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高校の総合学科のいいところ①

※この記事は、まだ働き始めて2週間の新米教師が、総合学科という珍しいカリキュラムの学校特徴といいところを書いてみました。という、いかにも主観的で曖昧な内容になっています。
情報は一部間違っている場合もあるので悪しからず。

我らが総合学科高校

初めて「総合学科」と聞いて、大学のカリキュラムが浮かびました。
「自分で選択科目を選んで好きにカリキュラムをくめる学校」というイメージです。
でも、実際には割と厳密な一定のルールがあり、それに則ったカリキュラム作りをしなくてはならない。1週間のすべての授業をすべて自分の思い通りに決めることはできません。

とは言っても、ある程度の自由はあります。2年生から進路が決まっていれば、受験に使わない科目などは受講回避できるし、看護系やビジネス系など、普通科の学校にない授業も取れます。

進路の多様性

なので、総合学科の生徒が持つ将来への展望は非常に幅広いものになっています。国公立大学や難関私立大学に進学希望の人や、地域の看護系の大学や専門学校を進学する人、その他専門学校に進学する人、地方公務員や一般企業に就職する人などさまざまです。
将来への夢や目標に多様性があることは、生徒同士の協調性を育み、良い刺激にもなると思いました。

しかし、このような多様な進路に対して教師の働きかけは非常に重要です。
そこで、この学校では、1年生のときからキャリア教育に力を入れています。

キャリア教育の例①

たとえば、4月に入学したばかりの初々しい生徒に宿泊研修でいきなり『学ぶ意義』や『働くことの意義』、今年は『SDGsについて』を考えさせ、生徒自身に『在り方』を問います。
生徒はいままでそんなこと考えたことない!と言いながらも、次第にのめり込むようにワークシートに自分の考えを記入していました。周りの人と交流することで刺激をもらい、さらに考えを深めることもできていたように見えます。

このように、自分がどうあるべきかや将来について考えることを、しっかりとやっていくことは、高校生活に何を見出すかに繋がっていきますし、自分のカリキュラム作りにもいい意味付けができるので、総合学科の必要な前提条件なのかもしれません。

キャリア教育の例②

これから2年生は、自身のテーマを決めて、調べて仮説を立て検証して、最終的には小論文を書いていくようです。
たとえば、「AIはどこまでできるのか」というテーマがありました。
めちゃめちゃしんどいテーマなので、よくAIを選んだなと思いますが、テーマ選択は個人の好奇心に委ねています。
ここで大事なのは、論文を書くことではなく、調べその内容から自分なりの仮説を立て、確かめて、そこから何が言えるのか自分なりの答えを見出す、このプロセスをしっかり踏むことです。いやぁ、楽しみ!

むすび

これからこのプロジェクトが始まるので、僕も楽しみにしています。やっぱりただドリルみたいな勉強するんじゃなくて、こういう何かアクティブな姿勢の学びって楽しいよね。ワクワクが止まりません。

では、乞うご期待!

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