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お姫様抱っこ常連

全校集会で突然倒れて
先生にお姫様抱っこで運ばれていく子
いますよね。

私です。

小学校1年生くらいから始業式、終業式、朝礼、何かしら先生の話しを立って聞く系の行事は最後まで居られた記憶がほとんどありません。
お姫様抱っこで担がれて退場。
お姫様抱っこというか、ぐたっとなっているので資材運搬担ぎです。

タイトルからして恋愛ごとのときめき話しかと思わせてしまった方、ごめんなさいね。ここまでのようです。ごきげんよう。


さてさて皆さま「脳貧血」というのを
ご存知ですか?
貧血と聞くと赤血球不足、鉄分不足をイメージすると思うのですが
その貧血とは少し違くて、脳に十分な血液がいかなくなって、めまい、ブラックアウトを起こす症状を脳貧血と言うんだそうです。


私の場合は完全に脳貧血。


小学生の時あまりにも頻繁に顔面真っ白になって倒れるなどがあったので
親も心配して大学病院で血液検査なども受けたのですが血液は特に異常なし。
お医者さんから「別に問題ないので十分な食事と規則正しい睡眠。ストレスを溜めないように」と言われ、特に数値的に異常があるわけでもないし解決策もそんなもんなのに倒れるなんて、こわすぎるし嘘つきみたいだしどうしようとストレス溜めまくりでした。


小学校高学年、中学生くらいからは
脳貧血がくる気配が察知できるようになって
やれやれまたきたか、くらいの感じで倒れそうになる前に退いてしゃがんで治るのを待つ対処ができるようになったんですが


脳貧血ってキーンと耳鳴りから始まって、あー、きちゃったっと思った時には視界から色が消えて全てがモノクロに見えるようになってきて、身体に力が入らなくなって、テレビの砂嵐みたいなものが見えて、どうにかしなきゃと思った時にはもう完全に音も視界も遮断。真っ暗、あ、何も見えない聞こえない、苦しい、ばたん。
なんですね。危ないですね。


初めてなった時のことはしっかり覚えていて
小学校1年生の夏休み前の終業式だったんですがなんで急に死ぬんだろと思いました。
突然身体に力が入らなくなって、ちょっと幽体離脱というか、自分の身体が自分のものじゃない感覚になるので、小1の私からしたら突然の死だと思ってしまいました。
保健室のベットで復活した時はめちゃくちゃほっとしたんですが
そのあとから繰り返し起こるようになってしまって
背の順で私のうしろになる子たちは
「さとなかさんが揺れてます」と発動を察知したらさっと手を挙げ首尾よく先生を呼んでくれるようになりました。


普段は別に何も問題ないのに、同じ体制でずっと立っていたり
人の多い場所で立ち続けている時などに発動しやすいです。


気をつけてはいても満員電車内などで脳貧血は発動しやすくて
大人になってからも度々発動しています。
きたきたきた、と思ったら一旦つり革とかに手を引っ掛けて耐えて
駅に着いたらすぐに降りて、まずしゃがんで症状が治まるのを待つというのが私の対処スタイルです。
もし忍者が君主からの命令を聞いてる時のような頭下げ立膝ポーズでじっとしている私を見かけたら治まるまで耐えているんだなと思ってください。(本来は一旦横になって足を少し高めの位置にするのがベスト)


先日久々にでかい脳貧血がきて駅のホームで治るのを待っていたらライブの入り時間に遅れました。バタバタとご迷惑おかけしてしまってスタッフ・演者さんには申し訳なかったです。

と、あまりにも顔が白くなるので周りを心配させてしまうようで水をくれたり、駅員さん呼びに行ってくれる人がいて、ほんとすいませんの気持ちです。

視界が白黒になって人の声もほぼ聞こえなくなるし、蒼白の私もおそらくほぼ白黒の見た目になるので白黒無声映画の世界に入ってしまったみたいな感じになります。


とはいえ学生の頃に比べたら
発動回数は格段に減りました。


今日もすこやかほがらかにコントをお届け!
さとなかほがらか
という勝手に自分で決めたキャッチフレーズがあるんですが、これは願望というか、なるべく健やか朗らかに生きていきたいよね、と思っているからです。


体力を奪いにくる気候やらコロナやら
やれやれですが皆さんも健やかに過ごしてくださいませ。
と、突然脳貧血がくると、こわっ!ってなるんですが一旦しゃがむか横になって、なるべく酸素をたくさん吸ってくださいませ。


写真は猿のぬいぐるみを気に入っていた時期に父親が猿の服装をしてきたのに完全に無視して寝ているところです。


さとなかほがらかの生活の糧になっている 「さとなかほがらかて」になったと思ってください