【SEX and the LIVE!!キックオフイベントにお越しいただきありがとうございました】

SEX and the LIVE!!キックオフイベントが無事終了しました。当日はあいにくの雨でしたが、足元の悪い中お越しいただきありがとうございました。

 

SEX and the LIVE!!に関しては卜沢の方からも紹介がありましたが、性を平穏で語れる場所、とりわけ女性が性の主体になる場所という事なんですが、個人的には性を通していろいろな考えや生き方が集まる場所かなと思っております。今回はその一つの形として、ゲストとして二村ヒトシさんと神田つばきさんにお越しいただきました。

女性が性の主体になるという話題でいえば、最近ではいろいろな考えや生き方を尊重しようという流れが日本全国で広まりつつある一方、女性にとってのトレンドワードであった「女子力」という単語が市民権を得た結果、だんだん一人歩きしてきてしまっている様で、賛否両論を呼ぶ記事やCM、場合によってはちょっとした「炎上」がちょっと増えてますね。

女子力の炎上にしてもそうですけど、「単語」としてはすごくいいものだけれど、それを他人から押し付けられる様な事があると、ちょっとそれは違うんじゃない?って事なんだと思います。

あくまで自分を磨くことに女子力という単語が使われているのであって、赤の他人から「お前は女子力無いなー」と言われると頭のどこかでカチッときたり、時に傷ついたり… なんてかたも意外といらっしゃるのではないでしょうか。

背景には、「『女子力』とはこうあるべきである」、「自分の思う女子像はこうこうこうであるからそれ以外は全部間違っている」という、決めつけにも近いお説教みたいな考えを持つ人がまだまだ多いという事です。こういった決めつけは「個人の女性観」であって、その人の「女子力」とは何ら関係無いはずです。

女性だけじゃありません。裏を返せば、それだけ男性像、男性側にもまだまだ旧来の考えが残っているのです。男だから泣くな。家を守れ。強くあれ。「〜だから」という恐ろしい単語で自分自身を縛り付けていませんか?

社会通念だとか家制度、家督制度だとか、性教育の歪さだとか、長年積み重なってきた大きな大きな見えざる壁が私たち僕たち一人ひとりの前にあって、性の話題を一層ややっこしく、そしてデリケートにしてしまうのです。

しかしながら、社会通念にとらわれない新しいあり方、生き方を発信すると、必ず叩かれ、炎上するものです。もちろん社会通念も家制度も豊かな暮らしを営む手段の一つとしては素晴らしいものですが、個人の考えを「社会通念」という大きな主語にして、お前は正しい正しく無いの天秤にかけたりするのはいかがなものでしょうか。

性に関して本当に正しい意見なんてそうそう転がっていないと思うんですがね。ここはアクティビストもスタッフも一番気をつけているところでして、アクティビスト4人の言う事が絶対正しいとか、そういうわけじゃ無いんです。正しいとか正しく無いとかじゃなくて、いろんな生き方や人間が居たっていいじゃありませんか。

大事なのは、困難やダメ恋愛だとかいろいろあっても「今を生きている」という事だと思います。

話が逸れましたね。SEX and the LIVE!!では、とりわけ性に関してそういった叩かれたり、封じられそうで埋もれてしまいそうな意見や考えだとか、言いにくいことを興味ある人やアクティビスト4人らとみんなで集め、

正しい正しく無いじゃなくて、こうやって生きている人もいます!という感じで等身大の気持ちや経験をシェアする場になっていけばいいなぁと思っています。

スタッフの私自身、実は去年まですごい精神的につらい時期が入院を要するレベルで10年以上続いてて、その後アクティビスト含め様々な出会いを経て、このプロジェクトの準備段階に関わるうちに、辛さの原因がどうも家族関係とかこうあるべき論に縛り付けられていたっていうことがわかってきて、何かそういう悩みを持つ人々周りには居ないのかな?という事をアクティビスト4人にしたら、

「だったらスタッフとして関わればいいじゃん!」と言われたのがきっかけでSEX and the lIVE!!に関わる様になったんですが、毎日考えては悩んでの繰り返しで、上手くスタッフとして動けているかどうかと聞かれたらそうでもないし、

この文を書き上げるのにも1週間かかってますからね。スタッフだからといって何か特別ってわけじゃ全然ございません。むしろ全然ダメダメスタッフです。本当、どうにかしないと…

…ということで、半分言い訳にもなってしまいましたが、まだできたばかりなので今後どんなイベントや発信をしていくかはまだ決まっていない部分もあり、アクティビストもスタッフもみんなで試行錯誤しながら作ってます。

まだまだ駆け出しですが、今後ともSEXandtheLIVEをよろしくお願い申し上げます。キックオフへお越しくださったかた、応援していただいたかた、本当にありがとうございました。またお会いしましょう!

SEX and the LIVE!! Staff “Aki”.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?