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人口減少は、市場の砂漠化!?どう対応する!?

日本の人口は、どんどん減っていくことは皆さんのご存知だと思います。これは如何なる業種にとっても、市場事体の減少を意味しています。

そして、されは取りも直さず「労働力人口」も比例して減っていくことをも意味している為、労働保険・社会保険の手続代行をしている社会保険労務士にとってもは、手続数事体も減っていくことをも意味しています。

このことをいつの段階で各々が実感として体感できるようになるかは解りません。ですが、いつかは訪れることだけは間違いないと思います。

このことは「人口減少が理由」の「市場の砂漠化」と例えることができるのではないでしょうか。全部が砂漠になるのではなく、砂漠の中にもオアシスはあります。そのオアシスの中で事業展開していく。そのようなイメージです。

人類は自然環境の砂漠化にどう対応したのか?

過去の人類の歴史の中で、理由は異なりますが「自然環境の砂漠化」にどう対応したのかを、何かの参考になるかもしれませんのでご紹介したいと思います。

『結局、居住地も生活様式も変えなかった連中は、乾燥化の挑戦に応じなかったために、絶滅という罰を受けた。生活様式を変え、狩猟者から羊飼に転身することによって、居住地を変更することを回避した連中は、アフラシア・ステップの遊牧民となった。(中略)生活様式を変更しないで居住地を変更する道を選んだもののうち、北方に移動した低気圧帯のあとを追い乾燥を避けた集団は、はからずも北方の季節的な寒気という新たな挑戦にぶつかり、この挑戦がそれに屈服しなかったものの間に新たな応戦を引き起した。一方、南のモンスーン地帯に後退して乾燥を避けた集団は、熱帯の変化のない気候の発散する催眠的影響を受けて、眠ったような生活に入った。五番目に、そして最後に、乾燥化の挑戦に対して、居住地と生活様式をともに変更して応戦した集団があった。そしてこの類例の少ない二重の反応こそ、しだしに姿を消してゆくアフラシア草原の未開社会のいくつかからエジプト文明とシュメル文明とを創造した動的な行為であったのである。(「歴史の研究」第二章 文明の発生より A・J・トインビー著)』

整理してみると

1、「居住地」「生活様式」のどちらも変えなかった

2,「居住地」を変更せず、「生活様式」を変えた

3,「居住地」を変更(北)したが、「生活様式」は変えなかった

4,「居住地」を変更(南)したが、「生活様式」は変えなかった

5,「居住地」を変更し、「生活様式」も変えた

まとめ

上記の5つのパターンをどう捉えるかは人それぞれです。

「居住地」を「市場」と捉えるかといるでしょうし、「生活様式」を「事業とは何か」と再定義される方もいらっしゃると思いますが、是非ご参考にしてみて下さい。


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