【アレキサンドロス大王】ただ『希望』のみ！

ギリシア文化とオリエント文明を融合させる切っ掛けを作ったアレクサンドロス大王は、ペルシャ遠征へ出発する前に、全ての財産を臣下に分け与えたと言われています。

不審に思った臣下のペヅディッカスは「王はいったい何を持って出発されるのですか？」と尋ねた。それに対して、アレクサンドロスは「ただ一つ！希望という宝を持って出発するのみ！」と言ったとされています。

これを聞いたペルディッカスは、「ならば我々もそれを分けて頂きましょう」と、自分に割り当てられた財産を辞退し、また臣下の多くもそれにならったそうです。

「人生には、希望がなくてはならない。いや、あらゆる人が希望の中に生きているのではなかろうか。もし希望のない人生に生きている人がいるとすれば、それは敗残者である。」

先行き不安な社会に生きる私達だからこそ、「希望」ある人生を歩まねばならないのでは？と思う今日この頃です。