せんせいのおはなし
本当に楽しい読書感想文
教室運営をしていますので、親御さんから夏休みの読書感想文の相談をよくされます。
どの様に書けば良いのですか?
どんな本を読めば良いのですか?
どの様に書き始めれば良いのですか?
自分は、子どもの頃に読書感想文で苦労をした事がないので、少し不思議なのですが、困っている方が多い様です。
そこで、今回は大好きな国語の「ゆか先生」の読書感想文講座を見学に行きました。
私は、この中で「親子で話し合う」が何より、何より大切だと思えます。そしてその事に間違いはないと更に深く思えた日です。
見学させて頂いたのは1.2年のクラス 本は課題図書の「ルラルさんの大工仕事」を選んでいる子が多かったです。
一番のお気に入りのページを親子で話し合っている所へ、入れていただくと子ども達が活き活きと話し始める場面に出会いました。
「ルラルさんは、どうしてこんなに動物の仲間がいるんだろうね?」
「餌で集めたんじゃないの?カブトムシも凄かったよね!
砂糖とお酒をぐちゃぐちゃにして、石の所にまいたら、メッチャ集まってた!木の所じゃなくて、石だった!
だからさー!ルラルさんもそんな風にして集めたんじゃないのかな?」
お父さんとカブトムシを獲りに行き、石に集まったカブトムシに何より驚いた事を本を通して再度思い出した様です。
「ルラルさんはどんな方法で動物の仲間を作ったんだろうね?」
「それは、最初に仲間を一人作って、その仲間に仲間を作ってもらったんだと思う!最初は猫でしょ!そしてネズミを仲間にして、さらにネズミが新しい仲間を作るんだと思う」
皆それぞれに、沢山の思いや意見を持っています。
何か型にはめず、会話の中から沢山の楽しい事を見つけると、本はすっかり自分の物になり、まるで自分の物語になっていきました。
全てのページを網羅しなくて良く、たった1ページが大きく大きく膨らんでいきます。
ゆか先生のこの方法は、「子どもを知る」という事に関しても大きく役立つと思います
夏休みの2時間か3時間 あるいは30分でもよいと思います。子どもと本について話し、そして文章にしてみること、ぜひやってみて下さい。
思い切り話した後は、子ども達がガンガン書き込んでいました。
楽しくて素敵な時間をありがとうございました。
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