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スト日記⑫ 新橋ローラーナソパ

先生の長期講習3回目の前後あたりから、僕は色々な場所でのストを志向するようになった。本音ではあまり行きたくはない(新宿が行きやすいので)。だが、他の場所でのストで学べることはかなり多い、ということは多くのスト師の語ることであり、まだまだ学ぶことがあると考えている僕としては、移動グダ程度で行かない理由にはならないだろ、と自分を鼓舞してやっている。ストを初めて3ヶ月、新宿以外にも渋谷、池袋、恵比寿、五反田、有楽町、秋葉原、それから最寄りなど、たまに別の街にインする機会があればやっている感じだが、あまり身の入ったムーブをしているわけではなく、地蔵も多かったイメージだ。違う街でも真剣にやりたい、そう思っていた。そんな中、2024年の年明けに新橋でストをする機会に恵まれた。近くで飲み会があって、それで新橋に降りてみた。事前にちょっとだけ面識のあるR氏(仮称)のnote記事を読ませていただいて、新橋ストの導線を確認した。詳細は伏せるが、ここで僕が自分に課したのは「横断歩道縛り」だ。大きな横断歩道の前に立ち、青になったら好みの女の子に並行トークを仕掛ける。これをひたすら繰り返した。成果としては80kkぐらいして何度かオープンし、そしてうち一人とLINEを交換した。アラサーで法律事務所のアシスタントかなにかをしているらしい、黒髪の女の子。旅行の話で盛り上がり、今度会おうとLINE交換。結局彼女は死番してしまったが、新しいシチュエーションでの声掛けを実践し、LINE交換までできたことは駆け出しのスト師として素直に嬉しいと感じた。知らない場所でのストをする意義というのは、違った配置の街の中で最適な導線があり、自らをそこにフィットする過程でスト師としての経験値が蓄積される、という点のようだ。単に根性がつく、ということもありそう。僕で言うと大きな横断歩道での声掛けは苦手意識があった。なんというか、すごく見られている気がするし、圧力を感じて嫌なのだ。けれども今回の横断歩道縛りでそれはある程度克服された。またできなくなったら新橋で横断歩道縛りしようかな、などと考えている。スト楽しいね。

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