

2020/2/24
最終回。ランク5から。ずっとランク5と4の反復横跳びで頭がおかしくなりそうだった。たまにトントン拍子で上がったかと思えば、不利マッチ及び弱いワンダフル・デッキを引き続けまけるということを何回もやった。マジでジャンボインプは何故入れた?

と、そんなこんなで戦績がレジェンド到達デッキ関係のW-Lでは見たことない数値になりながらもレジェンド到達。リアルに泣きそうになった瞬間であった。

実は計算ミスで315-315でした

そして、感動の時間もそこそこにウィズバンは魔境へと堕とされていった。惜しむ人間はただ1人。でも、その存在は脳に焼き付けてある。
ということで、wildでもウィズバンを暫く使った。何故か相手もウィズバンの人に出会ったり(リストは完璧に覚えておりそれに一致、エモートで意思疎通をして、申請して確認をした)やっぱり魔境のカードパワーに負けたりしたが、やはり楽しかった。ウィズバンをスタンダードでは使えなくなるが、その面白さは不滅であると考えていた。

しかし、使えないとなると使いたくなる。そこでサンプルデッキを普通に組み、それを1人でルーレットで選択して使っていた時期もあった。
意味わからん。

そんなこんなで4年間、長い冬の時代を過ごしていた。が、つい先日適当にXを眺めていたところ、ジリアックスが復活するというポストを見つけた。
ジリアックスと言えば、メカメカ大作戦の代表的なレジェンドである。そして我がウィズバンも同様である。まさかね…という、何度も勝手に信じて裏切られた思い出を振り返りながら新拡張のテーマを読んだ。
今度の拡張は10周年の振り返りであり、過去の象徴的なレジェンドが復活及びリメイクされて登場!とのこと。

…私にとって、ヤツはハースストーンというゲームの象徴である。だが、普通に考えて他の人は違う。見ているとタリムなど確かにいたなあとなり、強かったと感じるようなカード達が発表されている。

ふと、このおめでたい拡張の名前を見ていないことに気が付き、勢いよくスクロールし、黄色い鳥さんのホームページの一番上を見る。

!?

この手、名前、色味…すべての情報がこれはウィズバンが復活するぞということを訴えてきた。この10周年という節目にこんなマイナーミニオンを主役にして大丈夫かとは思ったが、ウィズバンが大好きである私は即座にそのくだらない考えを捨てた。

マジで嬉しい!!!!!!!!!!

おかえり、ウィズバン!!!!!


というわけで、なんと新拡張はウィズバンが顔役だった。
運営さん…ウィズバンのことを忘れないでいてくれてありがとう。
そんなわけで、4年の冬の時代を乗り越え、私は遂にウィズバンと再会できる可能性ができたのであった。タリムやジリアックスのように味を残しつつ、アレンジが入った2代目のラーメン屋のようなカードでくればいいなと思っていた。

この手は…

ウィズバンと100時間以上、余裕で1000試合以上は向き合った私にはわかる。上の手はウィズバンだ。ウィズバンがカードで帰ってくる。顔役なだけじゃない。また、使える可能性がある。
それに気が付いたのは前日の木曜日。動画を作成し、休みの日だから外出し、家に帰ったところで新カードの情報を見た際に気が付いたのだ。
そのワクワク感から、リアルタイムで監視しようかとも考えたが眠気でダウンしたのが1時だった。


そして、朝7時

「真実(マジ)かよハースくん…!?」 「"運構築神(ウィズバン)"が…!!」 「"運構築神(ウィズバン)"が!!!」 「"幻想(ユメ)"じゃねえよな…!?」 「還ってくる…オレ達の"全金構築(オウゴン)"が還ってくる!!」 「すぐ"帰国"する…ッ!!」
                     とあるフォロワーのリポスト

はい。

もうこの時の寝起き悪い私とは思えない覚醒ぶりは誰かに見せてあげたかった。冬だというのに毛布を放り投げ、身支度を整え、朝ごはんを食べながらこの新しいウィズバンの詳細を漁った。

黄色い鳥さん、本当にありがとうございます。

ワンダフル・デッキではない、実験デッキの中身はすぐ出てきた。まるで私の為に訳してくれたかのようだった。


と、長々と無駄な話をしてきたが最後に一言だけ。


ウィズバン最高!!!!!
マジで帰ってきてくれてありがとう!!!!!
今回もレジェンド行けたら行くぞ!!!!!!




嘘です。楽しんでたら行ってる可能性はある。


君はレジェンドになることが

デッキルカーナ・ウィズバン!


では、実装してからまた。



達成当時貰った宝物です

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