冬装備バイク

12月に入り、完全にモードが冬になってきた感はある。朝刊の時に、外に出ると、刺さるような寒さを感じるとき、冬だなと実感する。

配達で使うプレスカブは既にスパイクタイヤをはいている。スパイクタイヤというと、ずっと昔の昭和の時代に、アスファルトを傷つけて粉塵が出たり、路面を痛めたりということで、禁止にされて久しいものというイメージだったが、関東から仙台に来て、北国、雪国ではバイクは冬のスタンダードは、スパイクタイヤなのだということを知った。

関東であれば、新聞配達で基本的にタイヤはパンクしたり、すり減ったりした時に履き替えるものだったが、東北では冬の雪やアイスバーンに長期間対応するために、11月の末ごろまでにはスパイクタイヤをはくのが恒例になっている。

関東の場合、どかっと雪が降って、ノーマルタイヤでバイクが動かない状態の日が年に5日ぐらいあり、そういう時にタイヤチェーンを装着して配達する。

このチェーン装着が、やはりそれなりに手間だし、いつまでもつけていると、チェーンはすり減っていくので、雪がある程度溶けたら外し、また、降ったら装着するということを繰り返すのが、通例でなかなか手間のかかる作業になる。

今年の夏に買った「リード110」は43000キロ、既に走っている年季が入ったバイクだったが、エンジンの調子も外観も良く、買って正解だった。

新聞配達用のスクーターにホンダの「ベンリィ50、110」
ヤマハの「ギア50」などがあり、このバイクのタイヤサイズと同じなので、同じタイヤチェーンを装着できるという利点がある。

例えば250のビックスクーターのタイヤチェーンがあるかどうかは、わからないが、メジャーな商品ではないと思う。

その点、100から120クラスで、10インチから12インチの内径のタイヤだと、それなりに販売数が多いのでシーズンになると一気に在庫切れでなかなか買えないが、事前に買っておくと、5000円前後で手に入るものもあるので、最低限、後輪だけ買っておけば冬でも、雪道でバイクを使って移動できる。

車のように暖房も防風も効かないし、安定性も2輪なので劣るが、省スペース、高燃費(リッター50~60キロ)、税金の安さ(125CCクラスなら軽自動車税2400円前後)と車を持つよりも圧倒的に安く済ますことができる。

個人的にホンダの「リード110」を選んだのは、前かごがつけられる普通のスクーターというのがでかい。

前かごは荷物の出し入れが簡単で重宝する。基本的には
シート下の収納が37リットルもあるので、
そこで納められるが前かごは横着できる。

さらにリードはオーバーキャリアといって、さらに大きめのキャリアを装着すると、重すぎるものはダメだが、体積がかさばるものを積むこともできて、なおかつ人も1人乗せられるという、人とモノを運べるバイクにできるというのが利点で、そのことを念頭に買うことにした。

モノが運べるバイクでいえば、プレスカブやギア、ベンリィなどあるが、人まで乗せられるのはなかなかない。

電車代やバス代も馬鹿にならないので、事故に気を付けて無茶な運転しないなら、バイクは使いようがある。今年はタイヤチェーンを既に買ってあるので、春までバイクが使えそうだ。

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