噛ませでキャラを立たせるのは、高等技術
簡単にキャラが立ちが出来そうに見えて、噛ませは非常に難しいのだ。
噛まれるキャラがどうでもいいキャラだと、噛むキャラが強く見えないし、噛まれるキャラが強いキャラだと、そのキャラのイメージを毀損することになる(ファンが萎える展開になる)。
かつての強キャラが新キャラに噛まれて、新キャラつえーとなった体験をした人がどれだけいるだろうか?
そうはならないのである。
一見手軽な手法に見えて
諸刃の剣。
高等技術。
それが噛ませによってキャラを立たせる方法である。
今まで私が目にした漫画で、
噛ませのキャラ立ちが、(多分唯一)最高だったのが、烈火の炎で無双していた門都(裏麗死四天)を紅麗が瞬殺するところだ。
最高の噛ませ演出だった。
死ぬほど紅麗がカッコよかった。
しかしこれは例外で、
昔からいるキャラが新キャラに噛ませにされる展開で成功しているのは、ほぼみたことがない。つまり噛ませは基本悪手。よほど上手くなければ、むしろ使わない方がいい手法なのだ。
代表的なもので言えば、
ドラゴンボールの
フリーザを新キャラのトランクスがあっさり倒してしまう所
トランクスすげー、とはならなかった。
フリーザのキャラの威厳が崩壊しただけだった。小学生ながらに、フリーザの凋落が悲しかった。
あとはバキにおける噛ませ展開のほぼすべて。
唯一、花田がトバに噛まれるのは良かった。花田自体がそんな魅力的じゃない上に、新たに出てきたトバに知名度があったからだ。
後のバキの噛ませシーンは。。。つーかバキは噛ませでキャラ立ちさせることがとても多いが、