笹岡秀旭と7つのケミストリー

第一回順位発表式という一つのターニングポイントを迎えたPRODUCE 101 JAPAN SEASON2 であるが、現在33位の笹岡秀旭（ささおか・ひであき）の周りには日々続々とケミストリー（ケミ）が生まれている。

多くの先輩国プからは「（放送期間中の）ケミ推しはするな」と実体験から来るありがたい助言を頂戴しているし、実際第一回順位発表式で笹岡のケミとなった練習生が脱落していくのを見ると「これがケミ推しの奈落か....」と喪失感でいっぱいとなった。しかしながら推しが色々な練習生と仲良くなっていく姿をビハインドで見られるのはこの上ない喜びでもある。

いきなり見知らぬ60人の中に放り込まれて不安を感じない練習生はいないだろう。しかも番組の中で順位を競い合うことが決められた60人である。仲間でもありライバルでもある同世代の男の子がどのように交流を深め絆を作り上げていくのか。できれば不安も喜びも分かち合い日々笑い合える仲間に出会ってほしいと思うのもまた親心（プ心）である。荒波のような放送期間中、ケミを見つけては推しの合宿所生活が楽しく充実したものであることを祈る。ケミは国プの心の安定剤なのだ。

ここで笹岡秀旭から生まれた7つのケミとその練習生たちをご紹介したいと思う。あくまでも一介の笹プから見たケミなので、ケミ名は笹岡中心になってしまっていること、ビハインドなどで仲が良いと思われた練習生を中心にピックアップしていることをご容赦願いたい。

村松健太くん【笹松】

本放送の「事前予習SP」で「独特すぎる練習生」として「僕ああいう人が大好物というか好きなので」笹岡の名前を挙げてくれた村松健太くん。
オンタクトの時点で村松くんの溢れ出る個性に注目していた国プはかなり多かったと思われるが、本放送開始前に「独特すぎる練習生に独特って言われる笹岡くんて....」と印象づけてくれた、笹岡にとっては大恩人である。

初回放送では38位村松くん、39位笹岡と隣同士で座り、2人の会話の様子がたびたびカメラに映された。初回放送の笹岡の分量はかなり少なかったが、それでも村松くんと隣同士だったことで村松プの皆さんが「村松、大好物の笹岡くんと隣になれてよかったね！」と2人の仲睦まじい様子を喜んでくださる様子がTLに流れてきた。笹プが初回放送を乗り越えられたのは村松くんのおかげと言っても過言ではない。

笹松を語る上で欠かせないのが「叩いてかぶってジャンケンポンバトル」である。独特すぎるが故に「混ぜるな危険」とまで言われた2人の掛け合いは、ついこの間初めましてと挨拶した者同士とは思えないほど熟練の域に達している。同学年ということもあるのか笹岡が年相応の男の子らしくガハハと口を開いて笑い、村松くんに心を許している様子がよくわかる。村松くんは1人でもYouTubeチャンネルが成立しそうな達者な喋りの持ち主であるが、テンパりそうな時には常に冷静な笹岡が隣にいて欲しい。

小林大悟くん【笹林】

レベル分けテスト「DU  Quintet」で笹岡と同チームになった小林大悟くんも、「事前予習SP」で笹岡の名を挙げてくれた大恩人の1人である。
「絶対いい人だと思ったんですよ。仲良くなりたいなと思いました。笹岡さんです」と少年らしい愛らしさで答える小林くんの様子を見て「......いや君こそ絶対性格いいよね？」と思った国プは少なくなかっただろう。

「DU  Quintet」では自ら盛り上げ役を買って出てチームの士気向上の役目を果たしてくれた小林くんだが、未経験ながらレベル分けテストで審査員を魅了しAクラスに抜擢された後、ステージ上の態度を注意されたり、その後の再評価ではAクラスからBクラスへ移動を余儀なくされるなど苦難が続く。そんな状況でも、常に熱い心で己の真摯さと謙虚さを胸のうちだけでなく言動に表すのが小林くんの良さだ。

笹岡はそんな小林くんに常に寄り添い、温かい言葉をかけ、時にはぎゅっと抱きしめている。笹岡の順位が発表された時、恐らく1番喜んだ様子がカメラに映されたのが小林くんだ。兄弟のような深い絆を感じさせる笹林ケミであるが、実は実生活では小林くんが長男で笹岡が末っ子というのもケミ推しの心をくすぐるポイントでもある。放送を重ねるごとにその魅力を更新する小林くんと笹岡がまた同じチームとなる日が待ち遠しい。

阪本航紀くん【笹阪】

本放送の前に公開された「Let Me Fry〜その未来へ〜」のチッケムで、笹岡と隣同士だった阪本航紀くん。その立ち位置からほぼ全ての場面で笹岡が映り込んでおり、また最後の「さあ君が」で互いに見つめ合い指をさすアドリブは見るもの全てを笑顔にさせてしまう威力を持っている。このアドリブは笹岡側では見られないため、定期的に阪本くんのチッケムを見に行く笹プは相当数いると思われる。

アドリブの雰囲気の良さから「笹阪はケミであってくれ....」と願う中、第一回本放送からじわじわとケミの証拠を残して行く笹阪。ビハインドを中心にその分量は日に日に増え、ついに4/24の未公開シーンの冒頭で笹阪が世に出ることになった。「笹阪〜距離が近いよ(ﾃﾞﾚ)」と歓喜に沸くTL。第一回順位発表式後、満を辞してVRSQUAREで笹阪2人でのリアクションが公開されたが、順位発表式での衝撃と「ついに笹阪が公式へ」との喜びで情緒が乱れる笹プであった。

見ていて楽しくなるようなアイドルらしい笑顔と確かな歌唱力の持ち主の阪本くんは、グループバトル「&LOVE」でそのポテンシャルを遺憾なく発揮して40人への残留を決めた。歌への誠実なアプローチと振りの解釈や表情管理から彼の理想とするアイドル像が垣間見られ、スキルもスター性も申し分ない。笹岡と末永く良き仲間、良きライバルでいて欲しい練習生である。

安江律久くん【笹ﾄｩｲ・ササエさん】

第3話のグループバトル「I NEED U」で共に1組として戦った笹岡の戦友・安江律久くん。笹岡とはグループバトルの放送前に公開された「歩数計ダンスバトル」では明るいキャラの安江くんに振り回されてばかりいる笹岡の様子が映し出され、そのビジュアルの強さと只者でなさっぷりが笹プの中で話題となった。

今でもなお面影を求めて多くの国プが亡霊となっている「弁当少年団」の名付け親でもある。安江くんの高音ラップと歌声の美しさ、ステージ上に映えるビジュアルは放送後に大きな話題となった。笹岡とは第一回順位発表式後に公開されたFR SQUAREでグループバトルの間の出来事やお互いの印象について語っており、その言葉の端々にスキルや人間性において絶大な信頼を寄せている仲間同士であることが伺えた。半ズボンの衣装を履く2人が照明のライトで膝を温め合っていた様子もまた微笑ましい。

弁当少年団はグループバトルでは敗者となり、安江くん自身も順位が10位も上がりつつも40位圏内に残らず脱落となった。しかし弁当少年団を記憶に残るチームとして存在づけた1番の立役者は間違いなく安江くんである。常にポジティブマインドの安江くんは笹岡にとって陰陽の関係、かけがえのない盟友であるがゆえに、彼の脱落は心から惜しまれる。笹プ一同、安江くんが表舞台に出て来る日を心待ちにしている。

中野海帆くん【笹帆】

第3話までは放送で直接的な絡みを見ることはほぼ皆無だった中野海帆くんと笹岡だが、第4話にきて急に「これはケミなの.....？」と笹プの心をときめかせた。「無限大1組」の待機室で息ぴったりのリアクションを見せてくれた2人の様子は「無限大3組」と存在しないグループが出来上がってしまうほどに、仮でありながらも（主にTwitter上で）話題となったのである。

中野くんと笹岡とはグループバトルで同じ「I NEED U」を1組2組に分かれて戦い合った同志である。ビハインドでは明確に描かれてはいないが、2組には面倒見のよい福田翔也くんがいたことから、恐らく合同で練習を行うなどの交流もあったことだろう。日プ2を代表するラップ巧者であり、身体能力も抜群な中野くんは、そこはかとなく漂う無骨さと常にぬいぐるみを伴っている可愛らしさとのギャップを両立させている極めて稀なキャラクターである。

コンセプト評価の曲決めでは他ファンダムより早い段階で「Goosebumps」に決定した笹岡ファンダムであるが、徐々に各ファンダムが参戦を決めていく間も中野海帆くん待望論が根強く残っていた（私もその1人）。満を辞して中野くんの「Goosebumps」参戦が決まった時、ラッコさん達（中野くんのファン）からの「笹岡くんが参戦すると聞いてファンダム内での流れがGooseに一気に傾いた」との複数の声をお見かけした。当人同士だけでなくプ同士も相思相愛のケミである。国プの皆さん「Goosebumps」に笹帆のご投票何卒よろしくお願いいたします。
（5/12現在投票は終了しています。ご協力ありがとうございました！）

宮下紀彦くん【笹宮】

未公開シーン「グループバトル課題曲発表の舞台裏」にて、笹岡と宮下くんが隣同士で歩いている様子が映し出された。この頃の笹岡はとにかく放送分量に恵まれず、笹プはほんのわずかな映り込みを宝物のように大事にして妄想を広げることで慰め合っていた時期である。日プ2きっての美少年宮下くんを伴う笹岡の姿に「笹岡ァ！まーたかわいい子連れちゃって〜」と「笹岡可愛い子大好き論」が高まっていた（ちなみに宮下くんは笹岡の年齢の一つ上である）。

分量に恵まれなかったのは宮下くんも同様だった様子で、とにかくこの2人はクラス分け後の練習期間中にどこで・誰と・何をしているのか全くと言っていいほど見えてこなかった。しかし笹岡にはこのクラス分け期間中、ある変化が起こっているのを笹プは気づいていた。「あれ...笹岡急に筋肉ついてない？」笹岡の骨格美をこよなく愛する笹プは、笹岡の首のラインがわずかに変わったことを見逃さなかったのである。

その答えは先述の阪本くんと出演した第一回授賞式後のVR SQUARE内で笹岡から語られる。合宿期間中の心の支えとなった練習生として、宮下くんの名が上がったのである。感染症予防対策として練習生には個室が与えられている。笹岡はビデオ通話で繋ぎながら宮下くんと共に腹筋や腕立てなどを行い、心の支えとなったと話す。宮下くんはその可愛いルックスと共に、鍛え抜かれた筋肉も話題になった練習生だ。マイスタ1位の常連でもあり、常にファンの方への思いやりを忘れない誠実な心の持ち主でもある。そんな宮下くんと過ごす時間は笹岡の心のオアシスとなったことだろう。宮下くんがまたどこかでアイドルを目指してくれたらとても嬉しい。

【番外編】池﨑理人くん【笹リヒ】

池﨑理人くん。言わずと知れた強ビジュアル、そしてその顔面の良さを自らぶち壊しにいくギャグ線の高さで有名な練習生である。これまで笹岡との絡みは全くと言っていいほどなかったが、第5回の本放送で、ノーマークからの急な割り込みを見せたのである。まずは「練習生が選ぶビジュアルセンターは誰！？［イケボ編］」を参照されたい。ここで笹岡は「僕の方が年上なのにタメ口だった.....」と語っている。

続く本放送中での「ナイトルーティン」では池﨑くんがお休み前に試聴している動画が笹松の「叩いてかぶって」であることが発見される。2人の関係性を匂わせに匂わせて来ているわけだが、ここにきて決定的な証拠(?)となったのが、未公開シーン「第一回順位発表式の裏側」である。

笹岡は見慣れない金縁の丸メガネをかけているのだが、「メガネさっき理人にもらいました、レンズないやつです、伊達メガネもらいました」と嬉しそうに話しているのである。

理人に？さっき？もらいました？伊達メガネを？？

なぜいきなり伊達メガネをあげるんだ理人。タメ口といい君の距離感ちょっとバグってないか。ていうか君たちいつ仲良くなったんだ。笹プを混乱させたこの謎は今後のビハインドできっちり見せてくれ......（gooseに来てくれたら嬉しいよ.....）

コンセプト評価投票のお願い

.........というわけでここまでで笹岡秀旭と7つのケミストリーをご紹介しましたが、笹岡は誰とでもケミストリーを起こせる汎用性の高い練習生です。あなたの推しの魅力をさらに輝かせること請け合いです。国プのみなさん、笹岡と皆様の推しが絡んでいたらぜひ温かく見守っていただけると幸いです。

そしてもしまだ未投票でしたら、笹岡秀旭のコンセプト曲は「Goosebumps」に何卒お願いいたします。
（5/12現在投票は終了しています。ご協力ありがとうございました！）