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スト日記⑪ 長期講習その3(他人への興味)

僕はモテをなにかの「道」のように大事(おおごと)に捉えるのがあまり好きではない。モテはモテだしストはストだしネトはネトだし人生は人生だ。直ホでの3桁即の経験からだが女に苦労しなくなっても人生はさほど好転しないし、お金がないと生きていけない。健康を欠くとそもそも幸福度は上がらないだろう。同性の仲間がいないこともかなりのリスクだ。モテの良い面だけにスポットを当て、それ以外を無視するのは人生の破滅リスクが増すだけなので、あまり賢明ではないと思う。人生は総合力なのだ。なのだけれど、モテを追求する中で自分の根源的な課題にぶつかることもある。僕は自分自身のそれについて、ストをやる上で予め問題として顕在化するだろうなとは思っていた。そしてそれは、ストを始めて4ヶ月というタイミングでやってきた。3回目の長期講習は年末年始を挟み実に約1ヶ月ぶりだった。弾丸即、GT、準即などを経験して、定期的にストに出られているのは事実だが、実は強めの地蔵やそもそもまともな連れ出しができないことに苦しんでいた。色々な解決案(策ではなく案)があり、自分でそれを試していく中での疑問点をまとめ、講習で先生にぶつけてみる。あるいは、先生が臨時開催したスペースで気になったエピソードなどを掘り下げてみる。そんな風にして座学の時間が過ぎ、実践編として先生と街に出た。スト自体は慣れっこなので、淡々と声掛けをし、無視されたりオープンしたりを繰り返す。だいたい30-40kkほどしたところで講習の時間枠が終了。この時、先生が印象的な指摘をされた。講習の一部なので具体的な内容は避けるが、要するに「機械的な声掛けが"過ぎる"」ということだった。「来た」と思った。僕はこの指摘に思い当たるフシがある。実は、数年前にも本業の方で割と信頼していた人から似たような指摘を貰ったことがある。ニュアンスが伝えづらいのだが、僕は他人にあまり興味がない、と思われることが多い。これはクールとかそういうことではなく(kpした方は分かりますがクールにはほど遠い振る舞いをします)、人の話を聞いているようで聞いていない(要するに上の空)、質問するが実は興味のないことを訊いている(要するにその場しのぎ)、などなど。僕なりの言い訳というか「こういう理由があるんじゃないか」みたいな説明はいくつかできるのだが、なんにせよこの傾向はストに不向きで、もっと言えば生きていくのに不向きだと思っている。ぶっちゃけてしまえば、僕は僕の人生に精一杯で、他人に興味を持つ余裕がない、それが率直な思いで、これが僕の他人への興味の無さとか自信の無さとか余裕のなさとか、、それぞれ、自分としては興味も自信も余裕もそれなりにあるはずなんだけど(※ここは自分でも分かってるけど倒錯してます)、客観的には「ない」ように見える、ということに繋がってくる。「余裕」と「興味」と「自信」をごっちゃに考えるのは危険なのですが、とにかくそういうことは僕の昔からの課題だと思っている(一番の課題は「嘘つき」です)。それの改善としてこのアカウントで露出を始めた、ということなのだけれど、他人への興味を忘れないやり方とか、テンションを保つやり方とか、実はよく分かっていない。ある程度できているのでは、と自分で自己評価してしまうあたり、ほんとによく分かっていないというか。ストを通じて、なにか掴めるものがあれば嬉しいな。祈るようにそう考えている。

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