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【古生物に学ぶ】縮小していく市場で選ぶべき選択肢とは?

4億5000年前、当時存在したイアベトゥス海が大陸変動により縮小、そして、4億年前完全に消滅するに至る経過の中で古生物が選択した動きが、現代のビジネスにも相通じるものあると思いましたのでご紹介します。

生息地が狭まる中、生物が選んだ選択肢は!?

生息地が狭くなることで、その分生存競争激化します。生物の中には、ダンクルオステウスのように巨大化するものもいました。そして、ユーステノプテロンは、結果として海を去る選択肢(川→陸)を選ぶ。

現代のビジネスに置き換えると・・・

この選択肢をビジネスに置き換えると、

1、巨大化は、今までの既存の市場に執着して「売上向上」を選択した。

2、海を去るは「新たな市場」を作ることを選択した。

このように置き換えることができると思います。

結果論で言えば、新たな市場を目指した生物の方が『多様な進化』をもたらすことになった。

大きな市場変動があるときだけの選択肢なのか?

『企業にとって、本業の仕事は三種類ある。(1)今日の事業の業績をあげる。(2)潜在的な機会を発見し実現する。(3)明日のために新しい事業を開拓する。これら三つの仕事には、それぞれ異なるアプローチが必要となる。異なる問題提起が必要となる。したがって、結論もまったく異なったものとなる。(中略)三つの仕事は重なり合う。したがって、一つの統合された戦略が必要である。(「創造する経営者」P・F・ドラッカー著)』

このドラッカーの言を、古生物の上記2選択肢に当てはめてみると、会社は、同時に行っていくべきことだということになりますよね。

それは市場が縮小していく時に限定されるものではなく、常にそうであるべきだと言うのです。

現在のように縮小していく市場で、尚更従前通りに売上向上を目指すだけでは命取りになることを肝に銘じていきたいと思います。

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