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【三章】求刑死刑、無期などの少年事件

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求刑死刑や無期懲役、その他気になる少年事件をまとめています。
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#少年法

女子高生コンクリ事件 主犯以外の少年

この事件は数ある少年事件の中でもネット上では特に有名過ぎて、他所で沢山の方々に取り上げられているので今更内容を記す事はしない。 まだよく知らない方は下記に高裁の判決文のリンクを張り付けるので目を通していただきたい。 主犯4人のうち3人が再犯をしたことはご存じの方も多いのではないかと思うが、【月刊ゼンボウ1989年11月号】に掲載された冒頭陳述書には9人の少年が登場する(内8人が実名掲載) 最近は減ったが、少女の暴行に加わったのは100人という悪質なコピペが出回り、別の少年事件

マルヨ無線事件 共犯W崎少年(17)

マルヨ無線事件と尾田信夫死刑囚は事件に関心があれば一度は聞いた事がある有名な事件だが、共犯者の17歳の少年に関しては殆ど触れられていない。 ここではその少年Wについてまとめた。 (尚、尾田の請求棄却のD1-Lawでは実名掲載だが記事中はイニシャルにした) マルヨ無線事件とは昭和41年12月5日に福岡市下川端町の電器店に閉店後にに「買った電池のサイズが違っていたから交換してほしい」とW崎が来店し、心よく対応していて油断した宿直の店員男性二名に隠れていた尾田とハンマーや登山ナイ

犯行時17歳に無期 船橋明大生強盗殺人

2001年4月に少年法が改正され、それまでは18歳未満の少年には無期刑で処断する時は刑を緩和して10年以上15年以下の有期刑を宣告しなければならなかったのが、『例外的に犯罪内容の重大性、遺族の処罰感情、法的安定、社会秩序の維持の見地からやむを得ない場合は無期刑を宣告しうる』となった(この改正で有期の上限も20年に引き上げられた) この事件はその二ヶ月後発生し、初めて犯行時17歳の少年に刑の緩和なしでの無期刑が宣告される事になった少年法を考察する上では重要な事件。 しかし、少年