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Eutelsat社と英国南極観測隊が南極点にLEO衛星サービスを提供

Eutelsatと、極地科学と極地活動の世界的リーダーである英国南極観測局(BAS)との提携により、南極で低軌道(LEO)サービスが利用可能になりました。この技術は、南極の研究前哨基地における科学的活動における高度なデータ利用ニーズと、同基地に駐在するスタッフの接続ニーズに合致することを目的としています。Eutelsatは4月9日にこのパートナーシップを発表しました。

2024年1月に開始されるこのサービスは、BASが運営する南極のロセラ研究基地への接続を提供します。南極には重要な科学研究拠点が多数あるにもかかわらず、南極での通信・インターネット接続は現在、上り下りとも最大1~5Mbpsのソリューションに限られています。Eutelsat OneWebのサービスは、信頼性を大幅に向上させ、最大120Mbpsのデータレートを提供します。
南極地域にサービスを提供するため、Eutelsat OneWebは、通信の神である水星の「翼のあるサンダル」を表すラテン語にちなんでTALARIAと名付けられた独自のシステムを開発しました。このシステムには、チリに設置された地上局と、1000マイル離れたロセラ研究ステーションに設置されたユーザー端末が含まれます。

「Eutelsat OneWebを利用することで、ロセラ研究ステーションでの生活や仕事の接続性がどのように変わるか、とても楽しみです。帯域幅がこれほど広がるということは、通信接続にとって画期的なことで、大きなデータファイルの転送が可能になり、地球上で最も離れた場所の1つから生放送のインタビューを行う機会が得られます。これは、私たちの仕事のやり方や遂行できる科学の種類を変える可能性を秘めています。」と、英国南極地域観測所のエンジニアリング責任者であるジュリアス・リックス氏は声明で述べまhした。

【原文へ】Eutelsat, British Antarctic Survey Bring LEO Satellite Services to the South Pole

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